あまり マイナスの話はしたくない私ではありますが、これはどうしてもシェアしておきたいなと思う事柄がありました。Voicyリスナーの皆様にお伝えさせてください。
10時30分ラストオーダーのお寿司屋さんに入った時のことです。
時間は10時10分、夜の10時10分。
そのタイミングに、ほんの少しだけビールを飲んでおつまみを頼んで、そして少しだけお寿司食べたいなと思って入りました。
「ラストオーダー10時半ですがよろしいですか?」
「はい、大丈夫です」
カウンター席に座らせていただきました。そしてビールを1本頼んで、おつまみを取って、そしてお寿司を食べて、気持ちよく最後の1日を振り返りながら非常に一人時間を堪能してたタイミング。
そのタイミング、私はカウンター席にいたということもありまして、厨房の中にいらっしゃる板さんが片付けを始めました。ボックス席にはまだまだたくさんお客様がいらっしゃいました。そしてまた次から次へと海外のお客様が入って来られます。その度にお断りをされていました。
そんな中、板さんが片付けるお姿があまりにも衝撃的だったんです。本当にショーケースの中にあるネタを、きっとそのネタは明日のお寿司に使うネタです。そのお寿司のネタをバットの中にバサ!バサ!バサ!と、まるで物を捨てるようにバットの中に入れ、そして音をガチャガチャと鳴らしながら片付けをするその様。
その時私は最後の締めの巻物を食べてました。冷茶お願いしたところ「有料ですがいいですか?」って言われたので「はい、結構です」ということで、有料で冷茶を頼んで、そして最後の締めの巻物を食べてる時、食べ終わった後にその方が
「今度はゆっくり来てくださいね」
とおっしゃいました。
私はその時、食べ終わった後に一言だけ、本来言うべきことではなかったのかもしれませんが、どうしても気になったがゆえに、そこの胸元にあった名札を見ながら
「〇〇さん、最後の片付けがあまりにも乱暴でびっくりしました。〇〇社長、悲しまれます」って言って、そして席を立ち、21年間通っていたお店っていうこともあって、レジには昔馴染みのお姉さんがいらっしゃったがゆえに
「最後の後片付けがあまりにも乱暴すぎて残念でした」
ていうことは、言葉に出させていただきました。
その店ができる前から知っていて、その店ができてからも社員と共に何回も行き、たくさんのエピソードがあるお店。コロナのタイミングでも毎回のように行かせていただきましたが、厨房にいらっしゃる板さんは常に変わり、私たちのことを知ってくださる人もいない。そんな中で今回見た光景は、海外の方々は次から次へと腰になる。そんな中、売上も驚くほど上がってるでしょう。ですが、やはり最後の後片付け、後始末が最も見られてるんだなということも含め、感じた一つの出来事でした。
私はお寿司屋さんの最後の片付けのシーンが最も好きです。
「最後に何か追加注文はありませんか?」と、お声がけを頂き
「大丈夫です。十分いただきました。本当に美味しかったです」
そういう承認を得た後にネタをバットの中に入れていかれるんですが、その仕事が丁寧で、そして最後にショーケースの中綺麗に拭かれて、後片付けをする様をたくさん見てまいりました。ここ最近で言うと、築地玉寿司さんの板前さんたちの片付けのあり方はとっても丁寧で綺麗です。だからこそ100年続く歴史があるんだなっていうことを改めて感じたんです。
21年間通い続けているお寿司屋さんではありますが、その社長様の子供の頃のエピソードを知っていて、またリアルで社長様とお会いした経緯もあるということも含めて、残念だなと思わせていただいた事柄でした。
言葉に出すかどうかは考えましたが、ですが好きなお店、どうでも良かったら言うことはないと思うんですね。私が28年以上通っている稲庭うどんのお店は、そこは店長の腕前は手を抜くことはまずないんです。ですが、サービスが感じ悪い!まあここはですね、本当にどういうタイミングでっていうことあるかわかりませんが、なんか本当に残念だなと思うよな事柄だったんです。
景気も良い、インバウンドで有名になったお寿司屋さんには、とっかえひっかえ海外からのお客様がお見えになられる。そして握ったお寿司は美味しいと感じられるかもしれませんが、
驕ってはならないな...
最後の最後の最後の後始末に全てが見えるんだなっていうことを感じさせていただき、非常に学び深き出来事でした。
本来であれば、違う話を今日は月曜日どうしてもシェアしたいくつかの話があったんですが、この話をさせてください。
改めて感じさせていただいた大切な気づきと学び。
乱暴な仕事ではなく、丁寧な仕事をしなくてはならない。
大事なことは全部めんどくさい。
その面倒くさいことに手を抜かないで、丁寧に行うことがどれだけ大切なのか!
っていうことを、本当に目の前のお仕事を拝見しながら、非常に深く感じさせていただきました。見えないところをきれいにするということは難しいです。ですが、
まさに心も見えない。
そして裏舞台は見えない。
だからこそ何をやってもいいではなく、
お客様がいらっしゃる空間、
そしてどこで何を見てるかわからないということも含め、
両方が主役である。
裏舞台も表舞台も主役。
ましてや板前さんはそのお店の看板、そしてスターですよね。
だからこそ本当に丁寧な仕事をしている人とそうじゃない人の違い、様々な気づき、学びを得た大切な機会でした。
今日は天赦日、一粒万倍日。とっても良い日と言われてる日。
改めて自分自身のあり方、これからの教育のあり方、私とものを大切な社員一人一人のあり方も、もう一度見直す、そんな大切な機会をいただきました。
まあ心より気づきを得たことに感謝申し上げます。
とはいえ、言葉では立派なことは言えます。
言ってることとやってることが一致できてるかどうか。
言葉で言ってることをいかに実践行動に移せてるかどうか。
立派なことを言っていても、やってることが一致しなければ、それは信頼にも尊敬にも値しないことになっていく。
スタッフの方を見て店長が見られたり、社員を見て経営者が見られたり、やっぱり教育は本当に大事だなっていうことを再認識できた大切な機会でした。
本日は一粒万倍日、天赦日、最強良い日に何をスタートしますか?
是非今日から始めることを何か一つでも構いませんから。
「よし、これをやろう」
「よし、これを極めていこう」
「よし、これを公言しよう」
そんなことを一つお決めいただいて、今日からスタートしてみてください。
ぜひ今から今日からスタートあるのみ!