ペンネーム: 河村奈美さん 40代 女性からです。
朝倉先生、オンライン版TSL6期、魂喝塾6期でお世話になっております、河村奈美です。
Voicyからも学ばせていただけていることにも、本当に本当に感謝申し上げます。
まだまだ学びも実践も道半ばですが、今回、アドバイスを頂きたくてメッセージさせていただきます。
私が副店長を務める飲食店には、自閉症や対人恐怖症の20代の若者がいます。
彼らの声は小さく、口数も少なく、他のスタッフのようなに多くの作業が出来るわけでも、スピードが早いわけでもありません。
ですが、他のスタッフが嫌がる仕事を、いつも「はい」とだけ言って、黙々とこなしてくれます。
文句も言わず、常に淡々と進めてくれる姿に、本当にありがたいなーと思うのです。
ですが最近、年配スタッフや店長から「指示しても無視されるから、奈美さんから言って」と言われることが多くあります。私は彼らが無視していると思っていません。
彼らが直ぐに動かないのは、彼らが考えた作業の段取りや優先順位で動いてくれているからなので、指示の不明確さやタイミング、そして、コミュニケーションに問題があるように見えるのです。
そもそもネガティブな感情を思って発する指示の声に、何とも言えない嫌な感じがありますから、もしかすると、その様な言葉は、彼らの耳には届かないようになっているのかも知れません。
そんな折、昨日、年配スタッフから「忙しい時に彼がいると仕事が回らない、他の人だったら助かるのに」と言われました。
何か奥の方で張り裂けそうになるのを抑えながら、このスタッフと、対人恐怖の彼のために言葉を探しました。
まず大前提として、経営者が彼の個性を承知して雇用していること、スポーツ万能だった彼が対人恐怖症になった理由のこと(同情ではなく理解を促すため)、シフトは経営陣が決めている、私たちはその中でどうすれば仕事が回るのかを考え行動するのが仕事。
などをお伝えし、そして次に。
人は、嫌いな人の指示には従いたくないものですよね。
私も全スタッフに対して気をつけていることですが、
彼に好かれていると思いますか?
先ずは、彼に好かれる行動から示してみませんか?
彼が一番重たくしんどい作業をしてくれてます。それに対して感謝や労いの気持ちはありますか?それを言葉で表現してみてはどうですか。
何よりも、この不満を一番近くで聞いているご自身が、一番しんどくないですか?とっても疲れますよね。
いつも心と体にムチを打ちながら、他のスタッフから厳しいことを言われても言い返さず、グッと我慢して飲み込んで働いていただいていること、頑張っていただいていることに、本当に感謝してます。
自分自身のことも大切にされてくださいね。
ご自身の幸せのためにも、彼との課題解決に取り組んでみませんか?
と、ここまでお伝えして「難しいけど、やってみます」と言っていただけました。
これらのアドバイスが的確だったのか、今は分かりません。
ですが正直、自分がこの様なアドバイスができたことに驚きました。
全てTSLで学ばせていただいたこと、そして井上敬一先生の体験セミナーで学ばせていただいたおかげさまです。
本当に感謝しています。
ですが、アドバイスできた自己満足で終わらないよう。更に他のスタッフも同じ考えを持っていることは知っています。
職場のため、スタッフ各々の未来のため、自分に何ができるのか、どこまでできるのか自問自答しています。
私ではなく、経営陣から何か説明をしてもらった方がいいのかも知れません。
長文になってしまいました。
お忙しいところ私事で恐縮ですが、何かアドバイスいただけることがありますと幸いです。
どうぞ、よろしくお願い申し上げます。
その後追加投稿がありました。
合わせて読ませて頂きます。
・対人恐怖のあるアルバイトのY君
・忙しい時にY君では役不足と訴えてきたパートの女性Aさん
その後。
先日は、長々と質問を書いてしまい、大変失礼いたしました。
「周囲の事象現象は、我が心の反映」と、稲盛和夫さんの言葉を語られていた朝倉先生のお声が心にささり、先日の出来事を振り返っていました。
日々、スタッフには
「ありがとう」「重たいもの運んでくれてありがとう」「掃除ありがとう」
など細かく伝えるようにしていますが、私はAさんの本当のしんどさや負担を、十分に理解できていなかったのだと思います。
後日、特にAさんが頑張ってくれている点について、感謝の気持ちを改めてお伝えしました。
ですが仕事ですので、甘くなり過ぎないようにとも思っております。
そしてY君には、年配女性スタッフの体力的限界と、どの作業を請け負ってくれると助かるのか、緊急度と優先順位についてなど、彼の心の内も確認しつつ、少しずつ伝えています。
Y君に対する作業指示(お願い)の出し方についても、Y君を困惑させないよう配慮しつつ、パートさんたちとY君の両者が、最も良い状態になるにはどうしたら良いか、日々調整しながら進めています。
シフトは現場にいない経営陣が作成していますので、先ずは現場で改善できるところをと思い、日々、目配り・気配り・心配りを意識して取り組んでおります。
まだまだ道半ばですが、一筋の光が見えたような気がしています。
これもTSLを受講後、Voicyでも学ばせていただいているおかげです。朝倉先生とコメントされているリスナーの皆様には感謝です、本当にありがとうございます!!
追伸)
男性店長との関係が、とても良くなりました!TSL受講以前は、店長とは大きな壁ができていて、疑心暗鬼の目で見られていましたが、最近では店長が私を助けてくれる場面もあり、気遣ってくれているのを感じます。
店長が大切にしているところや重要視しているところも理解できるようになり、店長をとても頼もしく感じられるようにもなりました!
本当に本当に、TSL受講して良かったです、朝倉先生、ありがとうございます!
この場をお借りしてお礼申し上げます。今後とも、どうぞよろしくお願い致します。
河村奈美さん、長文メッセージありがとうございます。
そして質問もございますが、ご自身で全て解決してますね!
問題ないと思います。
愛ある態度で接すること
教育は根気と本気と覚悟が要ります。
特に自閉症、そして対人恐怖症の20代の若者は敏感に見てます。
この人は自分を愛してくれてるか?
好いてくれてるかどうか?を
人は嫌いな人からの指示は、本当はやりたくないはずなんですね。
ですが「この人のためだったら、自分が出来る精一杯をやりたい!」
「この人が喜んでくれる姿を見れるんであれば、自分の出来る全てを相手に尽くしたい!」
そう思ってくださるそんな人が周囲にいたら、彼らの可能性はもっともっと伸びていきますよね。
非常に敏感です。
そしてまさに天使の子とも言われてますからね。
自閉症、対人恐怖症、そうなるにはやっぱりなんだかんだキッカケがありますよね。
特に自分で神の心を閉ざしてしまう、その中でも「この人の前では自分を出していいんだ!」っていう安心感の中で、徐々に徐々に形が変わっていくことってたくさんあります。
私は不思議なことに、電車に乗っていても、やはり自閉症のお子さんであったり、また独り言を語ってるような人が隣に座ったり、自分が持ってる持ち物に話しかけてきたりっていうのは、子供の頃からも、大人になっても、今でもやっぱりあります。
そんな中、周りの人がさっと場所を離れていく中、なぜか私だけ残っていて、その彼が私の隣に座ったり、また正面に立ったりっていうことってよくありました。
そんな中、毛嫌いするんではなくって「何か話したいんだなー...」っていうことで、質問に対して答えたりって言う事ってありましたね。
きっとその方々を大事にするマインドを持っている河村奈美さんは、その人たちを見えないところで、ちゃんと愛ある想いを形に表してくださってると思うんです。
声が小さく口数も少なくても、黙々と自分の与えられた作業をしっかりこなす。
そしてより一層わかりやすいように彼らに説明をする。
スピードが速くても雑な人もいます。
ですが丁寧に丁寧に丁寧に、お仕事をされてる方々の仕事ぶりは、やっぱり褒めてあげえ欲しいですよね。
私も私の父がちょうど家をリノベーションする時に、父が仮住まいに行ってもらったんですが、その隣には子供たち、体の不自由な人、そして養護施設も隣接されてるところがありまして、その子達がクッキーを作ったり、手作りの物を作ったりしましたが、本当に素晴らしい芸術品だなと思うものがいっぱいありました。
父は毎日そこに行って、いろんなものを買ってきてましたね。
私が実家に仮住まいに帰るたんびに
「これどなしたん?」って言ったら
「隣で買うてきてん!めっちゃ器やで!」って
「あのこら天才や!」って言って、父が言ってましたね。
天使の子
福をもたらす子
大切にしたいですよね。
私たちも、やっぱりね見た目がしっかりしてても、心の不自由な人っての中いっぱいますからね。
誰に対しても差別したり、バカにしたり、見下したりしないで接する姿を、きっと川村奈美さんは見せてくださってると思います。
これから先も、是非とも
「愛ある言葉」
「愛ある行動」
で彼らをしっかりサポートしてあげてほしいなと思います。
ですが、そのパートさんであったり、年配スタッフの店長がイライラするマインドも、ここもやっぱり理解出来る部分ですよね。
だからこそ真ん中に立ち、バランス力のある心のお医者さんを目指してる河村奈美さんが、中間に立てば全て問題は解決できます。
経営陣の方々が採用されている大切な人材!
その人材お宝の人材に育てていけるか?
そうではない人材にしてしまうのか?
ていうことは、まさにリーダーのあり方です!
肩書きがあるからこそ、リーダーではないです。
コミュニケーションを教えてくださる井上敬一先生ではないですが、
やっぱり人は人から物を買う
人は好きな人から物を買う
飴と鞭
嫌いな人は飴も鞭もイヤ!
好きな人であれば、飴も鞭もありですよね。
ある意味、いかに周りの人に良き影響を与えられる、素晴らしいリーダーの存在になれるか?
是非チャレンジを続けてみてください。
今回はメッセージありがとうございました。