11月24日の朝、仕事ですタクシーを降りて、大きな出張バッグを持って、さあ新幹線の方向に向かおうと思った、荷物を置いた場所から1 メートルぐらいのところに男性が一人うずくまって横になっていたんです。
どうしようと思いながらお声をかけに行きました。「どうされましたか?大丈夫ですか?」って声をかけてもなかなか目を覚ますことなく、こういう場合どうすればいいんだろうとかと思いながら、中途半端にはしたくないなと思ったので、「大丈夫ですか?大丈夫ですか?」と声をかけさせていただきました。
反応が一向にないので、どうしようかなと思いなが、触るわけにもいかないし、私が困ったなと思ってる時、一人の男性が私のそばに来てくださって「どうされました?」と仰って頂きました。
「男性がここでうずくまって寝てるので、ちょっと心配でお声をかけさせていただきました」っていう話をしましたら、その方も私と一緒にしゃがんでくださって、私が触れない男性を「大丈夫ですか?大丈夫ですか?」って言ってトントントンと叩いてくれました。
そしたらその方が目を開けてくれました。「大丈夫?大丈夫?酔ってる?」そしたらその男性がコクっと頭を縦に振りました。「酔っ払ってるそうです。大丈夫です、行きましょう」と言って、その方は私と一緒にそのうずくまってる人から起き上がって、その人を離れ歩いてきました。
その時、リュックを背負って在来線に向かうその人の後ろ姿を見て「かっこいいな」と私は思いました。困ってる人に対して、どういう風にしていいかわからない時、見て見ぬふりをして通りすがっていくっていうことは誰でもできることです。
わざわざ賭けよってくれて「大丈夫ですか?どうされましたか?」って言ってお声をかけてくださった。その方の存在、後ろ姿、雰囲気はしっかり残像として残っています。
何かあった時、困った時、ある意味イザと言った時に、それを見て見ぬふりをするのか?、それとも歩み寄って声をかけてくださるのか?。
ふとした仕草、ふとした行動に、その人の人柄、人間性がやっぱり出るなと思ったんです。
私ももしかしたら酔っ払って寝てるのかな?、けどひょっとしたら違う可能性もあるって言うことも含めて歩み寄りました。
大きなお世話かもしれない、余計なお世話かもしれない、とはいえ何かあったらやだなっていうことも含めて、余計なお世話をしました。
その時に駆け寄ってくださったその方の印象は、やっぱり私は忘れないなと思います。これが一つ目です。
二つ目は久しぶりに渋谷に行きました。
渋谷に行った理由が、私どもトップセールレディ育成塾、TSL卒業生でもあり、タカラジェンヌでもあった、嘉月絵理さんの公演を観に行くためでした。
いや見に行ってよかったです。1年延びてしまったその公演宝塚 OG の方々が、懸命にお客様のために一生懸命歌を歌い、そして披露してくださった踊り、いいなあと思いました。
人はそれぞれ使命を持って生まれてきてると思うんです。そのだから自分の得意分野を通して、周りの人に愛と勇気と希望を与えられることって、やっぱり素敵だなと思いました。
終了後食事をすることになったんですが、どこに行こうかなと思いながら、先日焼肉マフィアに行けなかったスタッフも、今回一緒に行ってくれたっていうこともあって、道を歩きながら焼肉店を探してました。
そんな中一軒見つけたところがあったんです。昔そういえばここに焼肉屋さんあったなあと思いながら行ってみたら空いてました。予約はしてなかったんですがちょうどいい席をお通してくださいまし。
「どうぞこちらへ」って通されたその席は6名席の広い場所でした。焼肉を食べ、いろんな会話を整えた中、最後には非常に素晴らしい接客をしてくださった、きっと店長様なんでしょうか、席におこしになられて
「今日はどなたかのご紹介ですか?」
「いいえ昔あの一度ここに来たような気がして」
「以前も宝塚関係の方々がお見えになられて」というような形で、私たちを宝塚の方だと思っていただいたみたいで、非常に丁寧な対応をして下さいました。
最後、スタッフに「何食べたい」って聞いたところ、「トックが食べたい」って言ったんです。しかしトックはメニューにはなかったんです。もしかしたらメニューにはないけども、トックはあるかもしれないと思い、
スタッフの方に「トックはできますか?」
「ではちょっと聞いてみます」
ということで厨房で聞いてくださって
「トックできます」っていうことでドッグを食べさせていただきました。
メニューにないメニューではありましたが、もしかしたら賄いで食べてるかもわからないということも含め、聞いてみる価値はあるなと思ってお話を聞いてみました。
それもちゃんと人数文に分けてくださいまして、丁寧な対応でお出しくださいました。
荷物には全て布をかけてくださり、最後のお客様になってたんですが、「ゆっくりしていてください」って言うような接客・接待、晴らしいなと思いました。
一見のお客様に対する対応も含めてなんですが、本当にありがたいなと思ったのは、非常に丁重に丁寧におもてなしをしてくださった。
そこで一つ感じたのが、昨日魂渇塾の座談会、TSL卒業生だけが受けることができる魂渇塾の座談会に、渋谷であった出来事をちょっとお話ししようかなと思ったんです。
どういう所作振る舞い対応するかによって、お店の方々の対応が変わるんだということも含めてお伝えさせていただきたかったんです。
もちろんお顔の相とか、振る舞い、これが全部お店の方の対応さえも変わるというぐらいのあり方っていうのは、すごく大事なことなんだなということをスタッフの方々の対応、声掛けによって感じさせて頂いたっていう出来事がありました。
そして昨日は私どもの専務取締役牧野紀子と。先月の焼肉マフィアさんへ私どものスタッフへ、本当にいろんな対応してくださったことに対するお礼を兼ねて、ご挨拶に行って参りました。
前回は、あまりにも大きなイベントで、社員もみんな興奮してたっていうこともありまして、「焼肉のどこにどこに入ったかな?」って言うな状況だったんです。
昨日はゆっくり頂きました。
何より感動したのが結婚56年目、その結婚記念日に大切な奥様と一緒に「焼肉マフィア池袋店」に起こしになっていたご夫妻でした。
結婚56年、今日は結婚記念日、その記念日に鴨頭さんのお店に訪ねて来てくださる、素敵なご夫妻の笑顔がものすごく印象的でした。
結婚56年いろいろあったと思うんです。ですが旦那様のお顔も、奥様のお顔も、本当にいいお顔でした。素敵なご夫妻の姿が見れて良かったなと思いました。
きちんと先日のお礼ができたこと、嬉しいです。スタッフの方々の生き生きした姿、やっぱり眩しいなと思いました。
素敵な東京出張期間でした。
鴨頭さん、ステージパフォーマーの皆様、ありがとうございました。
これからも私たちも精進して参ります。
一緒にお客様に愛と勇気と感動を与えられるような、そんな接客ができるように、そのようなサービスができるように一緒に頑張っていきましょうね!
本当に気づきの多い、学びの多い素敵な期間でした。
ありがとうございます。