昨日の岡井浄幸先生の学びのアウトプットに続き、今回もまた樹木希林さんのメッセージから、私が心に深く残ったもの、その通りと感じたことを語らせていただきます。
樹木希林さんが生前おっしゃっていた言葉の中に
「人の心の状態はどんなに飾っても、必ずその外見や雰囲気ににじみ出る」
そうおっしゃっていたんですね。年齢を重ねれば重ねるほど、より一層人の人柄、人間性は現れます。どこに現れるか、当然顔に現れますよね。だからこそ、昨日のVoicyも何度も聞いてくださいね。
「人の心の状態はどんなに飾っても、必ずその外見や雰囲気ににじみ出る」
この一言は、人生のいい時も辛い時も、苦しい時も悲しい時も、実はずっと私自身の胸の奥に響き続けている言葉でもあるんですね。
どんなに綺麗にメイクしても、どんなに美しい洋服を着ても、どんなに華やかなアクセサリー、宝石を身につけたとしても、内面がやっぱり外見や雰囲気に出てくるんですね。
特に年を重ねたら、それはもう隠しようがないんです。
私たちは日常を身嗜みを整えたり、言葉を選んだり、態度を良くしようと努力します。もちろん、これってとっても大事なことですよね。
樹木希林さんがおっしゃった言葉の中に、「取り繕うことはできても、心そのものは隠せない」という言葉があるんです。
心の濁りは目に出ます。
心の濁りは表情に出ます。
心の濁りは言葉に出ます。
だからこそ、全体の空気にどうしても現れてしまうんですね。
樹木希林さんがおっしゃった言葉を聞きながら、やっぱり私もその通りだなと思うんですね。私自身の思いも重ねて、心と外見のつながりについて、今日は語らせていただければなと思います。
「心の濁り」って聞くと、なんとなく心が濁ってるって言われるといい気持ちしませんよね。
「心が濁ってる」ですが、心が濁るっていうことって、やっぱり私も過去いっぱいありました。少し厳しい言い方に聞こえるかもしれませんが、人生の中でやっぱり心が濁る瞬間ってあると思うんですね。
何かを手に入れたいという欲、物欲の塊でしたね。
32歳で離婚して、子どもたちと離れてしまって、一人で生きる道を選択せざるを得なくって、何が何でも豊かになってやると。
お金がないってみじめだなって、子どもたちを取り返すために、どんなことがあっても豊かになると心に誓って。株の業界に入って、最初はうまくいって8ヶ月で800万円貯めたものの、最後は4000万円の借金を作ってしまって、もうにっちもさっちもいかない人生のどん底を味わうことになるとは。
いやいや、その時は本当にそういうことは全く思わなかったですね。ですが、本当にお金がないのはみじめだなと思って、お金の亡者のようにお金を追いかけました。
絶対稼いでやると。もう桁を変える発想で行く!と決めて、35歳で初めて営業の世界に身を置いて、その当時も本当にお金の亡者みたいになってたような気がしますね。
だいぶ失敗しているのは、その失敗は株の時も、その前に先物で引っかかった時も、これは全部欲なんですね。豊かになりたい。
先ほどの取引で失敗したのは20代の頃だったんですが、元旦那様にゴルフバッグを買ってあげたいというその思いから、もう全然100万円と一生懸命貯めたお金を投資してしまって、最終的には大変な思いをしたんですが、あの時も勉強になりましたね。やっぱり失敗からしか学びないですよね。
とにかく欲が自分の目の前に立ちはだかった時っていうのは、エネルギーにもなるんですが、最終的には大失敗しているんですよ。お金も追いかけました。物欲にも走りました。だからこそ自分自身もギラギラしてたなと思うんですね。
ですが、やっぱりギラギラも時には大事ではないかなと思うんですね。ギラギラから最終的にキラキラになっていくのではないかなと思うんですが。
何かを手に入れたいと思う欲であったり、人と比べて嫉妬してしまったり、過去に対する執着心を持ったり、自分を守りたいという気持ちを持ったり、やっぱりそういうマインドって誰もがあると思うんですね。それはおそらく表情や雰囲気に確実に現れています。
過去を振り返った時に欲にまみれてしまう時は、こうなりたい、これが欲しい、もっと評価されたい、こういう向上心と実は紙一重ですよね。欲があること自体は私悪いことではないと思うんですね。
ところがその欲が心の大半を占めてしまうと、自分でも気づかないうちに目の奥がギラつき始めて、やっぱりギラギラな自分がいたように思います。
不思議なもので目は本当に嘘をつけません。化粧で隠せないじゃないですか。目にはいろんなものが出ますね。
欲が強いその目には一瞬鋭い光が宿ります。人はそれを「この人今欲で動いているな!」と直感で感じておりますよね。私もそうだったなと思います。
表情にもその影が出てきます。眉間に力が入り、口元がどこか下心を含んだ形になってしまうと、心が落ち着いていない時、顔全体にそわそわした硬さが出てしまいます。

何よりも会話ですよね。
例えば、相手を褒めているようで損得がそこに隠れていると、協力しているようで見返りを求めてしまったり、言葉の裏側にある気配というのは、やっぱりうまく隠しているようでも、相手には伝わると思うんです。
欲が前面に出てしまうと、その人の雰囲気はきっと冷たく、硬く、どこか寂しく映るのかもしれませんね。心の曇りがどこか形になって出てくると、私は思います。私は出ていたと思います。自分自身もね。
うまくいかないことを人のせいにしてしまったりとか、嫉妬、怒り、不安、くだらないプライド、そのすべてがやっぱり顔に出ているなと思うんですね。
自分自身がそうだったからこそ、ここ最近いろんな人の顔を見ながら、自分自身の過去を振り返ることもできています。
人を悪く言っていいことなんか一つもないですものね。人のいいところを見ながら、本当にモノクロの世界で見るのではなくて、カラーでいろんなものを見ていきたいなと思います。
まあ、執着、自分自身が本当に何よりもお金に執着した時もあったがゆえに、執着そのものは成し得たいという欲求とか、向上心とか、やる気にはつながっていくんですが、ですが、執着が強いと、これは人は離れていきます。
執着は一見、愛情深さに見えることもあるかもしれませんが、恋愛でも人間関係でも、執着しすぎると相手は逃げていく可能性がありますね。失ったらどうしよう、失くしたらどうしよう、奪われたらどうしようという、その深い恐れが、執着を強くするのではないかなと思います。
まあ自分自身も、やっぱり過去いろんなことに執着したなと思うんですね。だからこそ、これからは、その執着心からの脱皮。
年を重ねて60を超えて、自分自身も、やっぱりあと何年生きていけるんだろうかと思った時に、誠実に生きていきたいなと心から思います。
人生の中で、最も私たちを苦しめるのが、自分自身の小ささと、あとは執着心。これは、誰もがあるんですよね。ずるさも、嫉妬心も、見栄も。
ですが、ここから脱却できることによって、穏やかな自分が作られるのではないかなと思います。
自分自身の弱さをそのまま認めること。年を重ねて、つい先日も、平らなところでつまずいて転びそうになった時に、自分よりも一回り年下の男性にめちゃくちゃ笑われました。
何かにつまずいたわけではなくて、平坦なところで今つまずきましたよね。いや、こうなっていくんですよ。ちょっとハイヒールも気をつけようと思いました。
とはいえ、88歳、ハイヒール人生を全うしようと思っているがゆえに、体幹はこれからも鍛えていきます。
最後に、
年齢を重ねるほどに心が顔に出ます。
生き方は雰囲気に出ます。
品格は言葉に宿ります。
樹木希林さんが残された言葉の中で、本当に素敵なメッセージってたくさんあるんですね。私たちはやっぱり年を重ねるごとに美しく生きれることって、そうありたいなと思うんですね。
本当に一言の「ありがとう」という気遣い、エレベーターに乗った時の気遣い、心遣いであったり、レジでの「ありがとうございます」が言えたり、タクシーを降りる時の丁寧なご挨拶であったり、笑顔であったり。たった一つのあり方によって、その人の品位品格品性が問われてきますね。
美しく年を重ねていきたいなと心から思います。
来年は64歳、32歳で離婚し、来年丸64歳ですから倍の年になりますね。この32年間はいろいろありました。そして本当に素敵なご縁に恵まれました。いろいろと失敗を繰り返しましたが、やっぱり生きてきてよかったなと心から思います。
リスナーの皆さん、どうも最後までお付き合いくださいませ。

改めて思うことですが、心は必ず顔に出ますよね。心の姿は隠せない。年齢を重ねるほど輝く本当の美って何でしょうか。
心の濁りが消えた時、人は美しくなります。生き方は顔に現れます。今、美しく生きるための心の整え方も大事ですよね。本性は表情に現れます。品位品格品性を大事にしたいなと思います。
静かに強く美しく生きる。どんなに着飾ったとしても心はごまかせません。大人の女性に送る心の磨き方の参考にしていただけるとありがたいです。
美しさは心から本来始まるんです。
年齢とともに輝く人の共通点。
やっぱり若い時どんなに美しくても60代、70代、80代になってくるとその美を維持継続できているかというとほとんどできていないですよね。
ですが、70代になっても80代になっても美しい女性はいます。だからこそ、所作はとても大事だなと思うんですね。
ぜひ、所作は大事ですよ。男性も女性も食べ方、飲み方、歩き方、やっぱり物の扱い方、手の使い方、ぜひ、所作講座で学んでいただけると嬉しいなと思います。
改めて今回のVoicyで一番伝えたかったこと、それは「心は必ず顔に出る」という逃れのない事実、現実です。やっぱり顔に出るんですよね。
どんなに着飾っても、どんなに丁寧な言葉を使っても、どんなにいい人を演じたとしても、心の濁りは目つきに出ます。表情に出ます。声のトーンに出ます。ちょっとした態度の、ほんのちょっとの態度のね、何気ないところに容赦なく出てくるんです。だから私たちはごまかせないんです。
欲が強いと目が濁ります。悪口を言えば口元が歪みます。執着すれば表情は固くなります。弱さを認めなければ人を攻撃し始めます。どれも誰かのせいではなく、結局は全部自分の心の状態そのものなんです。
そして人生は残酷なくらい正直です。
心が荒れている時は人間関係も環境も荒れます。心が整っている時は不思議と流れが良くなります。
だから私は思います。どんな生き方をしてきたかは全部顔に出る。
年齢を重ねれば重ねるほどごまかしが効かなくなります。
逆に言えば素直に磨いた分だけその人の雰囲気が美しく育っています。
最後に、最後にもう一つだけ厳しめに申し上げます。
美しさとは生まれつきではありません。
生活でもありません。
ブランドでも習慣でもないんです。
美しさとは生き方です。
生き方がそのまま顔の作りを変えます。
目つきを変えます。
言葉の質を変えます。
品格を作ります。
今日のお話が皆様の明日の表情を変え、その先の人生を美しく鋭く切り開く力になりますように。
Voicyリスナーの皆様の心の姿が、リスナーの皆様の一番の美しさになります。
ごまかせないんですよ。年を重ねるとごまかせない。
いやーもういい顔の作り方。いい顔は作られますからね。努力は裏切らない。練習は嘘をつかないと同じように自然の笑顔なんかないですからね。
やっぱり練習練習あるのみです。筋肉は裏切りませんからね。
以上。





