今回も 社員教育研究所 財部一郎 創業社長からお聞きしました。 お話を紹介させていただきます。 「やる気を高める方法」 やる気を高める第5の方法は、マイナス賛辞を断ち切ることである。 やる気の虫は、主人の感情が沈んでいたり暗かったりすれば、次第に縮こまりすり減ってくる。 例えば 「こんな上役の下ではやる気がない」 「こんな商品ではダメ」 「こんな経営方針では...」 「こんな給料システムでは...」 と諸君のやる気を腐らせる外部要因が山の如くある。そしてこうした 障害 は多分真実であろう。しかし、これらがやる気をなくす原因となってはならない。 君はこうした考え方を一切してはならない。 とはいえ、事実は事実だ! 「そう感じてしまうのはどうしようもない」という人もいよう。こうした人々は、これらの障害さえなければやる気になれると歯ぎしりしているだろう。だが、これらの 障害 がやる気をなくす本当の 障害 なのか? 例えば「こんな課長の下ではやる気がしない!」と思っていたとする。 私は営業マンの諸悪の根源のように言われた管理者が、辞めたり交代させられたりという例を数多く見てきた。 ところが、それによって彼らは一転やる気に変わったと言う例を見たことがない。無論一時的には変わるが、たちまち元の状態に戻ってしまう。 諸君には多分、20くらいのやる気を失わせる障害があるであろう。20の障害を君の望むように変えたら、君は本当にやる気になるか? 恐らく何も変わりはしない。 なぜならやる気を失わせる原因は、上役とか製品とかの外部にはないからである。 では、どこにあるかと言うと、一つは仕事そのものにある。 つまり 仕事が思いのほか難しい 、あるいは 重い のだ! それがやる気を失わせる本当の原因なのだ! 諸君、諸君は現在重い仕事の前に、自らの達成意欲を試されているのだ。諸君がやる気のなさを他のせいにするなら、それによって諸君の名目は立つかもしれない。しかし諸君の鼻の中のやる気君は、いよいよすり減って息絶え絶えなっていく。 君の仕事は、君が考えているよりずっとずっと難しい。しかし泣き言を言ってはならない。もしそれが出来ないのなら、困難でない仕事もある。給料は下がり、将来も暗い。そっちの仕事に移った方がいい。やる気の虫も浮かばれよう。 だが、忘れるな! 君はプロだ! 自分の力しか頼...
毎週水曜日は、リスナーの皆様からの質問にお答えするコーナーです。 仕事のことや、人生のことで 知りたいこと、悩んでいること お寄せいただいたご質問に、私の考えでお答えさせていただきます。 あくまでも、一つのものの見方、考え方の参考になれば幸せです。 さて、今日はどんな質問が届いてるでしょうか? ちょっと見てまいります。 お待ちください。 ペンネーム 、のんたん、女性からです 質問内容: 朝倉先生、こんにちは。 職場であった事です。朝倉先生のお考えを知りたくてご質問させてください。 ビジネスマナーの中の「多様性」についてです。 私は今生薬ではありますが製薬製造会社に勤めております。 我が社は新入社員教育時に、本社教育として様々な教育の中のひとつとして、ビジネスマナーの中で髪の色についても、色ナンバーを提示しながら教育を行っています。ここまで行うのは、主に営業職があるからだと理解しております。 その後、実際に勤務する各拠点で同じように、おさらいの意味でビジネスマナー教育はしています。(総務課教育担当者に確認) 今回2年前に入社された製造部20代前半女性が、5月連休明けから、突然金髪👱で出社しております。 総務課の教育担当者も認知しておりますが、「困ったものだ」で終わり、本人への注意には至りませんでした。 以前品質管理部所属の方は同様な状態の時は直属の上司がお話しされ、少し栗色気味になりました。 今なお金髪の製造部の方の上司は、「今は多様性の時代だから、そこまで言わなくても良いと思う。仕事は真面目で前向きによくやる子なのだから。製造部であり、社外の方との関わりがないところだし、髪色で仕事の仕方が変わるわけではない。あまり厳しすぎると働き手がいなくなるよ」という意見でした。 確かに、仕事を真面目に前向きに行っていれば、髪の色は問題ない!ということも理解できる部分ではありますが。 社規で決められてるものではなく、あくまでビジネスマナーとしての教育。という意見でしたが。 私は、古い考え方なのでしょうか?表舞台に立たない製造だから、多様性の時代だから、ビジネスマナーでの教育に沿わなくても良いという考えには同意できない自分がいます。 製造であろうと外部の方と接する部署であろうと会社の社員は同じだと考えます。 「多様性」の使い方も受け取り方も違うように思えるのです。 とは...