子供の頃「ちゃんと考えてから話して!」と言われたことはないだろうか。もしくは、上司に「ちゃんと考えた?」と言われたり部下の話を聞いて「こいつ、ちゃんと考えたか?」と思ったりしたことはないだろうか。 ではちゃんと考えるの 「ちゃんと」 とは具体的にどう言うことか教わったこと、教えたことはあるだろうか。「ちゃんと考えて!」と言われたことがある人は思い出してみてほしい。 あの時あなたは何も考えていなかっただろうか?そんなわけはない。自分なりに考えていたはずだ。 一説によると、人間は1日に1万回ほど思考している。今これを読んでいるあなたも、紛れもなくいろいろなことを考えてるはずだ。人間みんな考えている。なのに 「ちゃんと」 考えてる人と、考えていない人の差が生まれるのはなぜだろう。両者の差は考えている時間の長さ、量ではない。 例えば、徹夜でアイデアを考えたからと言って 「ちゃんと」 考えたとはならないだろう。大事なのはアイディアの質ではないだろうか。そう 「ちゃんと」 考えてる人と、考えてない人の差は思考の量ではなく 思考の質 なのだ。 新入社員であれば思考の量で評価されるかもしれない。一生懸命考えたことが可愛げとして受け取られることもある。しかしそれは若さが武器になるうちしか通用しない。 年齢を重ねるほど、一生懸命考えただけでは通用しなくなる。また今後は量で評価される思考はAIに簡単に代替されてしまうだろう。誰もが量ではなく質で勝負しなければいけない時がやってくる。 量がいずれ質に変わると言う人もいるが、残念ながら思考は勝手には質に転化しない。なんとなく考えただけでは、いつまでたっても 「ちゃんと」 考えたことにならないからだ。 なんとなく考えたことをあるタイミングで、良質な思考に転化させる必要がある。 そのタイミングが人に話す前だ。 本書は頭のいい人が話す前に「何をどうちゃんと考えているのか?」を明確にすることで、誰もが思考の質を高め、頭のいい人になれることを目指して書かれた。 テーマは知性とコミュニケーション 人間は考える足であり、人間は誰かと関わらずには生きていけない。社会的動物である以上、避けては通れないテーマだ。「ちゃんと考えた?」と言われたことのある人は考えていないのではない。思考の質を高めるコツを知らないだけだ。話す前に少し注意力を働かせるだけで思考の質
あまり マイナスの話はしたくない私ではありますが、これはどうしてもシェアしておきたいなと思う事柄がありました。Voicyリスナーの皆様にお伝えさせてください。 10時30分ラストオーダーのお寿司屋さんに入った時のことです。 時間は10時10分、夜の10時10分。 そのタイミングに、ほんの少しだけビールを飲んでおつまみを頼んで、そして少しだけお寿司食べたいなと思って入りました。 「ラストオーダー10時半ですがよろしいですか?」 「はい、大丈夫です」 カウンター席に座らせていただきました。そしてビールを1本頼んで、おつまみを取って、そしてお寿司を食べて、気持ちよく最後の1日を振り返りながら非常に一人時間を堪能してたタイミング。 そのタイミング、私はカウンター席にいたということもありまして、厨房の中にいらっしゃる板さんが片付けを始めました。ボックス席にはまだまだたくさんお客様がいらっしゃいました。そしてまた次から次へと海外のお客様が入って来られます。その度にお断りをされていました。 そんな中、板さんが片付けるお姿があまりにも衝撃的だったんです。本当にショーケースの中にあるネタを、きっとそのネタは明日のお寿司に使うネタです。そのお寿司のネタをバットの中にバサ!バサ!バサ!と、まるで物を捨てるようにバットの中に入れ、そして音をガチャガチャと鳴らしながら片付けをするその様。 その時私は最後の締めの巻物を食べてました。冷茶お願いしたところ「有料ですがいいですか?」って言われたので「はい、結構です」ということで、有料で冷茶を頼んで、そして最後の締めの巻物を食べてる時、食べ終わった後にその方が 「今度はゆっくり来てくださいね」 とおっしゃいました。 私はその時、食べ終わった後に一言だけ、本来言うべきことではなかったのかもしれませんが、どうしても気になったがゆえに、そこの胸元にあった名札を見ながら 「〇〇さん、最後の片付けがあまりにも乱暴でびっくりしました。〇〇社長、悲しまれます」って言って、そして席を立ち、21年間通っていたお店っていうこともあって、レジには昔馴染みのお姉さんがいらっしゃったがゆえに 「最後の後片付けがあまりにも乱暴すぎて残念でした」 ていうことは、言葉に出させていただきました。 その店ができる前から知っていて、その店ができてからも社員と共に何回も行き、たくさんのエピ