本日は、言葉の持つ力についてお話をさせていただきますね。
Voicyリスナーの皆さん、言葉を大事にしてますか。
言葉には、人生を変えるほどの力があります。
たった一言で人の心に火がついたり、
たった一言で人を励ましたり、勇気づけたり、
たった一言で人を傷つけたり。
一つの言葉で、誰かの心が救われたり、前に進む勇気が湧いてきたりします。
たった一言が人を傷つけてしまい、もう二度と立ち上がれないような苦しみに相手を追い込んだり。
そんな事ってありますよね。
だからこそ、本当に言葉は大事だなと私は思います。
話すこと、伝えることに、これまでもずっと真剣に向き合ってきました。
言葉の選び方。
その一言が、相手に突き刺さることもある。
だからこそ、言葉選びは慎重に。
常に考えながら言葉を選んだとしても、それでもうまくいかなくって、傷つけてしまうことってあると思うんですよね。
言葉の力について、是非今日は語らせてください。
私自身の経験や学びをもとに、分かち合いたいと思っております。
人に思いを伝えることに自信が持てない。
なかなかうまく話せるようにならなくって、人前で話すのが苦手。
そんなことってありませんか。
私も何百回何千回、人前で話をしてきましたが、正直言って毎回毎回、口から心臓が飛び出るほどドキドキする感覚は今も変わりません。
この一言で相手を勇気づけたい。
自分の思いを確実に相手に届けたい。
誤解されたくない。
なんでうまく伝わらないのか。
そんな事って、やっぱりありませんか。
私は一番大切にしてるのは、言葉を選ぶ時に目的を明確にすることなんです。
何かを始める時、なぜそれをやるのか、どこに向かっているのか。
ここがしっかり見つかってる時っていうのは、曖昧な発言をしないんです。
例えば、自分自身が、何のためにそれを語るのか、どこに行こうとしてるのか、どこに導きたいのか、どこを着地点としているのか。
これが明確な時っていうのは、着地点が明確だからこそ、曖昧な表現にならないんですね。
ところが、行き当たりばったりであったり、自分自身が明確な目的地が見えなかったり、どこに進んでいいのかわからなかったり、どこを第一目標にしようとしているのか。
ここが曖昧だと、喋ってることも非常に曖昧になるなということに気がついたんです。
目的が明確であればあるほど、行動の軸がぶれないように、迷いがなくなったら、私たちはどこに行こうかっていうことが、しっかり鮮明に頭に描けますよね。
だからこそ、選ぶ言葉も変わってくるのではないかなと思うんです。
自分自身が選んだ言葉に自信が持てたり、
自分自身が伝えているメッセージに対してブレがなくなったり、迷いがなくなったり、
言ったことに対して後悔がなくなったり。
それは「選ぶ言葉」この言葉をどういう風に選ぶのか。
ここ、やっぱり大事だと思うんですね。
そのためにも、言葉の引き出しを増やしていけたらなと思います。
一例をあげて、例えば、「ありがとう」の一言を発した時に、そこでどんな言葉を添えるのか、どんな思いをのせるのかによって、相手の受け取り方は明らかに変わります。
例えば、単純な「ありがとう」なのか、
「いつも気にかけてくださって、本当にありがとうございます。〇〇さんのおかげで、心が温かくなりました。ありがとうございます。」
このように言葉を少し工夫するだけでも、感謝の言葉がぐっと深く伝わりませんか。
語彙力ってとても大事だとはよく言われますが、実際に語彙力って何?
語彙力は、相手の心に伝わるための架け橋を意味するんですが、自分の考えや気持ちを正確に、優しく、暖かく届けるための力です。
特別な言葉や難しい表現ではなく、私たちの日々の中にある言葉をどう丁寧に扱うかで、その人の印象も信頼も大きく変わってきますね。
それでは、どうやって語彙力を育てていけばいいのか。
それは日々の積み重ねの中にあります。
例えば、本を読むこと。
人の話に真摯に耳を傾けること。
自分の気持ちを言葉にしてみること。
一つひとつの言葉に、私たちの心を乗せる、思いを乗せていく。
この練習を繰り返すんです。
そして、語彙力と並んで大切になるのが、自分自身の経験や思いを形にする力です。
心の中にどんなに素晴らしい気づきや思いがあったとしても、それを外に出して誰かに届けなければ、思いは伝わりません。
「俺の目を見ろ、何にも言うな」。
何も言わなかったら、何も届かないですよね。
だから、自分の心を形に表す努力も大事です。
文章にまとめる。
自分の思いを形に表す。
声に出す。
表情や態度に表す。
形にすること。
ここはとっても大事で、どんな形であったとしても、「私はこう感じた」「こんな経験をした」と表現することに、実は大きな価値があります。
それこそが、誰かの人生にそっと寄り添うきっかけになるんです。
この後、もう一つの大切なことを伝えさせていただきますね。
それは、目の前の人にあった話し方を見つけることです。
話し方には正解なんかありません。
大切なのは、私らしさ、自分らしさを大切にしながら、相手に届く工夫をすることです。
声のトーン、話すスピード、言葉の選び方、何よりも、間の取り方。
ここも是非とも意識してほしいなと思うんですが、これら全てが、相手に伝えるための、伝わるための大切な要素につながります。
努力は嘘をつきません。
練習は裏切りません。
努力すれば必ず変わっていきます。
どんな方でも、伝える力を育てることができるんです。
そして、絶対に忘れてはならないのが、私は優しさと誠実さだと思います。
どれだけ語彙が豊かだとしても、話し方を工夫したとしても、心がこもっていなければ、相手に思いは届きません。
目の前の人に喜んでもらいたい。
この気持ちをまっすぐ伝えたい。
そんな誠実な思いがあるからこそ、言葉には力が湧くんです。
その言葉そのものに、力が出るんです。
これからも、言葉に向き合って、伝える力を磨いていきたいなと思います。
ぜひVoicyリスナーの皆さん、今日はそんな思いを伝えさせていただきましたが、届きましたでしょうか。
語彙力を鍛えるということも大事ですが、
言葉の選び方、感情移入、間の取り方、相手に思いをしっかり伝えようという内側に秘めた感情を声に乗せて、言葉に乗せて、身振り手振りで相手に届くための練習を、これからも一緒に重ねていきましょうね。
Voicyを通して皆様のお役に立てればありがたいです。
参考になれば嬉しいです。