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「陰謀論」にハマっている友人を立ち直らせる方法はありませんか? 2024年7月10日

毎週水曜日はVoicyリスナーの皆様からの質問にお答えするコーナーです。

仕事のことや人生のことで知りたいこと、悩んでいること、お寄せいただいたご質問に私の考えでお答えさせていただきます。今日はどんな質問が来るのでしょうか。この後、拝見させていただきます。

一つのものの見方、考え方の参考にしていただけるとありがたいです。



ペンネーム、匿名希望40代男性からです。


学生のころからの友人がいわゆる「陰謀論」にハマッてしまいました。

日常生活は普通に送っていますが、飲みの場などになると

「この前のあの事件、やっぱり怪しいよね」

などと独自解釈のストーリーを話し出します。

そういう情報はYoutubeで仕入れているそうです。

あんな動画を鵜呑みにする大人がいることにも驚きです。

こちらが何を言っても「お前は騙されてる」「勉強してないから分からないんだ」「ちゃんと根拠がある」と取り合ってくれません。

かなり面倒くさい感じになっているので

友人たちもどんどん距離をおきはじめています。

40歳過ぎてなにをやってるんだ、と心底呆れていますし

これ以上ひどくなるのであれば僕は縁を切るだけだと思っていますが

奥さんも学生時代からの友人なので、このまま彼が没落していくのをただ見ているのは辛いという気持ちもあります。

友人として、どうにか彼を立ち直らせるような関わり方はできるのでしょうか。



はい、ペンネーム、匿名希望40代男性から頂きましたこの質問、これもあくまでも私の考えですが、私だったらどうするかという観点でお話をさせていただきます。何か少しでも参考になればありがたいです。

それでは、私の考えをお話しさせていただきます。

実は過去に私の友人もそのようなタイプの人がいました。その時に周りの友人は「あいつちょっとおかしくなった」と言って、結果的にみんな離れて行ったんですが、実は私はじっくり聞いてみたんです。

そしてじっくり、ゆっくり、ゆっくり聞いて、最終的にそれがどこから来ているものなのか、ということを一緒に調べてみようと言って一緒に調べました。

科学的な根拠があるのかどうなのか、

その情報はどこから来ているのか、

学術的な研究がなされているものなのか、

いわゆる「エビデンス」私、あんまりカタカナ文字が好きではないんですが、根拠とか証拠、証言、ここがどういう状況で、今その人は実際にどうなっているのか、これが明らかに証明できるような状況まで一緒に調べたことによって、非常に納得してくれたということがあるんですね。


例えば、「おかしくなった」と言って縁を切るのは簡単なんですが、北風と太陽ではないですが、やはり「それは違う」とか「脱げ」とか「お前は間違っている」と言って批判をしたところで、相手は変わらないと思うんですね。

ですが、とことん話を聞き、とことん歩み寄り、そしてなぜ周囲は聞き入れてくれなかったのか。それはすでに学んでいて、根拠が不明確なものに関しては信じないっていうことを決めているがゆえに、もしかしたらそのご友人の方は素直な感性を持つ人なのかも分かりませんね。信じるから入る人、もしかしたら深層心理の中に、何か先に対する不安などを抱えている可能性も多くあるのではないかなと思うんですね。


じっくりゆっくり話を聞く!

これは実は子供たちにもそうなんですが、大人はある意味、自分の体験経験から「それは違う」っていうことが明確に分かると思うんですが、子供にそれを説明する時に「お前は間違っている」「そんなの信じるな」っていうのは、大人は過去の経験や自分の学習、勉強、学びによって明らかに根拠とかエビデンスがわかるがゆえに、子供たちにそれを諭すと思うんですが、その言い方も間違ってしまうと、結果的に否定だけで終わってしまうと思うんです。

もしかしたら、子供と同じようにご友人の方も要は知らないから信じ込む、体験していないがゆえにそれに対して「そうに違いない」と思い込む。その感覚ってあるのではないかなと思うんですね。


大人が例えば親が子供が言った発言に対して、「そんなわけないだろう」と言って否定するのも簡単なんですが、なぜそれが違うのかということを一緒に、子供と一緒に調べていくプロセスにおいて納得ができたら、おそらく「ああ、そうか」という風に目が覚めたり、気づきを得たりすると思うんですが、真っ向から否定されればされるほど意地になっていくって、これ大人と子供の関係性にも近いものがあるのかなと思ったんですね。


可能であれば、

なぜそう思ったのか?

どこからその情報を仕入れているのか?

そしてこの科学的根拠はどこにあるのか?

いわゆる証拠、そしてどういうお立場の方が、具体的にお話をされているのかということも含めて、一緒に調べてみるっていう方法はいかがでしょうか。


納得できなければ人は変わりません。

説教されたり否定されたり「それは違う」と言って拒否されたとしても、その人は変わらないと思うんですね。

むしろ、頑なになっていくのではないかなと思います。


私のこの考えが、この答えが参考になればありがたいなと思いますが、過去に私の友人も同じようなことがあったがゆえに、一つのこんな方法もということで心の片隅に置いていただけるとありがたいです。


人との関係性を切るのは簡単ですね。

私の母がもつれた糸を切って繋げようとした時に「もつれた糸は切ったらあかん、解き!」その「解き!」意味が今頃になって分かることってあるんです。


他責、人のせいにしていると気づきは少ないですが、全て自分側に問題があると思ったら、相手の話、相手の立場になって物事を考えられるようになるんだなということも、ここ最近、新たな気づきを得た私です。

ぜひ参考になると嬉しいです。


あとは、その陰謀論以外に共通の趣味や、自分と一緒に学びを楽しめるような、そういうコミュニティに一緒に入るとか、例えば可能であれば、このVoicyなどもご紹介いただいて、Voicyでコメントをくださる方々のプラス思考であったり、前向き思考であったり、周りの方を賞賛、評価、承認する空間を一緒に味わってみるというのはいかがでしょうか。

ぜひ、ご友人の方にこのVoicyもおすすめいただけると嬉しいです。



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