朝1分間の読書。
この2月4日からの朝1分間読書が習慣化されまして、非常にたくさんの本を読ませて頂いております。並びに、たくさんの本を購入していて「この本の中身紹介したいな!」と思うものが山積みになってきてるんですね。
そんな中、今日は何を紹介しようかなと思った瞬間、実はある方から「お子さんにも聞かせてもらいたい」って言うことで届いた、このお話を今日はお伝えさせて頂きます。お子さんと一緒にお聞きいただけると嬉しいです。
えがおのタネ
ある村に、貧しいけれど正直で思いやりのある若者が住んでいました。
ある日若者は、物売りのおじいさんからあさりを買いました。
家に帰ってあさりを味噌汁の中に放り込むと、貝の口が「パカン」と開いて、中から美しい真珠が飛び出しました。
若者はびっくり仰天!
おじいさんに「おいらはあさりは買ったが、真珠は買っていないから」と真珠を返しに行きました。
おじいさんは若者の正直な心に感動して言いました。
「お前の心は清らかで欲がない。お礼にえがおのタネをあげよう。きっとお前にふさわしい実がなるじゃろう...」
そして、懐からビワの種を1つ取り出して若者に渡しました。
「おいら、びわが大好きなんだ、ありがとう!」
若者は家に帰るとすぐに庭に種を埋めました。
不思議なことに一夜で目が出て、3日目には立派な木に育ち、美味しい実がなりました。
そこで若者は、村人たちに琵琶の実を配って回りました。食べた人の笑顔を見て、若者も笑顔になりました。
そしてすっかり実を取り尽くした時、木から音が聞こえてきました。
カランコロン♫ リンリンリン♫
今度は琵琶ではなく鈴が実っていたのです。それは心がウキウキする明るい音色でした。
鈴の実のなる木の周りにはたくさんの人が集まり、みんな笑顔になっていきました。その評判はついにはお城にまで届いて、お殿様もやってくることになりました。
しかし、その前の日に大風が吹き、鈴の実は一つ残らず落ちてしまったのです。
若者はうなだれました。
鈴の実が聞けなかったら、お殿様からお叱りを受けるかもしれないのです。それでも若者は「正直に話すしかない!」と決心しました。
そして、到着したお殿様の前に進み出ました。
すると瞬間、カランコロン♫ リンリンリン♫ と音が聞こえ始めました。
「あっぱれ!あっぱれ!」
お殿様は大喜び。若者に褒美を与え、笑顔でお城へ帰っていきました。
鈴の実がないのに、なぜ音が聞こえてきたのでしょうか。
それは実は鳥たちのさえずりでした。若者の清らかな心に、天が味方してくれたのでしょう。
それからは、鈴の実がなることはありませんでしたが、木には毎年、美味しいびわの実がなり、鳥たちのさえずりも聞こえて、みんなを笑顔にしてくれたと言うことです。
お母様方へ
真珠返したお礼がびわの種だと言うと、普通なら損をした気持ちになるところですが、若者は喜んで受け取りました。
それは若者の行動の基準が損得ではなかったからです。
若者が貫いたのは正直さでした。
その結果、自分も周りも笑顔になると言う家宝を得ることができました。損得勘定では心の豊かさは得られないのです。
はい、このメッセージも添えてくださっておりましたが、皆様いかがですか。
素敵なメッセージですよね。
正直に生きるって言うことがどれだけ重要なのか。
損得勘定では心の豊かさは得られない。
周りにどれだけのご恩を返すことが出来るのか?
周囲が笑顔になるのはどうすればいいのか?
正直者が馬鹿を見ない時代になるって言うことを、5年前から語っておりましたが「悪が露呈する」ある意味、自分さえよければいいんだって言う発想ではなく、
どうすれば、周囲の方に喜んでもらえるのか?
どうすれば、目の前の方の笑顔を見ることが出来るのか?
正直に生きる力!
ある意味、素直の心を持つマインド、これってとっても大切なポイントではないかなと思うんです。
若者の行動の基準が損得ではなく、若者が貫いたのは正直さ。
正直さって大事ですよね。
学びを深めさせて頂きました。
たくさん紹介したいメッセージがあるんです。
従って、もしかしたら、今週はこのように書籍からとか、友から頂いたメッセージであったり、心に深く残った感動のお話をお伝えしていくかもしれません。