先週は9月2日に起こった、私自身が「いやーこれはスゴいなぁ!」と思ったことをVoicyリスナーの皆様にお伝えさせて頂きました。「カリフラワー・ブロッコリー物語」と題してはいいでしょうか。
カリフラワーとブロッコリーのゆで方って難しいんですよ。温野菜食感とお野菜そのものの美味しさをのせて、残して茹でると言うことが、実は簡単そうで、簡単そうに見えて、この絶妙な茹で加減って言うのが、本当の意味でやっぱりプロなんですね。
プロって言っていいのか、プロだってこのブロッコリーとカリフラワーは茹で過ぎてしまって「あちゃ...」って言うことってあるんです。
もう食材、素材にこだわると言うことが、それをこだわったものをお客様に召し上がってもらいたいと言うシェフの思いが、形に現れる瞬間って言うのはそう言う小さなところにも出てくるんではないかなと言うことで、あまりにも感動したって言う話を先週はお届けさせて頂きましたが、実は今日はその続編を話してもよろしいでしょうか。
この続きがあるんです。
それは昨日の朝の事柄でした。
ホテルはここ最近、海外からのお客様でいっぱいです。東京のホテルは8割、9割は海外からお越しくださるお客様でいっぱいです。
そんな中、朝食会場で海外の女性がお皿を落として割ってしまったんですね。もうその音が非常にホールに大きく鳴り響いた瞬間に、先日、配膳担当だった方が、何も言わずに、何も言わずにちりとりと、そしてほうきを持ってきて、黙々とそのガラスを整理整頓してくれて、そこにことに焦点が当たらないように、さっと出てきて、さっと片付けて、さっと中に引いていきました。
彼は決して器用な人ではなく、初めてホールでお見かけした時は、自分から率先した挨拶をするタイプでもなく、とにかく黙々とお料理を出し、食器を片付け、無駄話をしない、そんなタイプの方でした。
ですが、仕事にはやっぱり裏舞台と表舞台があるんだって言う点で、自分自身の役割をしっかり担われているんだなって言うことを、改めて昨日の朝も感じることがあったんです。
そしてまずはお皿、本当にバラバラになってしまったお皿を片付けた後、今度は小さな破片がね、やっぱり踏んで足の裏にくっつかないようにと雑巾で拭いてました。
私はその姿を見ながら、やっぱり彼はプロだなと思ったんですね。決してそこに失敗に焦点を当てない。さっと出てきて、そしてほうきとちりとりで食器を片付け、その後は細かい破片が落ちていないかを確認し、それをしゃがんで拭いてる姿を見ても、何とも言えない気持ちになってしまったんです。プロだなって...
やっぱり、見えないところで活躍をしてくださる方々のおかげで、表舞台には立たない。だけど、本当に主役だなと思ったんですね。ホテルのサービスに携わる方々は、それぞれいろんなところを四方八方に目を配り見てらっしゃいます。スタッフの中には片付けをまめにしてくださる人もいます。
ある女性のお話ですが、私は食べ終わった後には、すぐに食器を片付けてもらいたいタイプなんですね。そこをちゃんと知ってか、席を立った瞬間にすっと食器を片付けてくださる、そのスピードと所作があまりにも美しくて、いつもささっと片付けてくださってありがとうございます。その方も、決して自分から愛嬌よく声をかけてくださるようなタイプではない。だけど、気働き、気配り、そこに自分の存在をあえて消す。自分の存在を私が私がではなく、目立たないところで機敏に動き、迅速に対応できるその姿勢、その姿もプロだなと。サービススタッフの一人一人の動きを見ながら、それぞれの個性、それぞれの役割、いろんなことを気づく、感じることができました。
不思議なんですが、ここ最近は裏舞台にものすごく目が行くんです。そして裏舞台にいる方々が支えてくださるおかげで、表舞台が輝く。裏舞台の方々の存在こそが、まさに主役だなと言うことを感じることができた、今日この頃です。
はい
これを読ませて頂きましたが、その中にもまたお釈迦様の言葉が載っていたんですね。
もう一度、先週も読ませて頂きましたが、今日も読ませてください。
第1章 P48
すべてが、あなたにちょうどいい
すべてが、あなたにちょうどいい
今のあなたに、今の夫がちょうどいい
今のあなたに、今の妻がちょうどいい
今のあなたに、今の親がちょうどいい
今のあなたに、今の子供がちょうどいい
今のあなたに、今の兄弟がちょうどいい
今のあなたに、今の友人がちょうどいい
今のあなたに、今の仕事がちょうどいい
死ぬ日も、あなたにちょうどいい
すべてが、あなたにちょうどいい
ビジネスマンの中には、会社や上司、取引先の「悪口」を言う人がいます。
「上司はこうで、取引先はこうで、どうしようもない。どうしたら、自分の思い通りになるのか」
このような質問を受けたとき、私は、次のような話をします。
「あなたの言っていることは、きっと間違っていないのでしょう。ですが、あなたはその会社からお給料をもらい、その集団の中で生かされてるわけです。自分の人生を成り立たせてくれる会社、上司、取引先に対して平気で悪口や愚痴を言えるあなたは、どうしようもない会社、上司、取引先と同じレベルの『どうしようもない社員』なのではないでしょうか。
会社や、上司や、取引先が、仮に批判されても仕方がない状況だったとしても、彼らを批判してる「私」も「同じレベル」であるような気がします。
夫婦関係や、親子関係でも、「うちの夫(妻)は、こんなにつまらない人で....」「うちの親(子ども)は、本当にどうしようもなくて....」と文句や愚痴を言う人がいます。
しかし、愚痴を言うと言うことは「自分の価値をさらけ出している」ことと同じです。「どうしようもない親、子、夫、妻」を持つにふさわしい「ちょうどいいあなた」がいるのですから。
人の悪口を言わない人には「悪口を言わないあなた」にちょうどいい「悪口を言わない仲間」が集まってきます。
「嬉しい、楽しい、幸せ、愛してる、大好き、ありがとう、ツイてる」と言い続けていると、「嬉しい、楽しい、幸せ、愛してる、大好き、ありがとう、ツイてる」仲間が集まってきます。
人の悪口ばかり言ってる人には「悪口を言うあなた」にちょうどいい「悪口を言う仲間」が集まってきます。
すべてが、あなたにちょうどいいのです。
あえて、この言葉、もう一度お伝えさせて頂きましたが、めちゃくちゃ深いと思うんです。
何度も何度もお聞きいただければなと思います。
不平不満を言って成功してる人なんて見たことないです。
上司の愚痴、会社の愚痴、経営トップに対する愚痴。
そこが嫌なら自分で会社を経営すればいい!
そこが嫌なら自分でやめて別の環境を作ればいい!
ところが文句を言ってる人に限って、案外行動に移さないものですよね。
自分はどうなのか?
すべてが、あなたにちょうどいい
いかがでしたか。
人は環境に左右される生き物であり、お付き合いする人によって、自分自身のあり方も変わってきますよね。
出会運こそ人生運
どんな人と巡り会うか
どんな人と命の時間を共有するかによって、ものの見方、考え方も変わってきます。
仕事には全て前工程と後工程があります。
裏舞台があれば表舞台がある。
表舞台があるということは、裏舞台で懸命に頑張ってくれてる人がいるからこそ、スポットライトが当たる人。そのスポットライトを当ててくれる人がいるって言う存在を、決して忘れてはならない!そんなことを本当に思います。
昨日は4時間にわたって、崔燎平先生のお話を聞かせて頂きました。
本当に感動しました。
多くの感動を頂き、後半は涙が止まりませんでした。
私たちは忘れてはならない大切なこと「感謝ってなんでしょうか?」
言葉だけの感謝は誰でも言える。
ですが、本当に深い感謝って何でしょうか。
そんなことをたくさん気付き学ばせて頂きました。
崔燎平先生ありがとうございます。