今日はVoicyさんからのお題「刺さる伝え方」についてお話しさせていただきます。
リスナーの皆さん、言葉には大きな力がある。私はそう思います。
同じ内容でも、伝え方一つでただの情報になることもあれば、相手の心を動かし、行動を変えるきっかけになることもありますよね。
それでは、どうすれば相手の心に深く刺さる言葉を届けることができるでしょうか。
朝倉千重子流の刺さる伝え方の秘訣を、ぜひ本日は柔らかく、たっぷりお話しさせていただきます。ぜひ皆様の大切な人とのコミュニケーションに役立ててくださいね。
今回は、話の地図を使って6つのポイントでお話しさせていただきます。
まず1つ目、相手を主語にして話す。
私たちはつい話をする時に、自分を主語にしがちです。例えば、こんな風に伝えてしまうことってありませんか?
「私はこの商品が素晴らしいと思っています。」
実はこれでは、あなたの思いは伝わるかもしれませんが、相手には自分事としての実感が湧きにくいんです。少しだけ言い方を変えてみますね。
「この商品があれば、あなたの毎日がもっと楽になりますよ。」
どうでしょうか?
あなたを主語にすることで、相手は自分に関係がある話だと感じやすくなります。人は自分にとってどんなメリットがあるのかを知りたいもの。だからこそ、言葉の中心にあなたを据えること、これが大切。
実はこれは、ビジネスの場面だけではなく、日常の会話にも生かせます。
「私はあなたに感謝しています。」
そうではなく、
「あなたのおかげで、私はとても助かりました。」
これ、同じように感謝を伝えるにしても「私はあなたに感謝してます」私が主語なのか
「あなたのおかげで、私はとっても助かりました」ニュアンス違いますよね。
同じ感謝の気持ちを伝えるにしても、「あなたのおかげ」という表現がそこに加わることによって、より相手の心に響く言葉につながりますね。
言い回し、言い方をちょっと変える。相手を主語にすることで、グッと伝わる言葉になります。
2つ目、具体的な言葉を使う。
なんとなく良さそうではなく、はっきり相手の脳裏にイメージができる言葉を使うことが大切です。例えば、こんな表現はどうでしょうか。
「この学びはあなたの人生に役立ちます。」
実は良いことを言ってるようですが、少し漠然としていますよね。どんな風に役立つのかがピンと来ないかもしれません。それでは次のように言い換えてみます。
「この学びを実践すれば、あなたの営業成績が半年で3倍になります。」
どうでしょうか?具体的な数字や期限を入れることで、ぐっと説明力が増しましたね。
これは日常のコミュニケーションでも使えます。例えば、
「このレストラン、美味しいよ。ここのパスタ、もちもち食感でソースが絶品なんだよ。」
具体的な情報を加えるだけで、相手のイメージが広がり、記憶にも残りやすくなりますね。伝えたいことがある時は、どんな風に、どれくらいを意識して、よりリアルな言葉を選んでみてください。
3つ目、熱量を込めて語る。
どんなに素晴らしい言葉を選んだとしても、そこに熱量がなければ相手の心には響けません。とっても大切になるのが「この言葉で相手の未来が変わるかもしれない」という気持ちで伝えること。
「この本、おすすめですよ。」
「私はこの本に人生を救われました。だからこそ、あなたにも読んで欲しいんです。」
違い、分かりますよね?おそらく後者の方が、2番目の方がより心に刺さりますね。それは、話し手の思いが伝わってくるからです。
熱量は、声のトーン、表情、身振り手振り。私はここに、間の取り方、声の抑揚をつけたりすることによって、相手に届いて、相手に伝わったかなって。伝えたではなく、伝わってこそ意味がある。だから熱量はとても重要だと思ってます。
熱意を持って伝えることで、言葉以上のものが伝わりますね。
4つ目、問いかけを使って相手を引き込む。
人は問いかけられると、自分のこととして考え始める生き物です。例えばこう言われたらどうですか?
「あなたは今、一番大切にしたいものなんですか?」
やっぱり考えますよね。問いかけることで相手に気づきを与え、心を動かすことができます。他にも、
「もし半年後、あなたの人生が変わってるとしたら、どんな未来を思い描きますか?」
「あなたが本当に叶えたい夢は何ですか?」
このように問いかけを入れることによって、会話に何よりも深みが生まれます。
5番目、相手の未来を描かせる。
人は未来の自分をイメージできた時に行動したくなります。例えば、
「この学びを続けたら、1年後のあなたはどんな人生を送っているでしょう?」
TSLもそうなんです。
TSLを受講し、この学びを継続したら、1年後のあなたはどんな人生を送っていますか?自分でも想像できないぐらいの未来が待ってるかもしれない。相手は自分の未来の自分を思い描きますよね。
「あなたが半年後、笑顔でいられるために、今から、今日からできることは何ですか?」
「あなたの未来を輝かせるために、今この瞬間、どんな一歩を踏み出しますか?」
このように未来を想像させる言葉を使うことで、相手の心に希望やワクワク感を生み出すことができます。
最後、6つ目です。心に残る締めくくりを意識すること。
最後の一言が相手の心に長く残ることがあります。だからこそ、締めくくりの言葉を大切にすることが重要。
「とにかくやってみてください。」
ではなく、
「あなたがこの一歩を踏み出せば、未来は確実に変わります。私はあなたの挑戦を心から応援しています。」
どうでしょうか?どちらが心に響きますか?間違いなく後者の方が、相手の心にやってみようという気持ちを芽生えさせることができますよね。
感謝の言葉を添えるのも、実は効果的であり、私は何よりも大事だと思います。
「こうしてお話ができたこと、とても嬉しいです。ありがとうございます。あなたの可能性は無限大です。今日も素敵な1日をお過ごしくださいね。」
ポジティブな余韻を残すことで、相手の心に温かさや前向きな気持ちが生まれますね。
最後、まとめです。
心に響く、刺さる伝え方、6つのポイント。
1.相手を主語にして話す。「私は」ではなく、あなたの視点で伝える。
2.具体的な言葉を使う。抽象的な表現を避け、数字やイメージを加える。
3.熱量を込めて語る。思いをのせて、声や表情、身振り手振りを活用する。
4.問いかけを使って相手を引き込む。相手に考えさせることで関心を高める。
5.相手の未来を描かせる。希望やワクワク感を感じてもらう言葉を選ぶ。
6.心に残る締めくくりを意識する。ポジティブな余韻を残し行動を促す。
Voicyリスナーの皆さん、あなたの言葉が誰かの未来を変えることにつながっていきます。伝え方を変えるだけで人の心は大きく動きます。そしてその言葉が相手の人生を変えるきっかけになるかもしれません。
あなたが大切な人に伝えたいことは何ですか?
その思いを相手の心に届く形で伝えることで、もっと素敵なご縁が生まれるはずです。
あなたの言葉が誰かの未来を照らす光になりますように。
今日も心を込めて言葉を紡いでいきましょう。
最後に一言。あなたの伝え方はすでに素晴らしいものを持っているはずです。少しの工夫を加えることで、もっと多くの人の心に響く言葉になります。
伝え方を磨くことは相手を大切にすること。
ぜひ今日語らせていただいた6つのポイントを活かして、あなたの言葉でたくさんの人を幸せにしてくださいね。心から応援しております。
朝倉千重子でした。
皆さん、最後までお聞きくださりありがとうございます。これから先、さらに伝える力が求められる時代になります。
チャプターを分けて、ロジカルスピーチの案内もさせていただきますね。
伝え方を磨くことはものすごく重要ですよ。
何度も何度もこの6つのポイントをお聞きください。
Voicyリスナーの皆様の未来を心から見守り、応援しております。