毎週水曜日は、Voicyリスナーの皆様からの質問にお答えするコーナーです。仕事のことや人生のことで知りたいこと、悩んでいること、お寄せいただいたご質問に私の考えでお答えさせていただきます。一つのものの見方、考え方の参考になれば嬉しいです。
さて、今日はどんな質問が来るでしょうか。はい、楽しみです。
本日頂いた質問を読ませていただきます。
- ペンネーム:パンダさん
- 30代女性
親戚にとても苦手な人がいます。
相性が悪いというか、価値観が相入れないというか・・・
とにかく、「話せば分かり合える」イメージが湧きません。
朝倉先生は
・どうしても相性が合わない相手
・ものすごく苦手な相手
とも、うまくコミュニケーションをとろうと努力されますか?
それとも、無理なものは無理と割り切って、縁を切りますか?
はい、ペンネーム:パンダさんからのメッセージです。
この後、私の考えをお話しさせてくださいね。朝倉先生はっていう問いかけですから、私の場合はどうだったのかということをお話しさせてください。どうぞよろしくお願いします。
そうですね、やっぱり相性が合う合わない、好き嫌い、これってあります。もう完璧に全部好きなんてことはないんですね。むしろ私の場合は八方美人で、嫌でも嫌だと言えなかったっていうことの方が近いかもしれません。
本来であれば、ものすごく苦手でもとっても嫌なのに、嫌だとかそんなことを思ってもいけない、言葉に出してもいけないと思って我慢するタイプだったような気がしますね。ましてや親戚、身内の中で苦手な人がいる。やっぱり完全に相性が合うってことはないと思うんですよ。
人にはやはり価値観が合う人、合わない人、それでもお付き合いしなくてはならない人ってあると思うんですが、縁を切るのは実は簡単なんですね。
ですが、切っても切れないのが身内の縁ではないかなと思うんです。
話せば分かり合える。でも、話してもわからないっていう人も中にはいますよね。こちら側から歩み寄ろうとしても、相手が聞く耳を持ってくれなかったとしたら、それは平行線になってしまうこともあります。
ですが最終的にはパンダさんがどうしたいかですよね。
私の場合、どうしても相性が合わない相手、ものすごく苦手な相手、そんな人とも、うまくコミュニケーションを取ろうと努力しました。それでも無理なものは無理ですよね。
ですが、自分がやることをやらないで、努力もしないで、「この人向いてない」と思ったら、みんなみんな、みんなみんなさよならかもわからないというぐらい、それくらい昔は好き嫌いが実ははっきりしてました。
お客様との関係性を良好に維持・継続するためには、タイプ別、お客様の個性・タイプ、ここも、しっかり読み取りながら、見た目が感じ悪くても性根のいい人もいれば、見た目が感じ良くても実は全く違うような「えっ?」って思うような事柄もありますよね。上司もそうです。「タイプ別上司攻略本」という本を昔PHPさんで出させていただきましたが、やはり苦手な相手をどのように味方につけるのか、ということは努力してきました。
自分の個人の感情と仕事は、ここはもうきっちり割り切りましたね。
もっと言うと、過去は嫌でも嫌だと言えませんでした。もう何でもかんでも自分自身が受け入れなきゃいけない。
人のこと悪く言ってはならない、悪く思ってもいけないっていうことで、一生懸命相手に合わせようと努力しましたね。だから結構、神経使いました。くたびれましたね。
それでもうまくいく関係性もあれば、なかなかうまくいかないこともありました。ですが、相手は変わらないと思います。だからこそ自分がどうしたいのか、だと思うんですね。
例えば、相手に代わってもらいたい、相手の価値観を変えたいと思っても、相手は基本的には変わりません。だからこそ、妥協と譲歩って違いますから、いかに歩み寄れるか?これも心のゆとりではないかなと思うんですね。
許さない!許せない!
ここを許す心を持つと、ものすごく心が楽になったりしますね。
ぜひ、相性が合う合わない!相性が良い悪い!これってあっていいと思うんです。
価値観が合わない、合う。
もうねえ、好きに理由はなくって、好きな人は無条件に好きなんですよ。でも嫌いには理由があるんですよね。「なんでやの!って、なんでこんな時にこんな反応するの?」って、もう信じられない、許せない、もう我慢ならない。ありますよ。だから「三階から飛び降りる」っていう言葉が出たんです。
私が最も嫌いなのは、忖度、裏切り、自分だけ得をしたいという、人を売る!もうね、そういうの大嫌いでした。今も好きではないです。ですが、人を変えようと思っても人は変わりません。だからこそ自分がいかに寛大なマインドになるかどうかですよね。最後は自分を鍛えるしかないなと思うんです。
切るのは簡単でしょう。うちの母ではないですが、私がもつれた糸を、毛糸編みの時にもつれた糸を切ってつないでたら
「もつれた糸は切ったらアカン、ほどき!」
「めんどくさいやん、時間かかるし!」
「アカン!切ったらアカン!ほどき!」ほどきって言ってくれました。
これには大きな意味があったなって今頃分かります!今頃。
縁を切るのは簡単、いかにつなげるか、いかに相手との良好な人間関係を維持・継続するか。相手は基本的には変わりません。だからこそ自分がいかに相手を許し、相手を受け止めることができるのか。これって自助努力しかないですよね。
パンダさん、参考にしていただけると嬉しいです。
改めて思いますが、好きに理由はないです。とにかく好きは好き!
ですが、苦手とか嫌いには明確な理由があります。だからこそ相手は変わらない。相手は変わらないからこそ自分自身がいかに受け止めることができるのか。
自分の寛大さが全て問われるんではないかなということを、今日のパンダさんのメッセージを自分で声に読ませていただきながら、感じる部分があります。
昔、ものすごくムキになったことが、今思えば「何でああいうことで腹立ってたんだろう?」と思う事ってあります。
自分自身がやっぱり変われば、物事に対してイライラしたり、キーってなったりしなくなるんですよね。
不思議ですよね。
やっぱり人間は成長する生き物です。
短期は損気、寛大で行きたいなと思います。