本日一つ目の質問は、ペンネーム「まちこさん」50代女性からの質問です。
物への執着心が捨てきれません。
人からもらった物、想い出の品、高かった物、今は使っていない物でも、捨てられない物がたくさんあります。もうこれからの時代は、物をたくさん持っていても仕方がないと頭ではわかっていますが、なかなか手放す気になれません。
私の子供達は、自分には不要だと思う物はどんどん捨てていきますし、そもそも物を欲しがりません。人からの頂き物も、好みじゃない物をもらっても迷惑だそうで、断ったり捨ててしまったりします。
物が少ない時代に育ってきた私からすると考えられないことで、世代による価値観の違いを感じます。以前は物を長く持ってることこそは、物を大切にしている、物持ちが良いということで、美徳だと思っていましたが、娘から「執着しているだけでしょ!」とグサリと一言。
そう言われてみると、なぜ何十年も使っていない物を、後生大事にとっているのか?自分でもよく分かりません。捨てられない物の中には、もう何年も前に泊まったホテルのアメニティや、何かでもらった DVD など、冷静に考えれば不要な物もあります。でもなんだかもったいなくて捨てること、手放すことに対する不安があります。執着していると言われれば確かにその通りだなあと思い、急に恥ずかしくなってきました。
とりとめがなくてすみませんが、そんな私に何かアドバイスをいただけないでしょうか。
まちこさんこの気持ち、めちゃくちゃよくわかります。
私も、ものすごく物を大事にしておりました。そして物を大事にしてるが故に、ものすごい数の物があったんですね。もう靴だけでも何十足、70足以上ありましたね。そしてもう本当に、人から頂いた物も大事に、大事に、大事に、取って置いております。そしてとにかく私もですね、人から頂いた物って、無下に捨てられないんですよね。
そんな中、整理整頓は得意なので、こう部屋中が散らかってるって事はないんですが、もう本当に収納をきちっとやってるんですが、一つの部屋がですね、まるまる納戸として活用してたっていうこともありまして、途中で考えた時に「これはやっぱちょっとあり方を変えよう!」と思った時期がありまして、今はどうしてるかということを、話してもよろしいですか?物を捨てられないということの気持ちはよ〜く理解してます。よ〜く理解してるからこそ、私が実際に、どのように物を減らしていっているのかっていうことも含めて、お話ができればなと思います。とにかく、大事に集めた物がたくさんありまして、もー食器もですね、もう本当にど貧乏の時に、一脚づつ集めたコーヒーカップとか、そういったもお大事にしてる物がたくさんありまして、そういった物、簡単に捨てられないですよね。
そこも含めて、どのようにしてるのかっていうことも、お話ができればなと思います。
参考にして頂けると嬉しいです。
例えば自己啓発本であったりとか、自己啓発セミナー、プログラム相当ありまして、見もしないのに、占有してるスペースが非常に大きいということもありまして、捨てられない物と称し、私は仙台のサマポケさんに預けております。そして数年預けても、全く見ないということは「これはもう使わないんだなー!」っていうことが完全に分かるんですね。
その時に、人にお渡ししたり、欲しい物、確認をして「こういった物がありますが、もらっていただけませんか?」って言って、もらってもらったりということをしてます。
ちょっと、面白い話で恐縮ですが、私の父も新しい物をいっぱい買ってまして、靴下だけでも、新しい靴下が何百足ってあったんですね。それを私が父が亡くなる前に全部整頓しまして、整理して、もー嫁と二人で手伝ってもらって、サマポケさんに110箱以上預けて、そしてその後、元旦那様であったり、サイズが合う人を連絡入れて「父のスーツ、セーターそして履いてない靴、そういったものいますが、もしよろしければ、なんとなくサイズ感合うと思うんですが、もらってもらえませんか?」って言ってもらってもらったりとかしてます。ですから、一時期捨てる前にサマポケさんを活用してるって言う事なんですね。
サマポケさんに、1時預りで活用していくと、よくよく考えるとマンションの部屋代を考えるとですね、一箱250円とか350円っていかに安いかなんですよ。
そういう風な形で一旦預けて、そしても数年見ないなと思ったら思い切って処分するっていうありかたを、私は取らせて頂いております。そして履いていない靴も、なかなか、なかなか処分できないですよね。そういった物も含めて、サマポケさんに預け、そしてもうその箱ごと、もう数年履かないということで、娘そして息子の嫁、そしていとこに、箱ごと転送し活用してもらったりということしてます。
洋服もそうですね。季節ごとの洋服を全部綺麗に、もークローゼットに完全に飾って、実はですね、クローゼットの誂えのポールを作ってもらってて、4台あったんですよ、それを勝どき16年住んでいた勝どきから、名古屋栄に来る時に一本だけにしまして、あとは全部サマポケさんに一時預けて、そして今は南紀白浜に少しだけ物を置き、本当に捨てられないが故に一時預け、そしてその後何年も見ないということは、これはもう私が目にすることはないなーっていうことで、いとこや娘や息子の嫁にお渡ししているっていうあり方を取っております。
まあ以前は、本当にあのー私の物を震災のタイミングに塾生たちに買ってもらって、そしてその塾生達が協力してくれた寄付金を義援金として、お渡しするって言うタイミングもありました。本当に物を大事にしておりますので、一番こう昔から使ってる物で言うと、18年前にもらった物も、今も綺麗にとってあるんですね。そういった捨てられない物の中でもスペシャルの物は、やっぱり手元にはありますが、一時避難としてサマポケさんを活用するということは、大いにアリですから、是非これ参考にしていただければなと思います。
人からもらった物、そして特に私は塾生からもらった大事な物も、ちゃんと取っております。大事に取ってるんですね。ですが、万が一私がポックリ行っちゃった時に、誰が整理するんだと思った時に、サマポケさんに預けてれば、250円350円ずつの毎月引き落としはありますけども、部下や息子たち娘たちには迷惑かけないなっていうこともありまして、一時避難をサマポケさんの有効活用を行っております。
是非ともこれが参考になれば嬉しいなと思います。
もう7年ぐらいはサマポケさん活用してるかもしれませんね。
ぜひ調べてみてください。
ペンネーム「森田さん」40代男性からの質問です。
40歳を過ぎ、人から率直なダメ出しをもらえる機会が減ったなあと危機感を感じています。
昔のように怒られない、追い詰められないという意味では楽ですが、この落差が正直言って怖いです。
自分を律しようとも、自分で自分を客観的に見つめるには限界があり「これでいいのか?」「本当にいいのか?」と答えのない自問する時間が増えたように思います。
朝倉先生は企業研修やご自身の塾で、会社や年齢、役職などの枠を超えて受講をされている方に、ダメ出しをするのが一つのお役目かと思いますが、逆に朝倉先生ご自身が、誰かからダメ出しをされるような機会は作っていらっしゃいますか?
先生と言われるお立場ゆえ、私のような一会社員に過ぎない人間よりも、難しいのではないかと思います。あるいは他人からのダメ出しを受けずとも、客観的な視点でご自身を見つめる施策のようなものはありますか?
参考にさせて頂ければ幸いです。
はい!ペンネーム「森田さん」素敵な質問ありがとうございます。
その通りですよね。
40歳を過ぎると、もう人から注意だとか、指摘とかって受ける機会は本当に減ります。ましてや50代、60代になると、ほとんどの人が厳しいことは言ってはくれません。私の場合はどうしてるかっていうことなんですが、私は本当に人生の大先輩から、ダメ出しイッパイ言われました。もう特に、昭和12年生まれの高井・岡芹法律事務所、高井伸夫先生からは、もう本当に厳しいことをたくさん言われました。
そう思うと耳の痛いこと言ってくれる人って本当に少なくなるんです。
じゃあそんな私は今どうしてるかって言うと、私は若い世代の方がお付き合いをしています。そして部下や後輩からも、やっぱり時には厳しい指摘を受けることがあります。その時に、煙たがってしまったら、もう二度と私には言ってくれないなと思ってるんですね。
社員から私に苦言を呈すること、厳しい事を言うのって、やっぱり勇気がいると思うんです。
ですが、耳にした時っていうのは、本当に「生意気だ!」とかって言って否定するんではなくて、やっぱり1日たって「これってやっぱり合ってるな!」と思った時には「昨日は感情的に自分の想いを押し付けてしまったようで、申し訳ないなと思います」っていうことを、1日振り返って自分が、自分から謝ることも多々あります。
何故かって言うと、エゴって怖いなと思うからですね。
やはり、自らを振り返る機会、これやっぱり大事だと思うんです。感情的に部下を注意・指摘していないかどうか。人間ですから、感情の生き物っていうことありますよね。
でも権力だとか、権限を持ってる人がそれをやってしまうと、もう誰も何も言わなくなります。それって一番危険だと思うんですね。
だから真摯に耳を傾ける。
苦言に対して、注意・指摘に対し耳を傾けるというような姿勢は、常に持ちたいなと思ってます。
そんな中、自分を必ず振り返る機会っていうのは、設けるようにはしているんですね。
そうは言ってもやっぱり人って、なかなか人から耳の痛いことを言われて嬉しい人っていませんから、よほど気を付けなければ危険だなと思います。
トップセールスレディ育成塾塾生たちに対しても、社員に対しても、また受講生に対しても、私はそこに年齢だとか経験だとか関係なく、やっぱり「いいものはいい!」「ダメなものはダメ!」
ここやっぱり注意した方がいいなと思うことは、意を決し勇気を持って「率直にお伝えしてもよろしいですか?」っていうクッション言葉を添えて、お伝えさせていただいております。
それは「あの時言ってればよかった」ではなく、言い方・言い回しは気をつけなくてはならないですが、やはり大事だからこそ、率直に言わなくてはならないことって多々あると思うんですよね。
想いの強さが怒りの強さ
想いが強ければ強いほど、怒りの感情ってやっぱり出てきます。
そんな時、感情で怒ってしまったら、次の日に振り返る自分を、やっぱりこれは持たなくてはならないなということを常に意識してるって言う事です。
一つの参考になればありがたいです。
松下幸之助さんは、意図的に自分の周りに厳しいことを言ってくれる人を置いた、これは事実なんですね。
強運の持ち主の絶対条件は、年長者で厳しい人がいる!
ところが自分が年を重ねて年長者になっていくと、今度は自分よりも年長者の人が言ってくれるって事はないわけで、年下の人からであったとしても、部下後輩からであったとしても、厳しい言葉に真摯に耳を傾けることのできる自分ではいたいなっていうことは思ってます。
これは一生涯自分に言い聞かせていかないと、自惚れ・慢心・おごりが出てくるからこそ、気をつけたいなと思います。
素敵なコメントメッセージありがとうございます。
ペンネーム「まちこさん」そしてペンネーム「森田さん」素敵な質問をありがとうございます。
ものに対する執着心をどのように手放すのかって、やっぱり大事な部分ですよね。
合わせて、年齢を経てなかなか誰も注意・指摘をしてくれない。
そんな中、自分をどのように律するのかこれって、永遠のテーマだと思うんですね。
こっからさらに私たちは一歳一歳年を重ねていきますが、
謙虚にして驕らず
ある意味、慢心奢りを捨て、いかに素直な感性・価値観をもって人と接することができるかって、やっぱり大事な部分ですよね。
改めて、本日答えながら、大事なことを教えてもらえてるなぁということを感じさせて頂きました。
本当にありがとうございます。
この質問コーナーを通し、一人でも多くの方々のお役に立てるよう、これからも日々精進して参ります。
どうぞよろしくお願いいたします。