ペンネーム:ひまわりさん、30代女性からです。
朝倉先生は、男性と食事に行く場合、
ご馳走になりますか?
SNSで奢り/奢られ論争が起こっているのをみて、ふと「朝倉先生ならどう振舞うんだろう?」と気になりました。
私は、男性から奢られたいという気持ちは特にないのですが、それなりのお店にいって割り勘というのも変ですし、「じゃあ私が払いますね」というのもそれはそれで違う気がしてしまいます。
朝倉先生は、どのようにスマートな対応をされているのでしょうか。
相手との関係性によっても違うかと思うので、ケース別に教えていただけると嬉しいです。
はい!ペンネーム、ひまわりさん、30代女性からの問いですね。
それではチャプター欄を分けて、私の考えをお話しさせて頂きます。
まず、ペンネーム ひまわりさんはどのようなお考えなのかって言う点においては、私は男性から奢られたいと言う気持ちは特にないのですが、それなりのお店に行って割り勘と言うのも変ですし「じゃあ私が払いますね!」って言うのも、それはそれで違う気がしてしまいますって言う言葉がありますが、Voicyリスナーの皆様はどのようにお感じになられますか。私の考えを次にお話しさせて頂きます。
はい、ケースバイケース、ケース別にお話ができればなと思います。
それでは、私の考えをお話しさせてください。
まず、ペンネームひまわりさんの最初の問いかけ
”朝倉先生は男性とお食事に行く場合、ご馳走になりますか?”って言う問いに対しては、たくさんご馳走になりました。本当に人生の大先輩にいっぱいご馳走なりました。
そして自分自身が、やはりご馳走になって次はお返したいと思って
「今度は私が支払わせてください!」
「私にお支払いを是非ともやらせていただけませんか」って言うことを何度も申し上げましたが、
「払わなくていい、それは自分が今度後輩にしてあげればいい」
自分がご馳走になって嬉しいなと思ったら、次世代の方にしてあげなさいと言うことを教えてくださった、年齢層の高い人生の大先輩たちがいらっしゃいました。
見えないところでお支払いをしようとしても、何度も止められました。そこも含め、やっぱり父世代の方々には素直にご馳走になりました。
そして、昔自分自身は4000万円の借金があって、人にご馳走ができるような状況ではなかったとしても、やはりご馳走になったら「今度は何でお返ししようか...」って言うことを常に考えながら、やはりお金で返せなくても、気配り、目配り、心配り。
相手がどんなことをすれば喜んでくださるだろうか?食べ方、飲み方、お酒の注ぎ方含め、色々と教えてもらったことを実践行動に移し、学んだらそれをきちっと覚えて、また
「前回教えてもらったことによって、こう言うことができるようになりました。本当にありがとうございます」って言うことを、お礼と言う形はお金で返すだけではないと言うことも覚えました。
学生時代を考えてみると、学生時代、私も本当に生意気でしたが、後輩たちにご馳走になる事ってまずなかったですね。後輩にご馳走するためには、自分がアルバイトで、皿洗いのアルバイトを母が水商売をしてたって言うこともありまして、お店が終わった後の洗い物を私がして時給で小遣いを稼いで、そしてそのお金で後輩たちをご馳走してました。
一度、こう言うエピソードがあるんですね。
特に男性の前で私がご馳走するって言うのは、これはやっぱり、あまりよろしくないって言うことを思わせた私は、高校時代に思っておりまして、私が高校3年生の時に、高校1年生の弟の同級生に映画に誘われて、弟も「姉ちゃん、映画見に行って!」って言う話があって、2人で映画を見に行ったって言うことがあるんですね。
その時に、喫茶店で彼が払おうとした時に、私はできれば、後輩には自分が払いたいと言うこともあって、テーブルの下からお金を渡したと言うことがありましたが、これもいいのかどうかはよく分かりませんが、でも恥をかかせてはならない!男の子が男性が後輩が払おうとしてるところに「私が払います!」って言って、出過ぎたことはしてはならないなって言うことで、ませてた私が取った行動は、テーブルの下でそっとお金を渡した。
これはいいことなのかどうなのか分かりませんけどもね。
まあそう言うことはありました。
合わせて、やはりご馳走する側とされる側、豊かになるのはどっち?
この問いかけ、Voicyリスナーの皆様はどっちだと思いますか?
ご馳走する側とされる側、豊かになるのはどっち?
これはあくまでも私の考えですが、ご馳走する側に回るって言うことに意味があると思うんですね。
若い時はいっぱいご馳走なりました。
ですが、会社経営者になってからはご馳走になる機会よりも、ご馳走する側の方が圧倒的に多くなりました。それでもご馳走になる機会があった時には、やはり形を変えてお返しをしました。
10歳以上年下の経営トップの方からご馳走になった時、なんとかその方にご馳走したいと思って、団体で食事をした時に、私がお支払いをしたって言うこともありまして、その方が「朝倉先生にご馳走したい」と食事にぜひお誘いしたいと言うことを、人を返してお話を頂いたんですが、銀座のとあるお店に連れて行ってもらって、めちゃくちゃ美味しかったんですが、まあそこで食べた、まあのどぐろの焼き魚があまりにも美味しすぎて、これは時価と書いてるが一体いくらなんだろうと思って、部下と一緒に行きました。
そしてその価格の思わぬ高さにびっくりしまして、こんなに高いものをご馳走になっていたのかって言うことも含めて、なんとかお礼ができないかって言うことで、私はスーツをプレゼントしたってエピソード、これは過去にVoicyでも話をさせて頂いたんではないかなと思うんですね。
ご馳走してもらったらどう言う形でお返しができるのか、ここを意識できるような人って、やはりご馳走になる機会も増えるんではないかなと思うんですね。女性だからご馳走になって当たり前!って言う感覚を私にはないです。
ですが相手が伝票を持って、相手が払おうとしてる時に、しゃしゃり出たり、でしゃばったり、相手に恥をかかせたりはしたくないなって言うのがあるんですね。だから割り勘をすることはほとんどなかったですが、行ったり来たり、韓国で「ワッタガッタ」って言うんですが、相手に払ってもらったら、次私に払わせてくださいって言うことをはっきり言って、そして見えないところでささっとお金を払う。
例えば、一番最初にお店に行って「今日は私がお支払いしますから絶対に受け取らないでくださいね!」って言って、私はよく行くお店だったら、自分のカードを先にお預けすることもあります。そしてコース料理、飲み放題であれば、もう価格は最初から決まってますから、最初からお支払いをしてしまうって言うことも、これもよくあるパターンです。
お客様がいる前、また異性の前で女性が私が払いますってなると、相手もどうしていいかわからないと言うこともあって、だからご馳走になるのが当たり前と言う感覚は、私は個人的には嫌いです。
合わせて、いつもご馳走になってばかりだと味音痴になります。
これはどう言うことかと言うと、いつもご馳走になってばっかりいると、ご馳走されるたびに「ありがとうございます!」「ご馳走さまでした、美味しかったです!」
仮に、味覚に合わなかったとしても、ご馳走になったがゆえに「ありがとうございます。美味しかったです!」等々の言葉を添える人、よくあると思うんですね。
ところが自分で身銭を切ってると、相手の反応が気になります。
自分が美味しいなと思っても、相手はどう言う反応なんだろう?
本当に気に入ってくれてるかな?
この人の味覚と私の味覚は合うのかな?
この人の価値観と自分の価値観には共通点があるのかな?
と言うことを、お金を払う側の人は冷静に、また敏感に相手を感じようとしますね。
だから、相手の表情であったり、言動であったりと言うことをよくウォッチングしてます。
ところがご馳走されっぱなしの人は、そこまでなかなか考えが及ばないと言うことも、人生の大先輩から聞いたり、また自分自身も体験、経験から学ばせて頂きました。
一度こう言うことがありました。
お客様と一緒にお寿司屋さんに部下と同席をした時、部下がお寿司を一口食べた瞬間に「おいしい!」って言った瞬間に、その社長がこう言いました。
「君、飲み込んでから言いなさい!」
後に、その社長は私にこう言うこと言いました。
「調子いいと...」
口に入れた瞬間に「おいしい〜!」感じかもしれませんが、見る人から見ると
浅はかさがバレる!
薄さがわかる!
女性は、あんまりにも調子いい人になると軽さがバレてしまって、一見可愛いかも分かりませんが、軽薄な女性に映ると言うことも含めて、色々と学ばせて頂きました。
お礼を言う
ご馳走になった後にお礼を言うことは当たり前なんですが、その後に何回ありがとう言えてるかどうか。ご馳走になった後にお礼を言う人はいっぱいいます。ですが、その次にまた会った時に「先日はご馳走になりましてありがとうございます。本当に美味しかったです!」
2度目のお礼を言える人も少ないですね。
人から何かをもらったとしても、もらった瞬間は「ありがとう」言えたとしても、なかなか次に感想を述べたり、再開した時に自分から「先日は本当に心遣いありがとうございました。とってもおいしく頂きました!」とか、そう言うお礼が言える人ってなかなか少ないなと思います。
ご馳走する側とされる側、豊かになるのはどっち?
女性だからご馳走なるのは当たり前!とは私は思いません。
子供の頃も親が商売をしておりまして、母が父が常にご馳走してました。
両親が人からご馳走になって、ご馳走になりましたって言って、頭を下げてるところをあまり見たことがなかったのかもしれません。
また違う事例でお話をさせてください。
例えば、講師と営業
私も、以前の会社は教育会社でした。
そんな中、講師の方と同行面談。実際に研修の立ち合い。その時に、事前打ち合わせでお茶を飲むこともありましたが、年齢層が自分よりもうんと年上だったとしても、自分自身がコーヒー代は持ちました。
講師何十人といましたが、講師でご馳走してくださった人は3人でした。その3人の方々は過去経営者でした。これも私にとっては大きな学びになりました。
ご馳走になって当たり前と言うことは、女性だけではないんだなと言うことも含めて、学ばせて頂いたことです。
自分が身銭を切る側に立つって言うことは、稼ぎがないとご馳走はできません。
そのためには、時には自分は我慢してお金を貯めて部下や後輩、異性にご馳走をする「かっこいい!」の第一歩かもしれません。
誰がお金を払うのか?
誰がご馳走する側なのか?
って言うことは、敏感に冷静に見てたかもしれませんね。
そして子供心に思いました。
「やっぱりお金を払ってるおっちゃん、かっこええな!って。
いつも「ご馳走さまです!」って言ってる人よりも、お金払ってる人のが「かっこええな!」と言うことは子供心に思いました。
やはり、気前よくお金を払えること、粋だなとか、かっこいいなとか、お金の払い方ってめちゃくちゃ大事だと思うんですね。
会社の経費で銀座で飲めるか
自分で身銭を切ってどれだけのことができるのか
会社のお金だからと思って、湯水のことに使って、実際に自分が身銭を切ったら、そう言うお金の使い方をするのかって言うことも含めて、まあいろいろ見ました。色々と感じました。
また銀座のクラブのママさんたちからも、たくさん様々なお話を聞きました。だからこそ、何が大事で、どんなお金の使い方をしなくてはならないのかって言うことも教えてもらいましたね。
私ども専務取締役はお金の使い方綺麗です。
そして若い時は相当持てましたし、今も持っててますけど!
そんな中で、やはりしてもらったことに対するご恩返し、ここは見事だなと思います。
私どもの管理取締役原ひろみもそうですが、やはり世代でいろんなことを勉強してきた人たちは、どう言うお金の使い方をするのかって言うことをよくわかってますよね。
何でお返しをするのか
どう言う風にお返しをすれば相手が不快にならないのか
気配り、目配り、心配りの基礎は、やはり飲みの席であったり、年齢層のうんと高い人から様々な教えを受け、それを実践行動に移していくプロセスの中で、いろんな粋な振る舞い、お金の使い方、食べ方、飲み方も勉強していくのだと思います。
私ももっともっと勉強したいなと思います。
食べ方、飲み方
この人の食べ方きれいだな!
お金の使い方、美しいな!
そういう人って素敵です。
魅力的です。
貼られてはならないレッテルは「せこい」「こすい」「ずるい」
いつも会計の時寝てる!知らんふりする!
こう言う風に言われてしまうと「みっともないな〜!」
「みっともない」の語源は「見とうもない!」
ご馳走する側とされる側、豊かになるのはどっち?