毎週木曜日は読み物の日として、書籍や雑誌、新聞などから見つけた学び多きエピソードを、朗読の形でご紹介させていただきます。リスナーの皆様にとっても心に響く物語が見つかれば幸いです。 それではお聞きくださいませ。 キャプテンの航空教室 本日もJALグループの翼をご利用いただき誠にありがとうございます。 6月に入り、日本列島もいよいよ梅雨本番を迎え、天気のすぐれない日も多くなっているのではないでしょうか。本日はそんな梅雨時、私どもが操縦室で何をしているのかご紹介したいと思います。 -航路上に梅雨前線が停滞している時、特に発達した積乱雲が存在するエリアは避けなければいけません。雲の上を飛び越えて飛行できるのが理想ですが、積乱雲の場合非常に高く発達したり、その上を飛んでいても揺れたりすることがあるため、多くの場合左右に避けながら飛行することになります。 その際、操縦室ではウェザー・レーダーを使い安全な経路を探します。このウェザー・レーダーは航路上にある積乱雲などの発達した雲を探知し、その位置を色分けして操縦室にある飛行経路を示す画面上で知らせてくれます。その機能も時代とともに大きく進化しており、現在では積乱雲の位置だけではなく強い乱気流や雷の情報など、幅広く運行の支障になり得る現象を探知して知らせてくれます。まさに梅雨時には欠かせない頼もしい存在です。 しかし、実際にどの空域でどの程度の揺れが観測されたか、他の飛行機の揺れの情報などは当然ながらウェザー・レーダーでは把握することはできません。 しかし、実は揺れの情報は航空会社の垣根を超えて共有されていて、我々もその情報を地上で、フライトをモニターする運行管理者を通じて知ることができます。もちろん、出発前には天気の解説とともに揺れの情報の確認や予測を行いますが、状況は常に変わります。そのため、上空でも常に最新の情報をもとに計画の修正を行いながら飛行を続けていきます。 さて、梅雨前線が航路上ではなく離着陸する空港周辺に停滞している時には、さらに考えなければいけない要素が増えます。 例えば、前線の活動が活発化している時などは、連をなして次々と積乱雲が空港上空にかかることがあり、空港周辺の天候も刻々と変化するため、常に先の状況を予測しながら飛行します。 このように急激に空港周辺の天候が変化する時、交信している航空管制官からも最
あまり マイナスの話はしたくない私ではありますが、これはどうしてもシェアしておきたいなと思う事柄がありました。Voicyリスナーの皆様にお伝えさせてください。 10時30分ラストオーダーのお寿司屋さんに入った時のことです。 時間は10時10分、夜の10時10分。 そのタイミングに、ほんの少しだけビールを飲んでおつまみを頼んで、そして少しだけお寿司食べたいなと思って入りました。 「ラストオーダー10時半ですがよろしいですか?」 「はい、大丈夫です」 カウンター席に座らせていただきました。そしてビールを1本頼んで、おつまみを取って、そしてお寿司を食べて、気持ちよく最後の1日を振り返りながら非常に一人時間を堪能してたタイミング。 そのタイミング、私はカウンター席にいたということもありまして、厨房の中にいらっしゃる板さんが片付けを始めました。ボックス席にはまだまだたくさんお客様がいらっしゃいました。そしてまた次から次へと海外のお客様が入って来られます。その度にお断りをされていました。 そんな中、板さんが片付けるお姿があまりにも衝撃的だったんです。本当にショーケースの中にあるネタを、きっとそのネタは明日のお寿司に使うネタです。そのお寿司のネタをバットの中にバサ!バサ!バサ!と、まるで物を捨てるようにバットの中に入れ、そして音をガチャガチャと鳴らしながら片付けをするその様。 その時私は最後の締めの巻物を食べてました。冷茶お願いしたところ「有料ですがいいですか?」って言われたので「はい、結構です」ということで、有料で冷茶を頼んで、そして最後の締めの巻物を食べてる時、食べ終わった後にその方が 「今度はゆっくり来てくださいね」 とおっしゃいました。 私はその時、食べ終わった後に一言だけ、本来言うべきことではなかったのかもしれませんが、どうしても気になったがゆえに、そこの胸元にあった名札を見ながら 「〇〇さん、最後の片付けがあまりにも乱暴でびっくりしました。〇〇社長、悲しまれます」って言って、そして席を立ち、21年間通っていたお店っていうこともあって、レジには昔馴染みのお姉さんがいらっしゃったがゆえに 「最後の後片付けがあまりにも乱暴すぎて残念でした」 ていうことは、言葉に出させていただきました。 その店ができる前から知っていて、その店ができてからも社員と共に何回も行き、たくさんのエピ