ペンネーム:笑顔なバリキャリママ
30代女性からです。
朝倉先生いつもお心が震わされるメッセージ、ありがとうございます。
私は、職場はマネージメント業務、プライベートでは3児の母です。ペンネームが私の目標です。
最近、自分と同じようなカラーを持つ後輩の影響力に、焦りを感じています。そんな時は視野が狭いから、近場の脅威しか見えない。自分がやりたいことが高い位置にあれば、そんな存在も気にならない。
むしろ、その後輩も「自分が育ってる!」くらいの勢いが必要と思うようにしています。しかし、やりきれない思いもあります。
朝倉先生は、そんな存在が現れた時、どう考え行動されるかお聞かせいただきたいです。
はい!笑顔なバリキャリママさん。
私の考えでお話をさせていただきますね。
この気持ち本当によくわかります。
自分と同じようなタイプの人、そして自分と同じようなカラーの人、そういう存在が現れた瞬間「焦りを感じる」これは私もありました。
自分と全く違うタイプであれば、ヤキモチを焼いたりとか、ある意味に嫉妬心・ライバル意識ってそんなに持つことはないんですが、
どちらかって言うと、その後輩に対しては自分も好みではないですか?
自分が好きなタイプだからこそ「あーもしかしたら、自分のポジションが・・・」「自分の好きな人を奪われてしまうんではないか・・・」とか、そういうことって実はあったんです。
ヤキモチを焼いた瞬間っての私いくつかあったんですが、
その時に「なぜヤキモチ焼いたんだろう?」と思った時、
「何で脅威に感じてしまったんだろう?」
それは明らかに、その人の能力を自分が認めてるからなんですね。
人は不思議なことに、相手に対して魅力を感じるがゆえに、ライバル心を持ったり、自分に足りないところを相手に見たりしますが、明らかに自分とレベルが違ったり、大差があったりすると、そこに全く焦点を当てることはないんです。
でこの中で、私が過去どうしたかって言うと、
「あっ!私は今この人にヤキモチを妬いてるんだな!!」って、
「自分と似たようなタイプだからこそ、自分のポジションが脅かされるんではないかな?」っていうこと思ってるんだなっていう、その自分をそのまんま認めてしまった方が良いと私は思いました。
なぜならば、人間全ての人に宿る心が「ケチと悋気」なんですね。
ケチっていうのは損をしたくない。
悋気はヤキモチ!これみんな持ってるんです。
大学生は小学生相手にムキにならない!これはレベルが明らかに違うからですね。
所が、どうしても自分と能力が似通ったり、また自分以上にすごいなと思う人に対しては、「焦り」そういったことを感じるのは、もうみんな持ってるって言う事で、ここは是非とも割り切って欲しいなと思います。
その上で、比べるのは「相手ではなくて、昨日よりも今日、今日よりも明日」とほんのちょっとでも成長している自分。
自分自身が、どういう風に今日1日を懸命に過ごすのか?
相手に焦点を当てるんではなく、比べるのは昨日の自分
自身の目標をきっちり定めて、私が比較するのは相手ではなくて「今、目の前の仕事に対する真摯さ真剣さ」
そして「いかに責任を持って事に当たるか!」
そこに焦点を当てて、コツコツコツコツと仕事を進めていくこと。そこにぜひ目線を置いてもらいたいなと思うんですね。
優れた後輩、優れた部下は、上司を越えて行きます。
賢い部下は上司を動かすって言うように、その後輩がどういうタイプかはわかりませんが、優秀であればあるほど、自分を超えていくっていうことはあるんです。
それよりも何よりも、自分自身がその後輩との良好な人間関係を維持継続するために、ぜひいろんな話をしていけばいいと思うんですよね。
後輩を育てるっていう焦りではなく、
後輩と一緒に成長するっていうような、もう少しだけ肩の力を抜いて進めていくことをお勧めします。
みんな持ってますからね!
そこは全く気にしなくて大丈夫ですよ。
いい人になろうとしないこと。
そしてやっぱり先輩だから、上司だから、その後輩よりも絶対に優れてなくてはならないということは、ないと思うんですね。
後輩を自分が育てるっていう感覚ももちろんですが、一緒に成長するっていう価値観で見ていくと、焦りも消えていくと思います。
是非とも参考にして下さいね、よろしくお願いします。
ペンネーム:シホミンさん
40代女性からです。
高校1年生の息子が、何度伝えても連絡せずに外泊したり、嘘ついて学校休みます。他にも学校や家のルールも、自分の納得できたこと以外は守りません。
伝える度に「分かった!」と言いますが、すぐやらなくなります。
色々あって、しばらく離れて暮らしていたので、心の安心メーターがカラカラなのだと思います。でも伝えるべきことは伝えないととも思います。
このバランスをどう取ると良いか?
朝倉先生のご意見をお聞かせいただけると幸いです。
シホミンさん質問ありがとうございます。
ここは私ごととして、聞いてもらってもいいですか。
私も上の子が8歳、下の子が6歳の時、子供を連れて家を出たものの、最終的には経済力がなく、最後は自分ひとりで生きる道を選択せざるを得なかったです。
そんな中、息子とは15年、娘とは24年ぶりに再会することになったんですが、自分自身の心の中に、やはり「離れて寂しい思いをさせてしまった」っていう負い目とか、そういうマインドがあって、なかなか言えないっていう感情になったっていうことがあるんですね。
ですから、そこはよく分かるんです。
ですが、このメッセージを私は声で読ませて頂いて思うことなんですが、
是非とも、息子さんとキチッと目線を合わせて、お話をいただけませんか。
寂しいと思うんですよね。
自分の心の中をうまく表現できるそんな年代ではなく、特に思春期の男の子は、母親に対して言いたいことが言えなかったりとか、反抗的な態度をとるということはよく聞くことです。
だからこそ、息子さんと話をしっかりして欲しいんですね。
色々あって、しばらく離れて暮らしていたことによって「寂しい思いをさせたんではないか?」っていうことが、これがもしも引っかかってるんであれば、
そのことを「お母さんが想っていることを正直に言ってもいい?」って言いながら、息子さんの目を見ながら、想いをしっかり伝えて欲しいなと思うんですね。
親以外はないです。
自分の息子を誰よりも愛し、真剣に心配し考えている存在は。
その想いっていうのは、必ず伝わります。
今、その瞬間に伝わらなかったとしても、回数重ね、話をすることによって、ボディブローのように効いていくと思うんですね。
教育って本当にそういうものだと思います。
「人に迷惑はかけないでね」ではなく、やはり息子さんをいかに信じることができるかっていうことって、これって大事だなと思うんですね。
実は部下育成も似たようなところがありまして、上司がどれだけその部下に対して遠慮しながら注意するのと、やっぱり真剣に挑む姿っていうのは、ふてくされたりとか、時にはかかってきたりとか、反抗的な態度を取ったりとか、社員であっても部下であっても同じ事ってあります。
だけど根気と本気と覚悟をもって伝えていくことによって、確実に相手に届いてはいるんですね。
それが、その場ですぐに改善されるかどうかは抜きにして、時間とともに、後になって自分が立場が変わって分かるようになったり、息子さんもまた一歩、また一つ、また一歳年を重ねていくことによって、成長とともにお母さんが言ってることは理解できるようになります。
だからこそ、向き合って目を合わせて根気と本気と覚悟をもって話をして欲しいんですね。真剣な想いは、必ず相手の心に残ります。
分かったって言っても、なかなかそれができていない。
でもそれを繰り返していくことによって、やはり息子さんの中には、根気よく言ってくれるお母さんの存在っていうのは、絶対に伝わってますからね。
諦めないで、目線を合わせて、何度も何度も何度も話をして欲しいなと思います。
心配をかけてくれる存在がいるって言う事も
心配ができる人がいるって言うことも
実は幸せなのかもしれない
まさに子育ては最大の親育てですよね。
部下を通して上司が成長する。
子どもを通して親が成長する。
心も体も抱きしめる、そんな思いで接していきたいですね。
一つ、参考になれば嬉しいです。