毎週木曜日は「読み物の日」としまして、書籍や雑誌、新聞などから見つけた学び多きエピソードを朗読の形でご紹介させていただきます。 リスナーの皆様にとっても心に響く物語が見つかれば幸いです。 本日はどんなエピソードが紹介されるのか、楽しみにしてください。 深く潜ると人生は豊かになっていく。 歳を重ねていくことで、人間というものがもっと面白く感じるようになりました。 苦しんだり、悩んだり、怒ったり、笑ったり、楽しんだり… とても忙しい。 全く厄介ながら、実に面白い生き物です。 そんな書き出しで本書を始める私も、もちろん人間です(笑い)。 2024年の5月で還暦を迎えました。 少々変わり者なのか、幼い頃から歳を取ることが楽しみで仕方なかった私は、10代の頃は早く20代に、20代になると30代に、30代になると40代にと望んできました。 そして、そんな調子のまま、いよいよ60代に突入したのです。 喜怒哀楽をむき出しにしながら生きてきました。 恥ずかしいこともいっぱい体験しました。 嘘もたくさんついたし、人を悲しませたことだってあります。 実際の話、年齢を重ねていくことは、すなわち辛いことが増えていくことでもあります。 まだ五十肩の後遺症が残っているので、腕を回すと肩が痛いです。 歯茎からちょっと血が出ることも増えてきました。 たまに深夜まで起きてしまうと、翌日はしんどさがなかなか抜けません。 髪の毛は…これは昔からないので大した変化はありませんね、幸いなことに。 ずいぶん代謝も悪くなってきましたから、ダイエットを試みても体重の減り方がゆっくりです。 還暦の記念としてホノルルマラソンにチャレンジする予定ですが、本書が形になる頃には終わっています。 トレーニングに勤しんでも、翌日に疲れが残ることしばしばです。 「あ〜俺の体も変わってきたなぁ…」 そんな思いがよぎることが日常的になりました。 このメッセージからスタートする鈴木七沖さんの新刊『魂のふかいところへ』 今回、ありがたいことに最初に予約をしていたことによって手元に届き、読ませていただきましたが、まず表紙の帯に書かれている 「編集力」のプロが本気で伝える意識と感性の磨き方 モノはもういい。 真の豊かさ を手にしたいあなたへ。 これ、ここに全てが込められてるなと思うんですね。 私も今年、全捨離しました。 そして今また、自分の中...
あまり マイナスの話はしたくない私ではありますが、これはどうしてもシェアしておきたいなと思う事柄がありました。Voicyリスナーの皆様にお伝えさせてください。 10時30分ラストオーダーのお寿司屋さんに入った時のことです。 時間は10時10分、夜の10時10分。 そのタイミングに、ほんの少しだけビールを飲んでおつまみを頼んで、そして少しだけお寿司食べたいなと思って入りました。 「ラストオーダー10時半ですがよろしいですか?」 「はい、大丈夫です」 カウンター席に座らせていただきました。そしてビールを1本頼んで、おつまみを取って、そしてお寿司を食べて、気持ちよく最後の1日を振り返りながら非常に一人時間を堪能してたタイミング。 そのタイミング、私はカウンター席にいたということもありまして、厨房の中にいらっしゃる板さんが片付けを始めました。ボックス席にはまだまだたくさんお客様がいらっしゃいました。そしてまた次から次へと海外のお客様が入って来られます。その度にお断りをされていました。 そんな中、板さんが片付けるお姿があまりにも衝撃的だったんです。本当にショーケースの中にあるネタを、きっとそのネタは明日のお寿司に使うネタです。そのお寿司のネタをバットの中にバサ!バサ!バサ!と、まるで物を捨てるようにバットの中に入れ、そして音をガチャガチャと鳴らしながら片付けをするその様。 その時私は最後の締めの巻物を食べてました。冷茶お願いしたところ「有料ですがいいですか?」って言われたので「はい、結構です」ということで、有料で冷茶を頼んで、そして最後の締めの巻物を食べてる時、食べ終わった後にその方が 「今度はゆっくり来てくださいね」 とおっしゃいました。 私はその時、食べ終わった後に一言だけ、本来言うべきことではなかったのかもしれませんが、どうしても気になったがゆえに、そこの胸元にあった名札を見ながら 「〇〇さん、最後の片付けがあまりにも乱暴でびっくりしました。〇〇社長、悲しまれます」って言って、そして席を立ち、21年間通っていたお店っていうこともあって、レジには昔馴染みのお姉さんがいらっしゃったがゆえに 「最後の後片付けがあまりにも乱暴すぎて残念でした」 ていうことは、言葉に出させていただきました。 その店ができる前から知っていて、その店ができてからも社員と共に何回も行き、たくさんのエピ...