大学を卒業し、一番最初についた仕事は小学校の教員でした。
小学校教員時代はそれぞれが担任制でもありましたので、誰かを指導したり導いたりっていう、そんなことはほとんどありませんでした。
後輩先生が入って来て、その時に自分自身が1年間を通して学んだことを気づいたこと、それをお話しすることはあったとしても、皆さんがやはり一人ひとりがプロフェッショナルな仕事をし、新人とはいえ担任を持つっていうことは、そこには責任と責任感が生じます。
子供達の未来の為に、自分がどれだけのことが出来るのかっていうことで、真剣に考え、そして活動をされてることっていうこともありましたので、今振り返ってみた時に、そこでのマネジメント経験は私にはありませんでした。
では「いつが初めてのマネジメント経験なんだろう?」ということを、今回Voicyさんのハッシュタグ企画を通し、改めて考えました.。
35歳で初めて、未経験でありながら営業の世界に入り、そして自分自身がその会社に入社したのが2月17日だったと思うんですね。その後、4月1日に新入社員の方が自分の部署に2名入りました。いきなり上司から「あなたの部下だから」あなたの部下だからって言われた瞬間、まだ私も2月17日に入社したばっかりで、2ヶ月も経っていない「なんで??」って思ったことは事実なんですが、その時新入社員の2人が私の初めての部下となったっていうこともあります。
ですが、改めて考えた時、この新入社員の2名の方々の指導に関しては、たった2ヶ月しか変わらなくても、私の方が2ヶ月先輩ということで「いきなりリーダーに任命されて、どないすんねん!」とかと思ったことは事実でしたが、まあ一緒に学んでいこうということも含めて、いろんなことお話をさせて頂いたかなと思います。
ちょうど年齢的には一回り違ったんですね。私が37年生まれで、2名の方々は49年生まれのまさに寅年でした。その2名の方々が入社されて部内が非常に明るくなり、そしてそのうちの1人の部下の話は、以前 Voicy でも話をさせていただいたかと思うんですが、「もう絶対に自分の部下にはなってほしくない!」と思うようなタイプの人が「あなたの部下だから」っとなった瞬間「いやいやどうしようかな?」と思ったんですが、結果的にその部下を通し、本当に私はいろんな気づきを得ました。
部下から学ばせていただいたこと、やがてこの部下上司っていう言葉も、不要になる時代は来ると思うんですが、当時私の直属の部下は新入社員の2名でした。
まあそんな中、本当にあの時は宇宙人とかに言われてましたからね。その宇宙人の2名を見るプロセスっていうのは、今振り返っても学びになりましたね。
一回り違うっていうことは、価値観も感覚も、またファッションも、物の見方考え方も、大きく違いがありました。
ところが魂レベルで言うと「年齢ってもしかしたら関係ないのかな?」と思うような事柄がいくつかあったんですね。「本当にすごいなぁ!」と思って、新入社員の方から学ばせていただく事柄ってたくさんありました。
体当たりで事に当たる。上司であろうが先輩であろうが、やはり自分が与えられた任務・使命を全うするために、それに対して夢中に頑張るっていう、その姿勢を見た時、そこには駆け引きだとか、例えば打算・計算は全く無く、体当たりで挑む姿を見て「素晴らしいなぁ!」と感じさせていただきました。
私の「初めてのマネジメント!」って言っても、自慢出来ることはひとつもありません。あまりにも激しいタイプの新入社員に対し、いろんな不平不満を先輩たちが漏らしていた時、その時涙で言葉が出なかった時「絶対に見返してやろう!」っていう、そんな心構えを形に表すために「ムキになって努力したなぁ!」って「本当に未熟だったなぁ!」ということも自分自身も感じます。
ですが、本当にその新入社員が頑張ってくれたことによって、周囲の評価が変わり、そして周りが信頼感を得るようになり「人の可能性ってすごいなー!」っていうことを改めてその部下を通して考えさせていただきました。
もう一つはですね、やはりこれも以前にVoicyさんでお話をさせていただきましたが、札幌営業応援の時です。
自分の部下と言われる人たちはオール年上。そして中には昭和12年生まれ、16年生まれ、父母と同い年のベテランの営業の方がいて、数字が低迷してる!このままいくと札幌営業所は閉鎖。なんとか「営業応援を!」っていうことでその時引き受け、約1年間営業応援を担当させて頂きました。
現場を一緒に歩き、そして雪の中で何度も転び「あーこんな環境の中で仕事をしてるんだなぁ」と思った時に「評論家ではなく実際に実務家にならなければ、人の心なんてわからない」ということを学ばせていただいたことを鮮明に覚えております。
まだ入社して1年目「東京からトップセールスが来たんです!」っていう風な形で、嫌味なことを言われたり、そして自分自身の在り方、指導の在り方に間違いがあると全社的に広められたりとか、いや〜やっぱり苦しんだこともありました。
ですが、やはり教育は本気と根気と覚悟ではないですが、雪の中一緒に現場を歩き、そして本当にコミュニケーションは接触回数で、何度も何度も話をしたり、夜も一緒に飲みに行ったり、カラオケに付き合ったり、そういうことも含めて、回数重ねてコミュニケーションを取ることによって、段々良くなっていたんですね。
そして昨日の YouTube で放送させて頂いた動画をご覧いただければと思うんですが、昨日を YouTube でラポールトークを語ってるんですが、このラポールトークを現場で一緒に同行営業しながら、お客様の前で語らせていただき、そしてそのトークを覚えてもらい、それを実行してどういう結果が出るのかっていうことを報告をいただき、繰り返し繰り返し、何度も何度も嫌な顔をされたり、そして時には嫌味なことを言われたりしても、自分がどんなに傷ついても、立ち向かう人の心は鏡なりっていう見山先生の言葉を胸に、
後もう1回一緒に現場を歩いてみよう
後もう1回話をしてみよう
後もう1回朝礼で自分の思いを語ろう
そうやって、何度も何度も何度も失敗を繰り返しながら、傷つきながら「これでいいのかな?」と思って模索しながら、日々真剣に一生懸命頑張ってた時の事を思い出しました。
営業の世界に身を置いて1年。
1年目に新規お客様開拓はトップを取ったと言えども、まだまだ経験も不足している私。
人生経験豊富な方々に何を伝えられるのか?と
どのようにお話をすべきか?
言葉遣いは当然敬意を表し長幼の序を用いて行なってはいましたが、それでも真剣に事にあたる時は「ならぬものはならぬ!」指示や命令に対してはお伺い口調ではなく、断定話法で用いる。
〇〇してください。
〇〇お願いしていいですか?ではなく
〇〇をしてください。
ここは客室乗務員の方々が機内でアナウンスをする際「シートベルトを締めください」「座席テーブルを元の位置に戻してください」全ては断定話法命令形ですよね。
これを「皆さまシートベルトを締めになって頂いた方が安全かと思いますが、いかがですか?」こういうアナウンスではこれは浸透はされない。それを遂行はしてくれない。
そこも含めて
指示命令は端的に
そして「!」で話をすること
そこを意識して、お伺い口調ではなく、断定話法で用いた。それも全てが練習だったなと思います。
体当たりで事にあたることによって、まさに氷が溶けるようにドンドンドンドン変化・進化していったなと思います。
「初めてのマネジメント経験」
今朝振り返ってみましたが、やっぱり私は札幌営業応援だった1年間が一番印象に残ってます。そして「このままだとやっぱり月に一回一週間来るくらいではダメだ!」と思って、もう札幌に引っ越そうと思って決意をした時
「札幌の営業応援をこの1年間で終え、私はもう札幌に永住します!」って言った瞬間、直属の上司が「絶対にダメだ!」っていうことで、兼務でセミナー部と札幌の営業応援両方やってたところから、完全に東京に戻り、セミナー部だけで仕事をさせていただきましたが、あの経験をさせてくださったこと、今も感謝をしております。
経験に勝る宝なしですよね。
本当に色々ありました。
ですが、あのマネージメント経験を通し、年齢層の高い方々との接し方。そしてうんと歳の離れた方々との接し方。これもトータルで学ばせていただいたんだなぁと思うと、やはり35歳で以前の会社社員教育研究所 財部一郎さんが作ってくださったあの会社に入社で来たことには、本当に意味があったなと思って、改めて今朝は手を合わせました。
感謝申し上げます。
Voicy さんのハッシュタグ企画によって「初めてのマネジメント経験」を改めて思い返してみましたが、やはり経験させてもらって良かったなと思います。
是非何か新しいことにチャレンジする時に、未経験は、自信がないしどうしていいか躊躇することもあると思うんですが、
まず手をあげてやってみる!
それによって学ぶことって、たくさんあるなぁということを改めて感じました。
上司から教えてもらった言葉の中で、私がこの言葉がやっぱり一番だったなぁと思うのは
部下を好き嫌いで見るな
仕事でみろ
これは深いなぁと思います。
どこかでまたお話ができればと思います。
部下を好き嫌いで見るな!
仕事で見なさい!
仕事で判断しなさい!っていう言葉
これは深いなぁと思います。