ペンネーム:匿名希望 30代女性からです。
いつも、YouTubeやVoicyを楽しく拝見しています。
私は、BtoBの訪問営業をしています。営業先でセクハラではないかと思われる質問をされることがあり、困惑しています。まだ人間関係も築けていない段階で「いくつなの?」「結婚してるの?」「お子さんはいるの?」など、個人的な質問をされて、とても嫌な気持ちです。
私の営業先は同性の方、女性が多く、相手もそれなりの立場にある方なのに、そのような質問をされることがショックでもあります。
契約には関係のないことだと思うのですが「セクハラなのでやめてください!」とはっきり言うのも大人気ないのかと、適当にはぐらかしています。このような場合どのように対応すれば良いでしょうか。
はい!30代女性、匿名希望の方からのBtoBの訪問営業をしてらっしゃる。そして、営業先でセクハラではないかと思われる質問をされることが多々あると言うことで、人間関係も、築けていない段階で「いくつなの?」「結婚してるの?」「お子さんはいるの?」など、個人的な質問をされてとても嫌な気持ちです、と言うことですが、営業先が同性の方が多くって言うことで、このセクハラの件は、相手は同性、女性の方を言ってらっしゃるんでしょうか。
次のチャプターで私の考えをお話をさせて頂きますね。
一つのものの見方、考え方の参考にしていただけるとありがたいです。
改めて質問を読ませて頂きましたが「「いくつなの?」「結婚してるの?」「お子さんはいるの?」など、個人的な質問をされてる方、してる方は、おそらく同性の方を意味してるんではないかなと思うんですね。
これ、あの、異性同性関係なく、基本的に仕事に関する質問ではないあり方って言うのは、やはり性的な言動って言うのは、セクハラに該当すると言うことですよね。
そしてやっぱり、相手が不快だなと思う質問って言うのは、これはまた基本的にしてはならない。
なぜならば、井上先生の話をあえてしますが、
好かれてる、好いてる人からだったら、どんな質問を受けても気分悪くならないんですよね。
ところが、人間関係もできていない「何でそんなことを聞くの?」って「何であなたにそう言うことを説明しなくてはならないんですか?」と思わせている相手方の方に、私は大きな問題があるのではないかなと思うんです。
例えば、お取引先なんだからって言って、そこでやっぱり気分悪いなと思いながらも、まあなんて言うんでしょうね、忖度したりとか、泣き寝入りとかは必要がないと思うんですね。
それよりも何よりも、聞き方、聞かれ方、答え方と言うことに関して言うならば「なんでそんなこと聞くんですか!」ってなると。ある意味、まあそれこそ喧嘩になるじゃないですけど、相手も気分悪くなるって言うことは確かにありますね。じゃあ私の場合はどのように答えるのか?って言う観点で、ちょっとお話をしてみたいなと思います。
私も35歳で初めて営業の世界に身を置いたとき「それ仕事の件と関係ないやろ!」と思うような、本当に失礼なことを言う人っていっぱいいました。まさに、ペンネーム匿名希望さんの質問と同じです。これが男性からの方が一番多かったですね。
私の場合は教育の営業でしたから、決済権者は男性と言うことで、女性を対象とした面談と言うよりは、男性の方が圧倒的に多かったです。
その時に
「いくつなの?」「結婚しているの?」「お子さんはいるの?」って
「関係ないやろう!」と思うような質問、バンバン来ましたよ。その都度、どうやって答えてかって言うと、
「いくつなの?」って
「はい35歳です。」
「結婚してるの?」
「以前はしておりました。」
「お子さんはいるの?
「はい、2名います。ですが、今は一人です。」
こう言うと、この後はですね「なんで?」とかって話になりますよね。
それをラポールとして、この人は、ラポール取ろうとしてるんだな!って言うことで、自分のことを聞かれたがゆえに、ある意味、自分の身の上話を相手が聞いたから、伝えることによって、会話のキャッチボールが成り立って、ラポールが取れたって言うことがあるんですね。
ですから、こちら側は完全にもう、パシッと閉じてしまったら、会話にはならないと言うところもあって、ある意味、その人はなぜそれを聞いてるのか?って言うことがあると思うんです。
でその時に「なぜそんなこと聞くんですか?」ではなくて、
例えばね、例えば「もし可能であれば、お聞かせいただけませんか?」
あの、これ私、男性の場合はそうなんだけど、
「私に興味の関心のアンテナを立てて頂きましてありがとうございます。〇〇さんはご結婚されてるんですか?お子さんはおいくつなんですか?」って、
もうあくまでもラポールの材料として、私は自分がまあそれこそ主導権、それをしっかり受け取って、その後に選択権を相手に渡すって言うあり方で、会話のコントロールをしたって言うのがあり方でしたね。
本当に「何でそんなこと聞くねん!!」って言うような、びっくりするような質問とかもいっぱいありましたからね。その時に、いちいちカチンと来てて、そこで黙り込んでしまったり、顔に出してしまったりすると、もうその後のステップって言うのは、まずそこで終わり!だからこそ、どんな相手が無礼で失礼で、本当になんでそんなこと聞くんだろうと思うようなことがあったとしても、全てクッション言葉で受け止め、質問で切り返す!
「いくつなの?」
「私の年齢に興味関心を抱いてくださいまして、ありがとうございます。35歳です。」
「結婚してるの?」
「はい、以前は結婚しておりました。」
「お子さんはいるの?」
「はい、2人います。ですが、今は一人です。」
「自分自身のこと、もう少しお話してもいいですか?」
とかって言いながら、相手が質問をしてくれたからこそ、自分のことをもっと語れるチャンスだって言うことで、逆手に取りましたね。逆手にとって会話のコントロールをしていきました。
「逆に私から質問してもよろしいですか?」
「今日初めてお会いする〇〇さんは、やはりこの肩書きを得ていらっしゃると言うことは、それそれなりに、大変な状況もたくさんあったかと思うんですが、どのような形で今のポジションに就かれたんですか?もし可能であればお教えていただけませんか?」
女性で肩書きを取るって言うことは、本当に人には言いにくい、言えないような様々なこともあったんではないかなと言うことで「是非とも勉強させていただけませんか!」と言って懐の中に懐に入るって言うあり方も、おすすめしたいなと思います。
まあ同性で、ある意味、例えば、ペンネーム匿名希望さんが、やだなと思うような印象を与えてることは問題なんですが、嫌いな相手を味方につける技術を私たちが身につけると、営業は全てうまくいきますよ。
感じがいいなと思う人と巡り合う方が奇跡ですから。ほとんど8割は感じ悪いですね。合わせて、何でそんな質問するのって?何でそう言うことを聞くの?って言うような質問をする方の方が、どちらかと言うと私の場合は多かったです。
しかも男性で、これは明らかに。カーン!退場!チ〜ン!て言うような質問が圧倒的に多かったですね。ですが、そこを全てラポールトークに変えて、自分ごとを話す中で相手に質問を投げかけて、会話のキャッチボールをしながら、距離感を縮め
「今日は貴重なお時間ありがとうございました。初めての面談であるにもかかわらず、ここまでお話したことは、これまでありませんでした。そんな中、失礼はありませんでした。か。次回はいつ面談が可能ですか。次回、タイミングを見て、お会いできる時には、過去の成功事例を是非ともお見せできればなと思いますが、よろしいですか?」
「可能であれば、来週改めてお伺いできればと思いますが、来週火曜日の午後1時半からのお時間と、水曜日の午前9時半の時間だったらどちらがよろしいですか?」
A or Bと言う風な形で会話の主導権は自分が握り、選択権は相手に持ってもらう。最終的には2度目の面談、3度目の面談をいかに取れるかによって、契約に繋がるか、繋がらないかって言うのが決まる。
「無礼だな!」とか「失礼だな!」とかと思って、カチンときて、会話が盛り上がったり、結果的には2度目、3度目の面談がなかったとしたら、最終的には契約は決まらないからですよね。
ある意味、最初感じ悪いなと思った人が、一生涯のお客様になる可能性だってあるわけですから、ここは営業脳に切り替えて頂いて、
クッション言葉で受け止めて、質問で切り返す!
ぜひ応酬は、もうしっかり学んで頂いて、会話を楽しんでいただければなと思います。
私自身もやっぱり同性同士の間柄で、自分自身の知識不足によって、相手に不快な思いをさせたこともありますし、同性だからって言って許してくれる以上に、より一層同性の方が厳しいってことがあります。
そこも含めてね、逆の立場になった時に、私たちは反面教師として学ばせて頂いてる。たくさんの失敗を経て学びを深めていただければなと言うのが、私の経験上、私もこれはやっぱり相手を傷つける言葉につながったんだなって、同性だから許してくれるなんてことはないんだなと言うことでの、痛い体験もあります。
今日のお話が、ペンネーム匿名希望さんのお役に立てると嬉しいです。
参考にしてください。
いかがでしたか。
改めて思うこと、何でこんなこと聞くんだろうと言う風に考えると、その方との良好な人間関係の維持・継続が難しいですよね。そこをいかに受け止めて、会話のキャッチボールに持っていけるかどうか!ここ大事です。
「なぜ」を問うと話は盛り上がりません。
ところが、思考を常にどうすれば!
どうすれば、この目の前の方との会話、対話が成り立って、最終的にやっぱりこう、契約に結びついていくのか。これは相手の言ってることを否定するのではなく、肯定するのでもなく、受け止めて切り返せるようになってくると、会話のキャッチボールの質が変わります。
ぜひ、YouTubeでも、私、応酬話法、反論処理の部分は行なっておりますが、参考にご覧いただけるとありがたいです。
私の今回のお話が参考になると、本当にありがたいなと思います。
女性で営業をしてると、耳を疑うようなこと、そしてやはりえっ!と思うような事って、経験してる人はたくさんいるんではないかなと思います。
今はハラスメントと言うことを明確に謳うってくださってますが、私が営業し始めた26年前、それよりももっと前に営業職に携わった方々は、口にも出したくないような、いろんなことを体験、経験されてるのではないでしょうか。
しかしながら、自分をいかに忖度しないで、毅然として、きちっと自分自身を律することができるのか。おかげさまで様々な経験を経て学ばせて頂きました。
また何かありましたら遠慮なくお聞きください。私でよろしければお答えさせて頂きます。
なぜを問うな、どうすれば!って言う思考で、どんなに嫌な人でも、どんな苦手な人でも、自分がそこで心を閉ざしてしまったら、おそらくその方との人間関係はそこで終わってしまいます。
全く相手が悪気がなかったとしても、カチンとくる事っていっぱいありますよね。
ですが、それを全て受け止めて、切り返せるようになったら
全部決まります。
以上