毎週水曜日は、Voicyリスナーの皆様からの質問にお答えするコーナーです。
仕事のことや人生のことで知りたいこと、悩んでいること、お寄せいただいたご質問に私の考えでお答えさせていただきます。一つのものの見方考え方の参考になればありがたいです。
今日はどんな質問が来るでしょうか?
この後、確認させていただきます。
ペンネーム、あーこさん、50代の女性からです。
家族経営で主人(50代)、息子(30代)。私は今は事務だけお手伝いをしています。
3年前までの私は毎日現場仕事で夜や休日に事務をしていました。主人の物の言いようが乱暴で20年耐えましたが、ついには心身ともに不調になり、主人と少し距離をとりました。
そのころVoicyと出会い、朝倉先生の働くあなたの応援団長に背中を押され、自分でやりたかったお店を強行突破でオープンさせました!感謝しています♡
離れて仕事することにより主人とも最悪の結末はまぬがれて今は穏やかに暮らしています。が!しかし!今度は息子が身体のあちこちに支障をきたしています。仕事でなにが一番つらい?と聞いたら「あの喋り方しかないよ…。」と。会社勤めなら転職するけど、自営業の場合はなかなか難しいです。自分も経験したので尚更つらいのが良くわかり…。私は正直、息子の身体が一番心配です。こういう場合、朝倉先生ならどう考えますか?自営業の方々にもご意見聞きたいです。
ペンネーム、あーこさん、メッセージありがとうございます。
この後、チャプターを開けて私の考えをお話しさせていただきます。何か一つの参考になればありがたいです。
自営業で家族経営をされてる方々も、このVoicyを聞いてる方々の中にはたくさんいらっしゃいます。是非今日の質問に対して良い意見があれば、是非ともコメントしていただけると嬉しいです。この後、私の意見をチャプターを変えてお話をさせていただきます。
それでは、私の考えをお話しさせていただきます。
家族経営は難しいですね。本当に社長様である旦那様も自分自身の心のやり場をどこに持っていいかわからない。
そんな中、どうしても家族に対しては甘えがあったり、家族だからこそ理解してくれるだろう、わかってくれているだろうという、これもまた一つの甘えではありますね。
ですが、身近にいる人が一番相手を敏感に見てるわけで、一昔前までは非常に古いですが、寺内貫太郎一家のような、ちゃぶ台をひっくり返すようなお父さんの姿。
それに対して耐え忍ぶ家族がいたりとか、ある意味短気なお父様を周りが気を使いながらも、それに対して物申せないというようなことがよく起こりましたね。
ですが、今は時代がどんどん変わりました。
もっと言うならば、仕事がない時代、女性が外に働きに行く場所もない時代は、そんなある意味ワンマンで、一つ間違えると横柄で傲慢な旦那様社長に対して、個人事業主に対してずっと耐え忍ぶような事柄っていうのが、どこにもあったんではないかなと思います。
ところが、今は女性も働ける時代です。
ましてや、30代のご子息は家族経営のそのお店でなくても外でも働けるっていうような、そういう状況でもあるわけですね。それでも家族経営をしなくてはならないということであれば、これは家族会議を開いた上でしっかりお話をすべきだと思います。
もしかしたら旦那様である経営トップの社長様、ご主人様は誰にも言えないいろんなストレスであったり、悩みをものすごく抱えてらっしゃるかも分かりません。
だからこそ、何が原因で息子さんに対して喋り方が乱暴になるのか。やっぱり、健康を害するぐらいのストレスを与えてるっていう事に対して、そこは率直にお伝えしないと息子さんが体を壊してしまって、心が病んでしまったりということでは遅いと思うんですね。
あーこさんはまさに、最終的にご自身が壊れる前に旦那様と少し距離を置き、そしてご自身で自分が一番やりたかったお店を強行突破でオープンされたっていうことで、ちょうどいい距離感によって最悪の結末を免れたようですが、息子さんにはやはりなかなかそれを言えるっていう状況も難しいのかもわかりませんね。
ストレスはあまりにも耐えすぎてしまうと、最終的には体を壊したり心を壊したりしてしまいます。そうならないためにも、やはり旦那様に対して家族会議を開き、お話はした方がいいんではないかなと思うんですね。自営業で一番苦しんでるのは、もしかしたら旦那様なのかもしれません。
ですが、息子さんが体を壊したり心が壊れる前に、是非とも旦那様に一度家族でしっかりこれから先のことをお話しませんかということを申し出て、そしてお話をすべきではないかなと私は思います。
無責任なことは言えません。ですが、私も小さい時から親が商売をしていて、父が経営者で母がやっぱり言いたいことも色々とあったのかもしれませんが、なかなかそこを言えないで我慢することもあったのではないかなと思うんですね。
夫婦喧嘩で一番多かったのは金銭の問題でした。金銭の問題でやっぱり喧嘩しているその姿を子供心に見ながら、お金がでやっぱり夫婦っていうのは揉めるんだなっていうのを、まあ自分自身が小さい時に感じることもあったがゆえに、どうしても誰に当たるかって言った時に、身近な奥様であったり子供に当たる事っていうのも、もしかしたらあるのかも分かりません。経営が順調で何の心配もなかったら穏やかな表情でいられるかもわかりませんが、もしかしたらご主人も人には言えないいろんなものを抱えてるのかもしれません。
是非とも話し合う機会を設けていただければなと思います。
今度は角度を変えて、前回男性限定のイベントを行いましたが、やはり男性たちが言葉の選び方、奥様に対する接し方、無意識で言ってる言葉、無意識でやってることがら、それが蓄積をされることによって、蓄積していくことによっていつしか不満が爆発して、最終的にはもう我慢ならないって言った時に奥様が家を飛び出し、最終的には熟年離婚となり、最後は寂しい老後を過ごすことになる。
孤独死が増えているのはなぜなのかっていうことに対しても、率直にお話をさせていただきました。
そうならないためにも、早いうちにお話をし合って改善できることを、夫婦でまた親子で話されることを私はお勧めしたいと思います。
Voicyリスナーの皆様の中で同じような境遇がある方は、是非ともアドバイスいただけるとありがたいです。
参考になればありがたいです。
奥様や息子は所有物ではありません。
だからこそ、家族だからって言って何を言ってもいいものでもなく、自分のものでもない。そんな中で、本当に身近にいる家族が実は一番旦那様の器、そして経営者の器、上司の器を見てるのかも分かりませんね。
他人ごとではなく、自分ごととして自分自身はどうなのかっていうことも含め、言葉の選び方、言葉の発し方、相手に対する接し方、改めて振り返る、そんな機会をいただけた大切なご質問。是非とも参考になればありがたいです。
「運がよくない人」に多い、他責思考のクセ |
朝倉千恵子Voicy 質問受付コーナー |