毎週水曜日は、リスナーの皆様からの質問にお答えするコーナーを設けております。
仕事のことや、人生のことで、
知りたいこと、悩んでいること。
お寄せいただいたご質問に、私の考えでお答えさせていただきます。
この答えが正解、不正解、ここはちょっと横に置いといていただいて、1つのものの見方、考え方の参考につなげていただければありがたいです。
今日はどんな質問が来ているでしょうようか?
ここから見てきます。
少しお待ちくださいね。
ペンネーム KM さん、40代女性からです。
職場に被害妄想が強い女性がいます。
仕事自体に対しては一生懸命なのですが、要領が悪くよくミスをします。
それは仕方のないことなのですが、ミスが起こったときにすぐに「自分はちゃんとやった、何かがおかしい/誰かが何かをやったのだ」など言い訳をして自分以外の誰かに責任転嫁をしようとします。
それに対して周囲が冷静に指摘をしようものなら、「責められた」「私は悪くないのに」「パワハラだ」などと騒ぎ出します。
最終的には卑屈になって「どうせ私が悪い」「私がバカなせいですよね」「みんな私のことが嫌い」などと言い出したり、感情的になって泣いたりします。
私は年齢が近いこともあるのか絡まれることも多く、正直言ってものすごく面倒くさいです。
朝倉先生はさまざまなタイプの女性と関わってこられたかと思うのですが、こうした被害妄想が強い女性に対してはどのようなことを意識されてきましたか?
ご教授いただけますと幸いです。
はい、ペンネーム KM さん、40代女性からのメッセージ。
はーい、私はどうしてきたかっていうことを含めて、次のチャプターに移動して、移ってお話をさせていただければなと思います。
どうぞ、最後までお付き合いください。
貴重なご質問ありがとうございます。
はい、ペンネーム KM さん
私の考えをお話しさせていただきます。
まさにこのタイプの女性は相当見てまいりました。
めんどくさっ!と思ってしまう、そういうタイプの人。
被害妄想、人のせいにしたり、愚痴や不満を言ったり、ものに当たったり、いろんなタイプの人を見てきましたね。
元部下もそうですが、様々なタイプの女性を見てまいりました。
「トップセールスレディー育成塾」塾生たちも3800人いるわけですから、いろんな女性を見てまいりました。
うちの塾生の共通点と、また企業研修で上司の悩みを聞いてると、本当に今、質問者様がくださったようなことは、もう頻繁にもう、答えを求められましたね。
だからこそ、私の答えは明確です。
それでは答えをお話しさせていただきます。
あなたは、どうしたいの?
どのように対応したいの?
それをやることによって、どのような展開を期待してるの?
もうとにかく質問しますね。
とにかく質問します。
ある意味、要領が悪くてミスをたくさんして、それだけでも指摘をする時間さえももったいないぐらいなのに、それに対して
誰かがやったんだ!とか、
自分の責任ではない!とか、
ある意味、自分はちゃんとやったにも関わらず何かがおかしい。そっちのがおかしいだろうって話ですよね。
ですが、ここにはムキになってはなりません。
大学生は小学生相手にムキにならないと同じで、思考の癖、仕事の基礎力が、言葉を選ばずにはっきり言うと低いんです。
全ては自己責任です。
自分の責任の中で物事を判断し、決断をしていける人は、全ての問題は自分に責任があるっていうことを捉えることができますが、最初からそういう価値観、感覚を持てる人は少ないのかもしれません。
徐々に子供が成長していくように、大人の仕事力、仕事観も数多くの仕事を与えられ、それに対して、結果・成果を出すことに対するプロセスを経て学んでいくのではないかなと思うんですね。
自分のミスを誰かが何をやったとか、誰かが行ったことによって歪められたとか、人のせいにしてプラスになることは一つもないんです。
ですが、これは思考の癖であり、またその思考の癖を変えるためには、
あなたは、どうしたいの?
あなたは、どのようなやり方で、どんな成果・結果を出していきたいんですか?
っていうことを、責める言い方ではなく、やはり、きちっと相手の心に寄り添い、そしてその上で会話、対話をしていくことが大事なんですね。
コミュニケーションのズレは情報不足であったり、その人がその態度を取るには理由がある。そこも含めて指摘されたことによって、
責められた!
私は悪くないのに!
これはパワハラだ!
などと騒ぎ出す面倒くさいタイプの人は、やはり、非常に指導育成には根気と本気と覚悟がいるんです。
ですが、腫れ物に触るような扱いをするのではなく、どういう対応の仕方によって、その人が変化していくのかっていうのは、私は元部下の事例、そして様々な企業での「問題児!」と言われてる女性たちの対応に関しては、こと細かくこれまでの経験をお伝えし、それによって驚くほど改善された事例もあります。
これ一つの事例なんですが、全く手に負えないと、もう本当に彼女はやめてもらいたいと。そんな中で、もう最後の願いを込めて、
「朝倉先生、お願いできませんか?」
っていうことで、女性限定の営業塾「トップセールスレディー育成塾」に彼女は入塾してくれました。
リアルで行ってたタイミングでしたので、丸ビルに5回通っていただいて学びを深めることができたんですが、第1回目の「第一印象カード」からスタートし、見た目の印象力を全受講生から、また私からフィードバックを経て、自分が思ってる自分と、周囲が見てる自分は明らかに違うんだっていうことから気づいたんですね。
その後は、賢い部下は上司を動かす。
言い方悪いですが、馬鹿な部下は上司の揚げ足を取ったり、文句を言ったり、すねたり、むくれたり、トイレから出てこなかったり、泣いたり、叫いたり。
こういう女性は仕事では全く認められないということも含めて、はっきりもの申したところ、第1回目から変化が出たんですね。
そして、最終回の最終審査にあたっては、全力で力を出し切り、見違えるようにに変化し、ある意味、見た目の印象力から好みに合わないということで「生理的に合いません...」って言ってた社長が、自分が間違ってたと、自分の指導育成のあり方によって、彼女が結果的には反発的になっていたんだということに悟り、見事に変化された彼女を認め、今はものすごく良い人間関係を構築されてるんです。
だから、やっぱり自分に対して冷たい目で見られたり、腫れ物に触れるような扱いをされたり、ある意味、本音と建前があったり、こういう所って意外と過度に敏感になる事ってあるんですね。
だからこそ、寄り添うことは大事です。
その時に、ふむふむと聞くんではなくて、
あなたは、どうしたいの?
あなたは、このあり方をどのように改善すれば納得してもらえると思ってるんですか?
っていうことを、とにかく質問話法で、彼女の思考の中のものを言葉に出してもらう。
そして、それを否定せずに、
その後はどうしたいんですか?
それによって、どのような結果を出したいんですか?
っていうことを何度も問うてみてください。
そして、自分で「はっ!」と気づくタイミングが必ず来ます。これは、「必ず」って言ってるのは、これまでいろんなタイプの方々と接してきて、問題解決の手法を導いてきたからこそです。
是非とも参考になればありがたいなと思います。
彼女が被害妄想になるのは、これまでもある意味、思考の癖が改善されていなくって、それを続けてるからこそなんですね。
いいチャンスですよ。
その思考の癖が変わったら、もしかしたらビジネスの戦力になるかもしれませんし、質問者さんも非常に良好な人間関係につながる可能性は十分にあります。
挑んでください。
ご自身の成長のために!
今の答えが一つでも質問者様の参考になれば嬉しいです。
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