ペンネーム:ポン子さん40代女性からです。
転職し半年が過ぎたのですが、20代の年下の指導者の言葉が怖く萎縮してしまい、本来しないようなミスを連発しています。
分からないことがあって聞くと溜め息混じりに「さっきも言いましたよね、わかってます?これで二度目ですけど!」などと言われたりします。相手はあまりの私の間違いにうんざりしているのはよく分かっているのですが、毎回この言い方をされるので正直精神的なダメージが大きく、仕事に行きたくありません。
こういった場合、この相手の方に言い方が怖くて、萎縮してしまってる旨をお伝えした方が良いのでしょうか。それともやっぱりここは我慢でしょうか。
朝倉先生助けて下さい。
いや〜ポン子さんこれめちゃくちゃよくわかります。
実は私も同じ経験をしているからですね。
で、今日は私の経験を先にお話をし、その後にポン子さんへの感じたことを正直にお話しさせていただきますね。
私が20代の頃、会計事務所に勤めた時のお話です。
も〜あまりにも先輩が怖くてですね、萎縮したらミスを連発してしまったりっていうことがありました。
そして、1回は確定申告納税書を提出したところ、目の前でビリビリに破られてしまい、また次に綺麗に清書して持っていったら、またビリビリに破られてしまい「もう本当にどうしようかな?」と思ったことがありました。
そして、自分で考えろと意味合いなんだろうなと思って、色々考えた結果、過去の確定申告の清書の部分を取り出してみたところ、枠いっぱいに私が数字を入れていたがゆえに「もし万が一ミスをした時に訂正が出来ない」という意味合いだったんですね。
でも口頭では全く教えてくれなくって、2回ビリビリに破られたっていう経験があって、も〜それも怖いし「何で教えてくれないんだろう?」とかと思いながら、自分で答えを見出し、2/3の文字で作り持っていた時に、やっとわかったかっていうような表情をされました。
その時、本当に心の中で「何でやねん!一言言ってくれれば済む話を...」と思ったんですが、よくよく考えてみると、私はお給料もらってるわけで、ある意味この方がどのような教え方をしようとも、これ私の問題だなと思ったんですね。
そこも含めて、それでも意識して怖いもんだから、ある時意を決し私はこう言いました。
「〇〇さん私のことを嫌いですか? 〇〇さん私はどうすればさらに仕事が出来るようになるか、ワンポイントアドバイスをいただけませんか?」
も〜勇気を振り絞って聞きました。
その時に、その方が言った言葉
「ちえちゃんって、そのままでいいんじゃない!」って、そのままでいいってどういう意味って、しかも「ちえちゃんそのままでいいんじゃない!」って、ある意味その方は無骨で言葉足らずで、仕事を黙々とするタイプだったんですが、私とは全く性格も違いますし、あり方もやり方も違います。
ですが、やっぱり一生懸命仕事するって言う誠実に仕事をするプロ意識っていうのは、誰よりも高かったわけで、それを手取り足取り「よしよし...」と教えてくれなかったっていうことは、今考えてもやっぱり指導の在り方そのものが問題がある云々と言うの横に置いておいて、やっぱりプロから見るとイライラすると思うんですよね。
何度も何度も同じミスを繰り返し、ある意味最初から聞いてくるわけでもなければ、それを自分で行ってはミスを連発し、目の前で破られたっていうことも衝撃で「何でこんなことするんだろう?」っていう私の心の不満も、心の声も全部伝わってたんではないかなと思うんですね。
そこも含めて、2度と忘れることがないってお話ですが、結論から言うとプロ意識の高い人から見ると、中途半端な仕事力を、また中途半端な仕事観の人は大っ嫌いです。
そういう意味では、私は嫌われていたのかなーっていうこと思っていたんですが、それとこれとは別で、性格は性格、仕事は仕事っていう意味では「ちえちゃんそのままでいいんではない!」っていうのは、気遣いとか心遣いとか職場での整理、整頓、清潔、そして掃除含め、そういう専門家が出来ない部分は、やっぱり自分は手伝って頑張ろうとか、そういう姿勢に関しては、問題にないんではないのっていう話だったと思うんです。
だけど一人前の税理士として、私を育成しようと思ってたかって言うと、そこは全く全然違うと思うんですね。
それも含めて、私は本当に「プロ意識は欠場していたな...」特に自分が26歳の時で、この時5年間お世話になった会計事務所の先生たちには、本当に申し訳ないなと思うぐらい、私の人生の中で最も仕事が中途半端で終わってしまったタイミングでもありました。
ポン子さんにこの後お話したいことは、20代であろうと、自分よりも年齢がいくつ年下であろうと、上司は上司、指導者は指導者ですね。
「さっきも言いましたよね、わかってます?これで2回目ですけど!」って言われるっていう事は、
メモを取って指示をちゃんと記録してますか?
そしてそれに対して復唱してますか?
「先ほどの指示に関して、復唱してもよろしいですか?」って言って、メモを取りながらそしてそのメモを復唱し、自分自身が言われたことをちゃんと復唱し着手してますか?
ある意味、基礎力がちゃんと出来ていないと「同じことを、二度三度を言わせるな!」っていうことも含めて、何度も何度も同じミスをするなっていう意味合いで、相手が厳しく言ってしまいがちになるのは、ここは理解出来ます。
言い方そのものは相手の問題、ですが同じミスを二度三度繰り返すのはこちらサイドの問題。ポン子さんがプロとしていかに相手が指摘するから萎縮してしまう、これ私も経験していますからよく分かるんですが、是非ともご本人に言いたかったらはっきり言って下さい。
その上で
同じミスを二度三度繰り返さないこと、
是非プロ意識を持ってこれから先も怯まないで、挑んでもらいたいなと思うんですね。
仕事の世界に「よしよし」「まあまあ」「なあなあ」はありません。
特に女性達は甘やかされて育ちます。
そこも含めて、私の経験を先に伝えさせていただきましたが、自分の心の中にあって、これはやっぱり意を決して言うべきだなと思ったら、
「是非とも教えて下さい。同じミスを二度三度繰り返す、自分は本当に恥ずかしいことだと自覚しております」
「その上で、怖すぎて自分がも震えてしまって、なかなか意思が指示が入ってこない、自分がいます」
「こんな自分ではダメだとはわかってはおりますが、是非とも一言だけお伝えしてもよろしいですか?」って言ってフレームをつけて、自分の心の声を正直に伝えるって言う事はいかがでしょうか。
却下されたら却下された後、自分自身のプロとしての仕事観をどうやって上げていくか、そこしかないですよね。
お金をもらってる以上、私たちはプロです。
その20代の上司先輩がどうであれ、結果・成果を出せることがプロとしての仕事。
是非ともこの私の話に何度も聞いていただいて、仕事に着手をお願い致します。
よろしくお願いします。
ペンネーム:雪見だいふく、50代女性からです。
いつも沢山の学びと気付きをありがとうございます。
心のお医者さんでもある、朝倉先生にお聞きしたいことがあります。
先日日めくりカレンダーが届きました。
その中の一つの言葉
「自分が成長しようと思うと、他人の良いところが見える。自分が楽をしようとすると他人の悪いところが見える」
この言葉の解説をお願い致します。
他のお言葉もとても心に響きました。
特に「愚痴は心の弱さの表れ、怒りは心の狭さの表れ」です。
愚痴を言ってしまった時や、怒りの感情が湧いてきた時は、この言葉を思い出したいと思います。
質問に答えてくださると感謝いたします。
はい!雪見だいふくさん、ご質問ありがとうございます。
はい日めくりカレンダーに書いてある31日の言葉の中に、
「自分が成長しようと思うと、他人の良いところが見える。自分が楽をしようとすると他人の悪いところが見える」
この言葉が書いてありますよね。
これなぜこの言葉を発したかって言うと、成長意欲のある時って、本当に自分で身が人の良いところを見て、全部それを吸収しようとするんですね。
ところが、自分の心が不平不満になってる時っていうのは「あの人の方がもっと楽してるじゃない!」とか「私のほうがもっと頑張ってるのに!」と言って「のに」がつくんですね。
「のに」がつくと愚痴が出るんです。
自分自身がもっと成長しよう!
更にステージを変えよう!
とすると、付き合う相手を自ずと変えようとします。
そのステージにどんな人がいるんだろうと思って、目は常に上を向いてるんですよね。上を向いてる時っていうのは、愚痴や不平不満て余り出ないです。
よし、やるぞ!頑張ろう!とかっていうマインドになりますね。
ところが不平不満を言ってる時「何で私なんか!」とか「何であの人ばっかり!」言ってる時って、上を向いてないですよね。
確実に下を向いてると思うんです。
そして背中を丸めながら、ある意味、愚痴言葉・不満言葉っていうのは、下を向いて発してるんですね。よしやるぞって言った時は必ず胸を張ってると思うんです。
そのために
成長するぞ!
良くなるぞ!
あの人を真似るぞ!
とかと思ってる時っていうのは、絶対に人のいいところが見えてるんです。
自分自身が楽をしたいとか、自分なんてとか、卑下してる時っていうのは、体の使い方も異なりますし、きっと発してる言葉もマイナス言葉になってるんではないでしょうか。
是非とも成長意欲を持って、人の良いところを見ながら、胸を張って正々堂々と明るい言葉を使って頑張りましょうね。
以上です。