先日同級生と話をしている時に「60歳を過ぎてから運が一気に上昇する人の生き方」そんな会話が出まして、花が咲いたって感じですね。
同級生ですから、みんな同じように年を重ねていくんですが、いやー、この60歳からの人生が私、一番重要ではないかなと勝手に思ってるんですね。
60歳を超えると、本当に人によって差が出ます。
ある意味、60歳からが私たち自身の力が最も冴え渡って、そして運の流れが強烈に味方し始める、そんな時期ではないかなと思うんですね。
私自身も過去を振り返って、いろんな体験経験を積みながら、「人生を積み重ねた人にしかたどり着けない魂の境地があるのではないか」ということを先日も同級生に聞いて、その通りだなぁと思うんです。
過去を振り返った時に、「どれだけ執着してたんだろう」「どれだけ欲深かったんだろう」ということも含めて、若い時にやっぱり欲を持つということは大事だと思うんですね。
ところが、年齢がちょうど58歳になったタイミングでしょうか。その時ぐらいから私は「命の時間」という言葉を使うようになりました。
ちょうど2020年ですね。58歳。今私63歳ですから、5年前、2020年のコロナ禍においていろんなことがあり、2019年の11月3日に母が亡くなり、その後4ヶ月後の2020年3月6日に父が亡くなって、そこから自分自身の価値観も大きく変わったような気がします。
執着心が手放せたのかなって。
執着からの脱皮。
執着が解けた瞬間に、自分自身の心がいろいろと変化し始めたなと思います。
若い頃の自分は、やっぱり負けたくないとか、絶対に勝ちたいとか、豊かになりたいとか、もうお金を手に入れたいとか、知名度とか、いろんなものが欲しいということで、欲の塊だったなと思うんですね。
でも、それも今振り返ってみた時にエネルギーですから、すごく大事なことだと思うんです。
ところが60歳を過ぎると、自分自身の心の奥底でいろんな変化が出てきました。
自分自身がこれまでたどってきた道、そして自分自身が行ってきたこと。たくさん失敗して後悔していることもいっぱいありますが、それでも自分自身のこれまでの生き方を振り返って、「やっぱり一生懸命頑張ってきたな」って自分で自分を褒めてあげたい、そんな気持ちになったことも事実です。
執着というのは欲と同じで、時にはエネルギーにはなるかもわかりませんが、それがあることによって、それが強すぎることによって、やっぱり何か大事なことをなくしているような気がしてならないんですね。
魂が軽くなる経験というのをこの63歳になっていろんな気づきがあった中で、「魂が軽くなると、同じ景色なのに全然見え方が違うんだな」ということに実は気づいたんですね。
先日同級生と話をしながらも、人がしてくれた小さな優しさが胸に深く染みて涙が出てきたり、また過去に経験したやっぱり忘れてしまいたいことでさえ、「これがあったからこそ,、今の自分があるんだな」というようなマインドになったり、世界の見え方が変わるんだよね、というような話にもなりましたね。
苦しみ、後悔、涙。
人生で経験したすべての痛みが、ある意味、執着を手放し、魂を鍛えるための、もしかしたら試練だったのかもしれない。
逃げずに生きてきた、そんな自分自身を少しは褒めてあげたいなぁと思いますね。
その強さが運を引き寄せるきっかけになるのかもしれません。
過去の痛みを受け入れた瞬間に私たちの心が変わり、運気が右肩上がりになっていくような気がします。
60年以上生きてきたということは、誰もが自分にしか語れないいろんな痛みを持っていると思うんですね。
例えば、人に裏切られたとか、信じた人に傷つけられたとか、人生を投げ出したくなるほどの出来事があったとか。みんなそれぞれいろんなことを経験していると思うんですね。
でも、そのすべてが私たちの物語じゃないですか。
だからこそ、運が上昇する人は、その痛みを恨みに変えたり、妬みに変えたりはしません。
痛みに立ち向かって受け止めて、その意味を自分の中で消化させてきたからこそ、許せるようになるんです。
痛みを受け入れた人たちだけが、他者の苦しみに寄り添える深さを持つからです。
母が私に言ってくれた言葉。
「千恵、人の痛みがわかる優しい人になってや」って。
この言葉の意味を、今頃になってよーく理解できるようになったんですね。
過去に起こった出来事、もう消してしまいたい過去、みっともない自分。ですが、その出来事が自分自身を壊すためのものではなくて、私自身を高めるために必要だった経験なんだな、ということを今頃になって気づくんです。
若い頃は感情の波が激しくて、まあ気も短かったですし、もうなんかちょっとしたことでイライラしてしまったりとか、ものすごい短気だった自分がいましたが、60歳を過ぎると心の底に静けさが生まれるんですよ。
いやー、ほんまに穏やかになったなって。
この藤木相元先生に、私初めてお会いしたの42歳の時でしたが、藤木相元先生が最後の遺言の中でおっしゃったことの中で「あれでも丸くなったんだよ」って。
初めて会った時は「よらば斬るぞ」っていう感じは、そんな「よらば斬るぞ」って言い過ぎやろうと思いましたが、会社経営者になる前の私はめちゃくちゃ短気でした。
まあある意味サボってる人とか、私もいっぱいサボってはいたと思うんですが、仕事で結果、成果を出せなくて、愚痴や文句や不平不満ばっかり言ってる人、許せなかったんですね。
「そんなこと言ってるからお前は成功せえへんねん」とか内心思ったりしましたから。
だからこそ、人の誹謗中傷だとか悪口とか、もう会社の愚痴や不平不満「やめたらええのにって」思ってたわけですよ。
でも、そういうこと言ってる人に限って会社も辞めないし、文句ばっかり言って、そういうのは私はやっぱり好きじゃなかったですね。
だから付き合いたくもないと、付き合いしたくもないと思って上手にスルーしてました。
まあ短気な私も、やっぱり今はかなり穏やかに待てるようになりました。不思議ですけどもね。
怒りも、嫉妬も、そして競争心も、自分自身の心の変化がどんどんどんどん変わっていきながら、何が変わったかというと、「許す心」と「待てる勇気」と「我慢辛抱、無理忍耐」。これも手に入れたなと思いますね。
ですが、今自分を振り返ってみた時に、より一層直感力が冴えてきたなと思うんですね。
魂の声がはっきり聞こえるようになってきたのも、過去にいっぱい失敗したからだなと思います。
何を選ぶべきなのか、どんな道を歩むのか、どの方向に進むべきなのか、誰を大切にするのか。
それが自然と心が答えをくれているような気がします。
自分自身がものすごく欲の塊で厚かましくて、本当に「短気は損気」って言いますが、めちゃくちゃ短気だった自分が、少しは静寂な日々を送れるようになってきたのかなと。
一つだけ言えることは、運が強い人は、必ずと言っていいほど、実は朝の時間も大事にしてたりしますね。
朝目が覚めることも当たり前ではないですよね。いつか目の覚めない日がきますから。
朝目が覚めた瞬間に、「よっしゃ、今日も生かされている! 今日も絶対にいいことが起こる! 前に進める!」とか言って、気合入れしてたりしますね。
「朝を制する人は人生を制する」ということを、昔人生の大先輩に教えてもらいましたが、60歳を過ぎると、運が上がる人、そして運が下がる人、いろんな人がいますが、全ての人と仲良くしようと思うような八方美人も消えていきます。これこそが私は大きな成長だなと思いますね。
60歳からの人生。ここからが最も強く、最も美しく、最も運が味方する、そんな年齢です。
私の同級生を見てても、パワーあふれる人たちはやっぱり前を向いてます。
愚痴や不満を言ってません。
まさにここからの人生を花開かせるために、「何があっても正々堂々と生きていこう」と心に誓っている、そんな友人は誇りです。
これから先、何が起こるかなんてわからないですよね。
ですが、人生の中で「今日が一番若い」であることは事実。だからこそ、今を大事に精一杯生きていきたいと思います。
文字起こしブログを書いてくださっているベックさんも私と同い年。私より少し早く64歳になられましたが、私も来年1月には64歳。
ここからの生き方、ここからの人生、さらに自分自身が学びを深め磨きをかけていけたらなと思います。
皆様、末永くよろしくお願いします。
2026年を面白がって生きる本気のおせっかいおっさんの面白提談
「一年の計は幸せにあり」ということで、前回ご登壇いただきました。
「トップセールスレディ育成塾」オンライン版TSL第15期の特別ゲストとしてご登壇くださいました、元NHKエグゼクティブアナウンサー村上信夫先生からご案内をいただきましたトークライブ、
「言葉が習慣を作る」Vol.3、
「2026年を面白がって生きる本気のおせっかいおっさんの面白提談」
ということで、タイトル聞いているだけでもなんとなくワクワクしますよね。
聞くだけで元気が出て、肩の力がふっと抜けるような、そんな時間になるはずです。
イベントの概要をお話しさせていただきますね。
2025年12月6日。今週の土曜日です。
開場は12時30分、午後1時からスタートし、3時30分まで。
会場は文京区湯島にある麟祥院さんです。
人生がもっともっと楽しくなる。これまでの経験すべてが宝物に変わる。自分の毎日がもっと豊かに感じられる。
「面白がって生きる」って、心の姿勢そのものですよね。
人生の景色が変わるようなヒントがきっと見つかります。
ご登壇されるお三方が本当に素敵なんです。
今回登壇されるのは、自己肯定感が満ちていて、コミュニケーション力も高く、知的好奇心の塊のような3名のイケオジさんたち。
そして、どなたも人生の苦楽を味わい尽くしてこられた方々です。
その言葉には、軽い励ましではなく、経験に裏打ちされた深みがあります。
高野登さん
元リッツ・カールトンホテル日本支社長
品格、ホスピタリティのプロフェッショナル
著書も大ベストセラーです。もう60何刷りっていう感じですよね。
人としてのあり方、リーダーとしての背中、そんな学びが自然に伝わってくる、とっても素敵な方です。
村上信夫さん
元NHKエグゼクティブアナウンサー(噛みました、すいません)
声のプロ、声のプロの一人ですよ。
今は「嬉しい言葉の種まき」を全国で広げておられます。
お話を聞くだけで心がポッと温かくなる、そんな方です。
吉井雅之さん
今回の主催者であり、シンプルタスク代表
SBTメンタルコーチとして全国で機動力塾を展開されている方
大人を元気にすることを使命に活動されていて、私も共感する部分がとっても多いです。
このお三方の提談。もう聞く前から面白いが確定しています。
ぜひ皆さんご参加をしてくださいね。
会場参加は5,000円、当日払いです。
アーカイブは3,300円、銀行振込です。
定員は90名です。
参加される方は、ぜひとも今すぐお申し込みくださいね。
当日参加が難しい方は、アーカイブも配信されます。12月15日以降1週間ほどで順次お手元に届くそうです。
最後に皆様に一言。
人生は面白がった人から変わっていきます。
悩みや壁にぶつかった時も、「この経験をどう面白がれるかな?」そんな問いかけが人生の質を大きく変えてくれます。
あのルパン三世もピンチになった時に確実に言ってた言葉。
「面白くなってきたぜ、次元!」でしたよね。
(ふーりこちゃんではないですからね)
人生一度限り、面白おかしくいきましょう。
ぜひ皆さん、2026年を面白がって生きる本気のおせっかいおっさんの面白提談、吉井雅之さん、高野登さん、村上信夫先生のお話聞いてください。
はい、ポスターもこのチャプター欄に貼らせていただきます。ご案内貼らせていただきます。
村上信夫先生からいただいたメッセージ。
「TSLの皆さんの学ぶ意欲には敬服しています。さらにこの3人から生きることの面白さを吸収して、来年、自己肯定感満載の素晴らしい1年にしてください」というメッセージを私宛に頂きました。
皆さん、チャプター欄のURLをクリックしていただいて、ぜひともお申し込みくださいね。お待ちしております。







