最近「本や情報を耳から学ぶ」というのを実践している方が増えてきましたね。
当社代表の朝倉千恵子も、voicy「世界はあなたの仕事でできている」を平日毎日投稿しています。まだ、お聴きになっていない方は、是非こちらからお聴きください。
https://r.voicy.jp/v2mvjxdkmrG
(voicyでも、“夢をかなえるゾウ”の話に触れています)
そんな朝倉の10月24日の放送の中で、ちょっとだけ懐かしい単語(名前)が出てきました。「8.相手を大切に思う心を形にすることで確実に思いは通じる」のチャプターです。「以前、部下から『社長はガネーシャですね』と言われたことがある。ガネーシャは究極のプラス思考で、そういう役割って大事!〇〇さんも是非ガネーシャになってくださいね」と。
voicyを聴いていただくとまさに分かるのですが、朝倉は大阪出身のため、生粋の関西弁を操ることができます。あの関西弁の「ガネーシャ」を連想させてくれるのです。
もちろん、書籍に登場するのは、象の姿の、腕が4本牙が2本ですから、朝倉とは似て非なる姿ですが、周りを明るく照らし元気づけてくれるそんな存在であることは一緒だと思います。
(2007年に発刊された「夢をかなえるゾウ」はシリーズ累計で430万部以上の大ベストセラー。今読んでも時代を感じさせない書籍です。)
朝倉のvoicyもガネーシャも大事なことを伝えているのが共通しています。
だからこそ、2冊目の中から、ネタバレにならない範囲で、少しだけ気付いたことを書かせていただきます。
私ども株式会社新規開拓は、人材教育・社員研修サービスを提供しております。そのため、毎年秋口から年明けにかけては、翌年入社の新入社員の皆さんへ向けての研修の問い合わせを多数いただきます。
そこで各企業様の人事教育ご責任者の皆さまからのご要望として多いのが「学生気分を抜いて、社会人の自覚を持たせてほしい」というもの。非常に重要です。
それでは、「学生気分」というのは何か・・・様々な切り口の中の一つに「働いているんだから、給料をもらうのは当然」といった考え方が含まれると思うのです。義務と権利というと堅苦しいのですが、権利を最優先に捉えがちで、まずは給料に見合った働きをするという義務が後回しになりがちという話を耳にします。
これは何故なのか、の一つの答えになりそうな話がありました。例の「夢をかなえるゾウ」の中で、ガネーシャが主人公にこんなことを言うのです。「子供の時に宿題をしたり、手伝いをしてお小遣い(お駄賃)をもらえるという体験をした人は最悪や。なぜなら、やりたくないことでお金がもらえるとなると、どうやって手を抜こうか、どうやってテキトーにお金をもらおうかと考える習慣が身につくから」
宿題の漢字の練習はとりあえず埋めよう。算数も“えーい、ちょっとくらい間違ってもいいや”。部屋の片づけは、“見えるところだけちょっと整えれば、ばれないなぁ”。玄関の掃き掃除は、“目立つゴミだけとればいいか・・・”最低限の行動で「お金をちょうだい」と。
この経験があると、大人になって仕事についても、同じようにできるだけ楽に、言われたことだけ、就業時間だけやり過ごしてお給料をもらおう、と考えて仕事をする、というのです。
このような考え方・習慣は、わざと身に付けようと思ったわけではないのでしょうが、結果として身についてしまった・・・
皆さんご自身は、または、皆さんの身の回りの方々の仕事観はどうでしょうか?
もちろん、小さな子供だと、こういう考え方は仕方ないのかもしれません。しかしながら、自社の将来を担う“期待の星”の新入社員の根底にこのような考え方であるとしたら、輝かしい未来は不安です。
だからこそ、新入社員研修という、できるだけ早いタイミングで矯正したいと考える人事の方々が多いのでしょう。
話は少々変わりますが、「3人のレンガ職人」という逸話があります。同じレンガを積むという仕事(作業)であっても、職人の考え方一つで意味合いがまったく変わるというものです。
おそらく、先ほどのガネーシャが話していた、最悪の習慣のまま大人になってしまった場合、、、三人目のレンガ職人には到底近づけないし、その思考をおもんばかることも難しいのかもなぁと怖くなりました。
成長するとともに、自律した大人として、そしてプロのビジネスパーソンとしての考え方を身に付けたいものです。そのためには、学習しないとならないし、様々な物事を体験することが不可欠なのだと思います。
給料をもらうという権利を得るには、実は、組織人としての義務と責任を果たしてこそ、なのです。だからこそ、生産性を上げないとならないし、より多くの利益を出すように全力を尽くさなくてはならないのです。
余談ですが、夢をかなえるゾウシリーズのコンセプトは「世の中に自己啓発本は沢山あるけれど、人が変わっていないのはなぜか?」の問いからスタートしたそうです。
仮に本を読んだとしても、実際に行動する人はほとんどいないからかもしれませんね。だからこそ、半強制的にでも、行動する機会を用意しトレーニングをしないと、人は変わらないのかもしれません。
「そうか!」と思われたあなた!トレーニング形式の研修に興味をお持ちの方は、当社の営業担当者へ、またはこちらからお気軽にお問合せくださいませ。
本日読ませて頂いたこのメッセージは、株式会社新規開拓のホームページの中のビジネスコラムの中に掲載されているものです。
私ども、株式会社新規開拓の講師である「大下 亜希子」のコラム、是非とも皆様お読みくださいませ。大下亜希子はリピート研修が圧倒的です!
是非、これから先も株式会社新規開拓の研修を通し、新入社員の方が他のマインドの切り替え、社会人になった時に学生気分の延長ではなく、お金をもらって学ばせていただくっていう考えももちろんですが、やはり義務と権利の間違いはしてはならないということも含めて、きちっと教えてあげてほしいなと思います。
よろしくお願いします。