本日のタイトルは「今、君に欠けているものは何か」
このタイトルでお話をさせていただきます。
プロの世界というものがある。
それはアマチュアとの比較によって性格付けられる。プロは自らの力によって食い扶持を叩き出し、アマチュアは他によって与えられる。プロはその結果だけが大事であり、アマチュアは過程が重んじられる。
すなわち、勝たなければ食えないが、アマは勝ち負けに関係なく、一生懸命やったかどうかが問題となる。プロも一生懸命であることは望まれるが、結果が悪ければそれまでである。
こうしてプロは自主独立の立場を獲得する。
プロの世界は力と力のぶつかり合いである。
そこは甘えの余地の全くない、結果主義で成り立っている。
営業はアマチュアでは務まらない。第一線で客と対決し直接利益を生み出すもの。
君はプロの世界に住まねばならない。なぜなら営業は甘える余地が全くない、自分だけが頼りの仕事だからだ。だが今の君は新人と変わりないアマチュアである。顔にそう書いてある。そんな仕事をしている。
低い売上、適当な努力、出来ない、無理ですを連発し、売れないのを世の中のせいにし、負けても悔しい顔ひとつしない、抜け目のない言い訳、生気のない目、だるい体、おとなしく、小さく、諦めよく、羊のような毎日を過ごしている。
学生の頃、君は何になりたいと思っていたか?
営業マンになりたいと思っていたであろうか?
営業は望んで就いた仕事であろうか?
そうではあるまい。
しかしこれは君だけの話ではない。ずば抜けた成績を上げたセールスマンたちでさえ、10人のうち9人は望んで入った道ではない。戸惑いと反発からスタートしている。逃げようとし、辞めようとしている。
今君はこの仕事で身を立てようと決心しているか?
はたから見れば、茨の道を歩いて成功者となったトップセールスたちも、初めは君と同じように悩んだ。しかし3ヶ月、半年のうちに決心した。この仕事こそ一生の仕事だと悟った。営業と言う仕事に対する誇りを感じた。どんなことがあってもこの道を進み、俺は勝つんだと覚悟した。ここで彼らは驚くべき数字を上げて見せた。
諸君は彼らと少し違う。
進もうとしないし、去ろうともしない。毎日ダラダラと、喜びもなく身を切る苦痛もなく過ごしている。アマチュアの羊くん君、未だに会社という牧草地でのんびり草を食べている。スポーツや囲碁将棋などにプロの世界が端的に存在している。
しかし、もっとスケールの大きいプロの世界がある。
企業対企業、全企業を包む経済の世界がそれだ。
企業は生きるも死ぬも己の力量次第である。不況や厳しい競争に見舞われたとする。誰も助けてはくれない。自分で這い上がらなければ死ぬしかない。企業は元々こうした環境に身を置いている。これが企業の本来の姿である。
企業はプロなのだ!
プロでなければ生きていけない!
今 Voicy リスナーの皆様にお届けさせていただきました、「今、君に欠けているものは何か」
これは私が35歳の時に、未経験でありながら初めて営業の世界に入った時、まさに社員教育研究所創業経営者である、財部社長から教わったお話し、頂いたエピソードです。
財部社長からたくさんのことを教わりました。
そして、機会があればVoicyリスナーの皆様にもお伝えしたいなと思いまして、今日は朗読させていただきました。
このお話は、トップセールスレディ育成塾 TSL塾生の方々にも、過去お話をさせて頂いたことがあります。合わせてトップセールス研修を企業様で何度も担当させて頂いて、回を重ねることを進化、変化、成長する受講生の前で読ませて頂いたお話でもあります。
是非とも参考にしてください。
プロはその結果だけが大事であり、アマチュアは過程が重んじられる。
プロは自らの力で食い扶持を叩き出す。
アマチュアは他によって与えられる。
プロの世界とアマチュアとの比較、これは何度も何度も読ませて頂いて、本当にそうだなと感じさせて頂いたお話です。
営業はアマチュアでは務まるませんません。
第一線で、まさにどのように自分を表現し、お客様のために命懸けの真剣勝負で仕事ができるか?
初対面の印象で嫌われてしまったら次はない。
ですが、人生そのものが自分を売るという点においては、全ての人が営業かもしれない。
ここも含めて、参考になればとお話しさせていただきました。
どうぞ宜しくお願いします。