毎週木曜日は、読み物の日として、書籍や雑誌、新聞などから見つけた学びを、エピソードを朗読の形でご紹介します。リスナーの皆様にとっても心に響く物語が見つかれば幸いです。それではお聞きくださいませ。 2024年8月7日 今日の言葉:「菩薩」に会った 今日、菩薩にあった、そんな思いがした一日でした。 それは坪崎美佐緒さんであります。 坪崎さんのことは、大久保寬司さんのお話を聞いて知りました。 大久保さんの話というのは、いつもお世話になっている村上信夫さんの次世代継承塾で対談なされているのを聞いていたのでした。 オンラインでの拝聴だったのですが、なんと素晴らしい方がいらっしゃると感じ入ったのでした。 大久保寬司さんというのは、日本IBMでCS部長をなさっていた方で、退社されてからは「人と経営研究所」を設立されている方であります。 大久保寬司 人と経営研究所 次世代継承塾で話をされていたことに、 「幸せな人は幸せな生き方を選択している人」だと仰せになっていました。 相手が何を言うか、それは相手の自由です。 世の中にはいろんな考えで生きておられる人たちがいます。 ただその相手の言動や行動にどう対応するかは自分自身の選択なのです。 「幸せな生き方を選択するとはどういうことか、物事の見方考え方捉え方」なのだというのです。 具体的に人から嫌なことを言われたとします、 その時にそれに真っ向から相対して、腹を立てたりしては、それは不幸せになります。 大久保さんは 「ところが嫌なことを言われたときに、嫌なことに対応しないで、この人はなんで嫌なことを言うんだろうと、その問題がどこにあるのだろうと言う興味関心が深くなる」というのです。 きっと相手にはそうする理由が必ずあるはずだと考えてみるそうです。 そしてそれを理解した時に相手は変わるのだというのです。 「人を変えようとしても変えることはできないのです。 人は理解された時自分で変わっていくんのです。」というお話に私も深く感銘を受けました。 そしてそのような生き方を実践している人がいるというのです。 大久保さんは、「北の菩薩」だとおっしゃっていました。 今の世に「菩薩」と呼ばれるような人がいるのだろうかと興味を持ちました。 坪崎美佐緒さんという方だと聞いて、その著書もあるというので、早速取り寄せて読んでみました。 『いま、目の前にいる人が大切...
毎週水曜日は、リスナーの皆様からの質問にお答えするコーナーです。 仕事のことや、人生のことで 知りたいこと、悩んでいること お寄せいただいたご質問に、私の考えでお答えさせていただきます。 あくまでも、一つのものの見方、考え方の参考になれば幸せです。 さて、今日はどんな質問が届いてるでしょうか? ちょっと見てまいります。 お待ちください。 ペンネーム 、のんたん、女性からです 質問内容: 朝倉先生、こんにちは。 職場であった事です。朝倉先生のお考えを知りたくてご質問させてください。 ビジネスマナーの中の「多様性」についてです。 私は今生薬ではありますが製薬製造会社に勤めております。 我が社は新入社員教育時に、本社教育として様々な教育の中のひとつとして、ビジネスマナーの中で髪の色についても、色ナンバーを提示しながら教育を行っています。ここまで行うのは、主に営業職があるからだと理解しております。 その後、実際に勤務する各拠点で同じように、おさらいの意味でビジネスマナー教育はしています。(総務課教育担当者に確認) 今回2年前に入社された製造部20代前半女性が、5月連休明けから、突然金髪👱で出社しております。 総務課の教育担当者も認知しておりますが、「困ったものだ」で終わり、本人への注意には至りませんでした。 以前品質管理部所属の方は同様な状態の時は直属の上司がお話しされ、少し栗色気味になりました。 今なお金髪の製造部の方の上司は、「今は多様性の時代だから、そこまで言わなくても良いと思う。仕事は真面目で前向きによくやる子なのだから。製造部であり、社外の方との関わりがないところだし、髪色で仕事の仕方が変わるわけではない。あまり厳しすぎると働き手がいなくなるよ」という意見でした。 確かに、仕事を真面目に前向きに行っていれば、髪の色は問題ない!ということも理解できる部分ではありますが。 社規で決められてるものではなく、あくまでビジネスマナーとしての教育。という意見でしたが。 私は、古い考え方なのでしょうか?表舞台に立たない製造だから、多様性の時代だから、ビジネスマナーでの教育に沿わなくても良いという考えには同意できない自分がいます。 製造であろうと外部の方と接する部署であろうと会社の社員は同じだと考えます。 「多様性」の使い方も受け取り方も違うように思えるのです。 とは...