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「いま、目の前にいる人が大切な人」 2022年9月15日

 


沈黙の価値

私は幼い頃から沈黙が苦手でした。

何故なのだろう?

考えてみると、幼い頃から私にとって沈黙は不穏な空気の象徴だったことを思い出しました。だからその場が沈黙すると人一倍元気な声を出したり、弾丸のようにしゃべっていたのです。そして皆に笑って欲しかったのです。

子供なので親戚の集まりなどでは、嬉しくてはしゃいでいたのが一番でしたが、時に微妙な空気になるとそれに耐えられず、ムズムズして誰よりも元気にしていました。

時には父や祖母から「うるさい!」と注意されることもありました。

もちろん叱られるのは嫌でしたが、皆がシーンとしてるほうが私には苦痛でした。


父はイライラし始めると、何がキッカケか分からないのですが、ふとした事で爆発します。だからシーンと静かにしていなくてはなりませんでした。

呼吸の音すら聞こえてきそうでした。そしてその沈黙はとてつもなく長く感じました。

そういう状況になる家族みんなが暗い顔になり、元気がなくなり、ふさぎ込み、本当に悲しくなりました。

どうしたら皆が笑顔になるだろう?

お母さんの悲しそうな顔、

おばあちゃんの嫌そうな顔、

そしてイライラしている父の顔、

どうしたら笑ってくれるのか?

どうしたらこの空気を変えられるか?

一生懸命に考えた結果、幼い私にはニコニコして、明るい声で賑やかにすることしかできませんでした。上手く時もあれば、そのせいでいつも以上に叱られることもありました。


そんな事を繰り返してるうちに、父は何が嫌でどのタイミングなら笑ってくれるのかということが、少しずつ分かるようになりました。

沈黙が怖いのは家族だけにとどまらず、友人という時もそうでした。沈黙は私にとって不穏な空気でしかならなかったからです。

つまらないんじゃないかな?

退屈しているんじゃないかな?

気まずいって感じていないかな?

友人と一緒の時でも沈黙になるといつも一人で焦っていました。


時々電車やデパート、スーパーなどで、お母さんやお父さんが不機嫌そうにしている時に、笑って欲しくってふざけて叱られてるお子さんがいます。そういう子を見かけると、その子の気持ちがよくわかり胸が痛みます。

一件空気を読まずにふざけてるように見えるけど、本当は誰よりも空気を読んでいること。ただ幼いからその方法が分からなかったり、タイミングを間違えてしまったりするのです。

そのせいで周りからは、

あの子はだめだ!

あいつはマイナスな事ばかり言う!

あの子には問題がある!

と言われているのを聞くと、その子供達の行動は、本当はどういう気持ちから来てるのかが知りたくなります。


以前3歳のお兄ちゃんジョー君と、8ヶ月の妹アイちゃんのお母さんと話をする機会がありました。

「うちの子、落ち着きがなくって、普通じゃないと思う!絶対変だと思う!」

と嘆くお母さんの横で、ジョー君は悲しそうな目をして立っていました。

ジョー君はお母さんが自分のことを話してることに気がついていたのです。

「とにかくK・Y 空気が読めないんだよね...」

「いつも?今日は全然分からないわね...」私がそう答えると

「何か、私や旦那がイライラしてる時に限って、ふざけて、本当にうざいの!」

「下の子が泣いた時とか、ほっとけって言ってるのに余計なことしてさらに泣かしてさ、本当に腹立つ!」お母さんはジョー君の顔を見ながら言いました。

ジョー君は今にも泣き出しそうな顔をしています。


「普段はしないの?

「そうなの、本当にタイミングが悪いの、どう思います?やばいですよね!」

「よくわからないけど、お母さんとお父さんと妹さんが困っていたり、悲しそうにしていたりする時に限ってなら、すごく空気を読んでる気がするの...」

「えっ?何で?もしかして笑わせようとしてるって事?」

お母さんはまさかとつぶやいて、ジョー君を見つめました。ジョー君の泣きそうな顔がそこにあることに、お母さんは始めてハッと気がつきました。

「ジョーそうなの?」

「まさか慰めようとしてたの?」ジョー君は何も言わず、お母さんの顔をじっと見つめていました。


数日後お母さんから、

あの日から息子のことが気になり、よく見ていると本当に空気を読みすぎていることがわかりました。幼い頃の自分を思い出し、息子が愛おしくなりました。

自分もそのせいで悲しい思いをしたくせに、息子の何を見ていたんだろうと思いました。

あの日から息子を叱るのが減りました。

というメールが届きました。

メールを読みながら、ジョー君を優しく見つめるお母さんの顔が目に浮かび、嬉しくって胸がジーンと暖かくなりました。


そんな私も今では沈黙は怖くありません。

それどころか沈黙が時に大切なものであり、沈黙の中で安心していられるのは、信頼があるからだと分かるようになりました。

コーチングに出会い、目の前の人が沈黙の時は、自分自身の奥にある思いに向き合っている大切な時であることも知りました。

大好きな友人といる時の沈黙には、深い信頼があることも感じました。一緒にドライブに行って無理に話題を見つけなくても「沈黙のまま、今同じ景色を楽しんでいる...」それは、話さなくてもわかってくれるという安心感でもありました。


以前の私にとって沈黙は悪いものでした。

大切な人との出会いや様々な経験から「沈黙には良い沈黙もある」ことを知ることができたのです。


いかがでしたか。

今日読ませて頂いたお話は、「いま、目の前にいる人が大切な人

 坪崎 美佐緒 (著)、大久保寛司先生プロデュース


この書籍は大久保寛司先生からのご紹介で読ませて頂いた本です。もう読み始めて何回泣いたことか。もう余りにも涙涙の実話ばかりで、本当に本当に感動しました。

と同時に、もういろんなこと思い出してしまって、今日何を読もうかなと思った時に、長文のメッセージで母が思い出したこと、父を思い出したことがたくさんあり過ぎて、もうその文章は、とてもじゃないけど読めないなと思いました。


そんな中、このジョー君のお話、子供はよく見てます。

子供は本当によく見てます。

そんな中、周囲に「あの子はウザい!」とかって言われてる子供に限って、一番観察力があったり、周囲に対して物事をしっかり見ようとしてる子供っているんです。

私も小学校教員時代に「もう手に負えない!」とか「もうあの子は手が掛かって大変!」とか言われたそんな子供が、最も妹に優しくって、最も感情・感性の豊かな子だったっていうこともありました。


子供は天才です。

子供がなぜそれをしてるのかって言うことを、大人である私たちが感じる感性があったら、みんないい子に育つはずなんですね。子供をダメだこって言ったりとか、マイナスな事ばかり言うから「あの子には問題がある」とか子供のせいにしないで欲しいなと思うんですね。


本当に言いたい事、伝えたい事たくさんあるんですが、もうこの一冊の本に何回泣いたかっていうことで、読めないエピソードも余りにもあり過ぎて、今回この書籍の中の感動したお話の中での最後後半に出てくる「沈黙の価値」っていう部分を読ませて頂きました。


ありのままの

あるがままの

あなたで素晴らしい!


是非幸せの人は幸せになる生き方をしている。

ありのままの、あるがままのあなたで素晴らしい!

包み込む

受け入れる

ジャッジしない

21世紀に必要な菩薩力とは


「あなたみたいな何もない専業主婦に、仕事を頼む会社はひとつもないから!」

そう言われながらも愛ある思いを常に持ち続け、本当に人のために貢献されている 坪崎美佐緒さんの実話。

是非とも皆様にお届けしたいと思いまして、今日は読ませて頂きました。

書籍の帯に書いてある「決して電車の中では読まないでください。涙がボロボロ溢れて困ります」とありますが、本当にそうでした。

是非Voicyリスナーの皆様にご紹介した一冊です。





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