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「トラウマって、なぜトラウマ?〜心が傷ついたときの脳のしくみと、癒しの可能性〜」 2025年4月14日

本日は、Voicyリスナーの皆様に、ちょっと繊細なテーマでお話をさせていただければなと思います。 誰もが心のどこかに抱えているテーマかもしれません。 それは「トラウマってなぜトラウマになるのか?」というお話です。 過去のことも過ぎ去った昔のことなのに、ふとした瞬間に胸がざわついたり、もう終わったはずなのに、似たような場面になると息が苦しくなったり。 そんな経験はありませんか? それがトラウマの反応と呼ばれるものなんです。 ですが、それは私たちが弱いからでも、心が未熟だからでもないんです。 そこには、私たちの脳と心の、本当に愛おしいほどの仕組みがあるんです。 これを 知った時に、私は正直びっくりしました。 私たちの脳には、サバイバル本能という働きがあります。 これは、自分を命の危険から守ろうとする、極めて自然な働きなんです。 例えば、熱い薬缶(やかん)に触れた時、考えるよりも早く手を引っ込めますよね。 それと同じように。熱い薬缶、というのは古いかもしれませんがね。今時、やかんでお湯を沸かす人も少ないかもしれませんね。 ですが、なんとなくチンチンに煮えたぎったやかんに触れた瞬間に、考えるよりも瞬間に、ふっと手を引っ込めますよね。 それと同じように、心もまた危険を感じる時に、とっさに反応するんです。 例えば、幼い頃、子供の頃、まだ物心もついていない頃に、大人に強く叱られたことであったり、人前で恥をかいたことであったり、突然の別れや言葉にならないほどの衝撃や悲しみ。 そんな出来事に直面した時、私たちの方は「これは命に関わる」と判断し、その記憶を特別な形で心の奥底にしまいこんでしまうんです。 整理されないまましまい込まれた記憶。 例えるならば、ラベルも貼られず、封もされていない、未処理のファイル。 でも、その記憶は、音や臭い、空気の温度など、ふとしたきっかけで突然蘇ってくることがあります。 そうすると、体は無意識に、あの時のように実は反応してしまうんです。 「また傷つくんじゃないか」「また同じことが起きるんじゃないか」と、心が自分を守ろうとするんです。 ですが、今の私たちはあの時とは違うはずです。 それでも反応してしまう。これがトラウマの正体なんです。 トラウマとは、心と脳が処理しきれなかった経験をそのまま保存している状態を意味します。 それは、私たちが必死に生きようとした証...

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