昨年、大谷由里子さんのおかげで、鹿児島県にある麹発酵ホテルにて、大切な時間を過ごさせていただき、ものすごく楽しい時間を過ごしたことを、Voicyでもお話をさせていただきました。
「虫まんじゅうの気持ちわかるやろう!」って、まあ、面白いお話のタイミングの時に、鶴岡秀子さんが3月に、桂春蝶さんの創作落語を聞くっていうお話をしてくださったんですね。
その時に、岡本太郎さんの「太陽の塔」このテーマでお話をしてくださるということで、今回ご縁があって、お話を聞く機会に恵まれました。
いや〜もうねえ、言葉にならないほど大きな感動を得ました。
以前、人生の大先輩から、人前で話をするにあたって気をつけた方が良い点、それは「間の取り方」
間の取り方を学ぶには、落語を聞きに行きなさい、ということを教えられました。
私は仕事の合間、そして休日を活用し、落語を何回か聞かせていただき、演者によって、また前座の方と真打の方の話し方にはどんな違いがあるのかっていうことを、落語を通して気づかせていただきました。
今回、鶴岡秀子さんのおかげで、私は桂春蝶さんの創作落語の独演会に参加することができました。
桂春蝶さんの落語は、単なる笑いを超え、人間の感情や深いドラマを見事に表現しておられました。
春蝶さんの言葉一つひとつに思いが込められているのが感じられ、落語を聞いていると、彼の情熱や真心が伝わってきて「言葉の力」「人を動かす力」って本当にすごいな、ということを改めて学ばせていただきました。
ありがたいことに、落語を聞いたその翌日には、春蝶さんが直接太陽の塔を案内してくださるという、貴重なチャンスに恵まれました。
普段は見ることができない角度から太陽の塔を観察し、その奥に込められた岡本太郎さんの思いを知ることができました。
実はこの経験を通じて、過去の教訓を未来に生かすことの重要さも深く感じさせていただきました。
1970年に大阪で開催された万博。
戦後25年後に、あれだけすごい大阪万博を開催されたということって、改めてすごいことだったんだな〜ということを感じました。
ちょうど私が8歳の頃、同級生のお父様、お母様と一緒に万博を見に行きましたが、見事に迷子になってしまい、ひとりぼっちとなり、どうやってみんなと合流するかっていうことで、何を見たかとか、何を感じたかとかっていうのは全く覚えてはいませんが、とにかく人人人、すごい人だったなということと、迷子になったその苦い思い出しかないって言っても過言ではないです。
岡本太郎さんが未来を見据え、人間の力強さと希望を象徴として作り上げたもの。
太陽の塔が過去を振り返り、その教訓を生かして未来に向かって進む力を教えてくれるシンボルであるということを今回、深く感じました。
実際に太陽の塔を見た時、岡本太郎さんが何を伝えたかったのかが、実は明確に見えてきました。
桂春蝶さんが教えてくださった言葉と、いろんな感覚が私の心の中に深く「何かを気づきなさい」何かを私に教えてくれてるような気がしてならなかったんですね。
目の前にある大きな芸術作品を通して、彼のメッセージが強く伝わってきました。
岡本太郎さんが何を私たちに伝えたかったのかということを、桂春蝶さんの言葉を通して、より深く伝わってきたんです。
この経験を通して、私は「過去があるからこそ未来がある!」
過去を見つめ直し、そこから学び取ったことを、私たちがこの後どのように進むべきものを見つける力を身につけていくのか。
私たちがどんなに忙しい日常の中であったとしても、忘れてはならない大切なことに気づき、それをどう生かすかが、これから先の未来を形作るにおいて、とても大事なことであるということに気づきを得ました。
人類の進歩と調和、その先に見えるもの。
今回、桂春蝶さんの創作落語を聞くために大阪に行けたことは、私にとって特別な体験になりました。
桂春蝶さんの落語は単なる笑いだけではなく、人生に対する深い洞察を与えてくれました。
だからこそ、私はものすごく強い衝撃を受けました。
彼の言葉の中に、私たちが普段見過ごしている社会の矛盾や問題について、深く考えさせられるものがありました。
だからこそ、涙があふれてました。
現代社会にはたくさんの矛盾があります。
物質的な豊かさや、技術の進歩があったとしても、私たちが本当に求めている心の平和や幸福は、もしかしたら不足していることが多いのではないか。
「本当に人類は進化してるんだろうか?」という問いが私の心に深く強く響きました。
表面的な進歩や豊かさがあったとしても、真の幸福を手に入れることはできないのではないか、という思いが実は湧き上がってきたんです。
岡本太郎という人物は、まさに時代を先取りして生きてきた時代の先駆者ではないかと。
彼はただの表面的な豊かさに満足するのではなく「もっと深い、真に満たされた豊かさを追い求めるべきだ」というメッセージを込めて、あの大阪万博を通じて、象徴となった太陽の塔。
私たちは何を大切にし、何を求めるべきかを問いかけてくれてたんではないかな、というような、そんな気持ちになりました。
岡本太郎さんがその時代の枠を超え、今を生きる私たちに、深い問いを今も投げかけているような気がしてならないんです。
今回、桂春蝶さんの落語を通して、さらに深くそれが伝わってきました。
桂春蝶さんの落語を通して、岡本太郎さんが私たちに伝えたかったことが、より深く心に刻まれました。
「未来に調和はあるのか?」という問いが、現代を生きる私たちにとって非常に重要であることを改めて実感しました。
「永遠の微調整」という言葉が今も私の耳に深く残っています。
進化の果てに、どんな未来を描いていくのか?
その先に、本当の調和があるのか?
それとも過ちを繰り返すのか?
それを選択する責任が実は私たちにはあるんです。
特に印象に残ったのは、桂春蝶師匠が最後に語られた「芸術は鎮魂だと思っています」という言葉でした。
岡本太郎さんが命をかけて伝えたメッセージを受け継ぎ、それを伝えることこそが私たちの使命であり、その行為が魂を救うことにつながるという、強い思いが込められていました。
この思いを、私もこれからの生き様を通して伝えていきたいなと思いました。
今回、鶴岡秀子さんのご縁で、そのご縁を作ってくれた大谷由里子さんとのご縁で、桂春蝶師匠との縁がつながり、このご縁を通して、私が思ったこと、
私たち一人ひとりが、過去の教訓を受け入れ、それを未来に生かすことが大事。
真の進化とつながり。
調和を築いていける。
これがこれから先の生き方の中で求められてるんではないかなということを、心の中に整理をしました。
忘れないためにまとめてみましたが、Voicyリスナーの皆様に何かお役に立てたらありがたいです。
私はまた、桂春蝶さんの創作落語は絶対に聞きたいなと思いました。
そしてTSL塾生、「おとな美サロン」のメンバーの方々と春蝶師匠の落語を聞き、話し方の真の技術ってどういうことなのかっていうことを、共に学びたいなということをとてもとても強く感じました。
ぜひ、参考になればありがたいです。
いかがでしたか。学びは一生、一生学び、一生勉強、話す技術。
お一人で1時間40分、桂春蝶師匠はお話をされましたが、
いや〜!一人芝居、独創落語、創作落語が、これだけすごいのかっていうことを、私自身はものすごく大きな気づきと学びを得ました。
まだまだ修行は続きます。
これからさらに自分自身の話す力、講演会においてもお客様のお役に立てるように、全力投球で邁進していくことを改めて心に誓いました。
今年は、企業研修が多く入っていきますが、お仕事のご依頼をくださるお客様のために、経営トップの代弁者として全力で研修、 セミナー、講演を担当させていただきます。