ペンネーム:匿名希望 40代女性からです。
私の悩みはつい自分の内情を話しすぎてしまうことです。
コミュニケーションのつもりで自分の秘密や内情を打ち明けるのですが、会話が終わった後に「あれは喋りすぎた...」と反省することが多々あります。
初対面の人にも色々とお話しすぎてしまうので、後から冷静になって考えると引かれてるだろうなと思います。特にお酒が入ると「あーなんであそこまでしゃべってしまったんだろう」と後悔することが多いです。
女性は秘密の暴露で絆を深めると言う話も聞いたことがあります。
思えば、私の母も同じように自分のことをベラベラとしゃべっていて、若い頃はその姿に「なんでそんなことまで!」と思っていたのですが、今では自分が同じことをやってしまっています。この調整はできるものでしょうか。
朝倉先生は多くの女性たちと関わってきたと思うのですが、私と同じようなタイプの人はこれまでにいらっしゃいませんでしたか。そうした場合どのようにアドバイスをされていますか。
何か、ヒントをいただけると嬉しいです。
はい。ペンネーム:匿名希望さん 40代女性からの質問です。
この質問に対する回答は、チャプターを分けてお話しさせて頂きます。
つい、しゃべり過ぎて後悔したことありませんか?
それではお答えさせて頂きます。
これはあくまでも私の考えですから、一つの参考にしてくださいね。
質問者様のお話にありました「この調整はできるものでしょうか?」て言うお話ですが、できます。
「トップセールスレディー育成塾」塾生の中にも、自分のことをいろいろと話をしてくださる方がいらっしゃいました。こちらから聞いてないことも全部お話しされる方がいらっしゃいます。
それが私だけではなく、実はいろんな人に話をされてるって言う事もあります。
うちの塾生だけではないです。
特に女性たちはやっぱり自分自身を打ち明けること、自分の内情を話すことによって、相手とのコミュニケーションが取れるって言うことで、自分から積極的ないろんなことをお話しされる方がいます。往々にして人柄のいい人が多いですね。
ですが、多くを語ってプラスになる事って本当に少ないんです。これは私自身の経験、体験から言えることなんですが、よかれと思って自分の内側に秘めたことを、過去の様々な経験を話すことによって、少し相手に色々伝えることによって、相手の心を開く状態を作りたいなと言うことをさせて頂いたこともありますが、自分がそれをしたからって言って必ずしも、相手が自分の心の内を正直にお話してくれるかって言うと、実はそうではないですよね。
それよりも一番大切なことは自分のことを全て語るではなく、やはり相手との会話のキャッチボールが成り立つことがもっと大事だと思うんですね。一方的に自分のことを話をされる。
例えばそれが自分の恥部であったり、ある意味本当は言いたくないんだけど、それを伝えた方が相手が心を開いてくれるんではないかと思って、ついつい喋りすぎてしまう。これは私自身もありました。
だからこそ、ある時本当に自分自身のあり方を変えたんです。
どうをありがとうを変えたか?
それは自分が話すよりも、相手にたくさん話をしてもらうと言う思考に変えたんですね。
自分がしゃべりすぎると相手は黙ってます。喋れば相手の話は聞けません。ですが自分が黙れば相手の話は聞けます。質問話法、自分が例えば聞きたいなと思うこと、自分が話したいなと思うことに対して、一方的に話すのではなく途中途中で質問を入れていくんですね。
「私は昔バレーボールをやってました。」
「〇〇さんは昔何かスポーツをなさってましたか?」
こうやって、質問を入れていきながら相手が「どのようなスポーツを昔なさっていたのか?」って言うことを聞きながら「共感」「承認」そこを大事にしながら、自分のことを伝える。もっと言うと、自分自身がたくさん話すよりも、相手のことを真剣に聞く姿勢を持つ方がきっと好かれるんですね。なぜならば、人は人の話を熱心に聞いてくれる人を好きになります。
私は仕事柄たくさんお話をします。
ですが、基本的にプライベートはあまり喋りたくない派です。もともと内向的で引っ込み思案だったって言うこともあって、自分がなれるまでは、なかなか人と親しくなることもできず、積極的に会話をすることもできなかった、そんな子供時代が長かったからだと思うんですね。
ですが、仕事で人前で話すをするようになってからは、やはりこれは自分自身に課せられた使命であり、職務でもあり、任務でもある。仕事の責任と責任感を遂行するって言う意味では、ある意味その自分の立場を担うと言う点では大事だと思ってるんですが、プライベートはなるべく、ならば人の話を聞きたいんです。
相手の話を聞けば聞くほど、非常に学びになります。そして相手の話を熱心に聞けば聞くほど、相手の方が私たちに好意を抱いていただく。この人は自分の話を熱心に聞いてくれる人だなって。
だから今回の質問者様のお話によると「何をすべきか?」って言うと、自分の内情を話しすぎてるって言う事が自覚されているんであれば、それは調整すること。
相手が聞かれもしないのに自分からベラベラとしゃべると、もしかしたら心の中で「聞いてないよ」とか「何でこんなにベラベラと自分のことを話すんだろう...」特に相手が無口であれば、あるほど引きます。そこは事実ですね。
だから途中途中で自分のことを自己開示しながらも「こんな話このまま続けてもいいですか?」とか「もしかしたら、こう言う話はあんまり聞きたくない話ではないですか?」て言うことを聞きながら、相手が「そんなことないですよ」と「もうちょっと聞かせてもらいますか?」て言われたら、「では、もう少しだけ、お話してもいいですか。」途中途中に質問を入れていきながら、質問話法で確認をしながら、相手が本当に興味を抱いてくれてるなと思ったら続ける。そうじゃないなと思ったら話を変える、方向性を変える。そこは大切ではないかなと思うんですね。
特に酒席、お酒の席は飲みすぎると大脳が止まりますから、その人の本音本心が全て出てくるって言うんですね。
日頃、我慢するものが一気に爆発したり、日頃、言いたくても言わないことが、言えないことがお酒の力を借りて言葉に出たり、私はそれは悪いことではないと思うんですが、それが度が過ぎると、周りに深い感を与えてしまうこともあります。そこだけは気をつけた方がいいんではないかなと思います。
そして、後になってお酒が冷めてきた時に「あ〜何であそこまで喋ってしまっちゃったんだろう」と後悔することが多いとありますので、是非とも、秘密の暴露をしたところで本当の意味での絆は深まりません。
それは相手が伝えたくなった時に、自分が真剣にその話を聞いて共感し、心を抱きしめるだけの自分がゆとりがあって、そしてその後に
「自分自身も正直にお話してくださってありがとうございます。実は私もなかなか人には言えないことがあるんです。」
「〇〇さんが正直に伝えてくれたからこそ、私のことも話をしてもいいですか。」
やはりここでもきちっと相手に「是非どうぞ」って「どうぞ」言われるようなこのタイミングで質問を投げかけるからこそ、相手が答えてくれる。それに対して、自分がさらに聞きたいことがあったらそこでまた質問を投げかける。会話のキャッチボールが成り立って、相手がたくさん話してくれればくれるほど、相手はどんどん心を開いてくれます。
そして熱心に私たちが話を聞くことによって、その方はもっとお話をしてくれます。私は自分がたくさん話すよりも、相手からたくさん話が聞ける方が私は嬉しいんですね。
話し上手以上に聞き上手。聞き上手は話させ上手だと思います。
話させて上手になりたいなと思います。
つい自分がしゃべりすぎた時に、後になって結果的に自分がたくさん喋って、相手は何を伝えたかったのか、相手のことをもっと知りたかったにも関わらず、聞くことができなかったって言う後悔がたくさんあるからです。
ここは意識して十分、意識することで改善は十分可能です。
是非とも、意識しながら力をつけて行っていただければなと思います。
ヒントになれば嬉しいです。