毎週水曜日は、Voicyリスナーの方からの質問にお答えするコーナーです。仕事のことや人生のこと、知りたいこと、悩んでいること、お寄せいただいたご質問に私の考えでお答えさせていただきます。
この答えが正解・不正解、それはちょっと横に置いていただいて、1つのものの見方・考え方の参考にしていただけるとありがたいです。ぜひ皆さん、質問をお待ちしております。
今日はどんな質問が来ているでしょうか。
それではちょっと見てきますね。
ペンネーム 匿名希望 40代女性からです。
朝倉先生初めまして。
去年のVoicyフェスをきっかけに聴かせていただいてます。
先生の魂のこもった声、話し方、力強さがとても好きです。
さっそく相談をさせてください。
私は40代で夫と子どもがいます。
仕事で知り合った方に対して考え方が素敵だなとか、趣味など好きなものが似てるなと思ってたのですが、相手の方が退職するとわかった頃から、とても気になるようになってしまいました。
すでに退職されて会社で顔を合わすこともなくなったのですが、会社を離れられるときにLINE交換をして、時々近況など連絡してました。やっぱり直接話したい、会いたいなと思い、私から勇気を出してお誘いして今度食事に行くことになってます。
ただ、家庭がどうでもいいかというとそうではなく、子どもたちのことは大好きで一緒にいたいですし、いまの段階でその方とどうこうなろうとは思ってないです。
一方で自分が独身だったら違っていたと思いますし、相手の方に惹かれてる自分がいます。(相手の方は独身です)
冷静に考えるとやはりよくない、ただ相手の方と話していると楽しいし尊敬できる方なのです。とても自分の気持ちがふわふわしています。
その方と友人であるためには、境界線をひいて付き合えるかがポイントなのかな?と思ってます。
今度会えたときに、境界線がひけそうか確かめようかと思ってます。
ひけないなら、自分の気持ちの持っていく場がなく苦しくなると思うので、友人であるのは難しく、もう連絡もしない方がいいのかなと。ひけるなら友人であればいいのかなと思ってます。
人生は一度きりなので、後悔なく楽しく生きたい。
素敵な人に出会えたのはとても嬉しいことですし、食事に誘ったのは頑張ったし、楽しみだなと思います。
一方で、道を踏み外してるような、私は何やってるんだろう、どこに向かってるのだろうと思う気持ちもあります。
朝倉先生が私の立場だったら、もしくは客観的にみられた場合に、この人との関係性や今後の関わり方をどう考えられるのか、アドバイスをいただけたらと思います。
話が支離滅裂だったら申し訳ありません。よろしくお願いいたします。
はい、ペンネーム 匿名希望さんからのご質問に対して、チャプターを分けて、私の考えでお話させていただきます。
あくまでも、私の考えですから、一つのものの見方・考え方の参考になればありがたいです。
はい、ペンネーム 匿名希望さん。
「40代でときめく恋をした」って、メチャクチャいいですね!本当に素敵だと思います。
ときめく心ってすっごく大事です。
結婚してても、子供がいても、人を好きになったり、心をときめいたり、ドキドキしたり、ワクワクしたり、「この人ともっと話してみたいな」って、そういう恋心を抱くっていうことは、ものすごく素敵なことだと私は思うんですね。
これは、ある昭和11年生まれの経営トップの方から教えてもらった言葉ですが、
「若さの秘訣 かきくけこ」っていう言葉があるんです。
「朝倉さん、“か”、何だかわかる?」から始まりまして、面談の時に色々とお話をさせていただいたんですね。
“か”は感動。
歳を重ねると真新しいことがなくなってくる。だから感動が徐々に薄れていくって話なんですね。
で、“き”は興味。
好奇心ですよね。興味、工夫。これ、大事な部分ですよね。
“か”は感動、“き”は興味、“く”は工夫、先に答え言っちゃいましたけどね。
感動、興味、工夫
“け”は文字通り健康、健康、大事ですよね。心の健康、体の健康と共にとても大切です。
ですが、5番目の“こ”が一番大事だとおっしゃったんです。若さを保つためには、5番目の“こ”が一番大事。
「こ」は、なんだかわかる?って。漢字一文字。「恋」。
この恋心を抱くっていうことが、いくつになっても若さの秘訣に繋がっていくんだということを、私に教えられましたが、まさにその通りだなと思います。
現在、朝倉千恵子は62歳。もう1回再婚するかっていうと、これはちょっと今考えますけども、今独身だから誰とお付き合いしても問題はないわけですよね。
ですが、昔、35歳の時に父が「千恵子、お前は再婚しいひんのんか?」って、そういう風に聞かれた時、
「お父さん、私の好きな人は結婚してはる」って言ったら、
「結婚してても面倒見てくれる人は面倒見てくれるで!」これ、愛人説ですよね。
でも今は、逆の立場で考えた時に、例えば、結婚してる人と男女の関係になってしまったり云々っていうのを、世間的にはいろいろとあーだこうだ言うこともありますけども、男と女の問題はもう本当にここはですね、もう神秘的な世界であって、実際に肉体関係になるならない関係なく、もう心奪われた時点でもう十分の恋心じゃないですか。
その、最終的にね、男女の関係になるかならないかを横に置いといて、やっぱり好きな人に好きだと言えること、そして一緒に食事ができること。何よりも価値観の共有、そして心ときめく時間を共にすることができる。
この恋心って絶対になくしてほしくないなと思うんですね。何もふしだらなことやってないですよ。
心を相手にときめいたりとか、「この人のものの見方・考え方、素敵だな」って。
「あっ...もうこのまま会えないのは寂しいな。また会いたいな」って、めちゃくちゃ大事だと思いませんか?
私は、観相学を教えていただいた藤木相元先生。
藤木相元先生は10年前に亡くなられましたが、やっぱり私と年齢で言うと、いくつ違うんだろう? 30歳ぐらい違うと思うんですよね。それでもやっぱり素敵な人は素敵ですし、ちょうど私が40、42歳の時に藤木宗玄先生とご縁をいただいて、そして実際に私が今62歳ですから、20歳で違って、先生が今年101歳ですから29歳違いですよ。29歳違いますけど、やっぱりかっこいい人はかっこいい!もうね、男気があって本当に魂の美しい人。もう!めちゃくちゃかっこいいわけですよ。
藤木相元先生だけではなくて、高井岡芹法律事務所の高井先生は、昭和12年生まれで私の父と一緒。やっぱりものの見方・考え方、抜群に頭がよくて、厳しくて、もう本当にめちゃくちゃ怒られましたけど、やっぱり素敵な人だなと思いますよね。
昭和12年生まれの日本ヒュームの高橋社長も、やっぱり今もかっこいいですよ。今も年齢は86歳ですけど、毎週3500m、1回で泳ぐわけですよ。
そういう風に、「素敵だな」ってそういう方々、皆さん結婚もされてますし、奥様もいらっしゃいます。
ですが、心ときめくとか、それってめちゃくちゃ大事だと思うんですね。
もっと言うならば、年下の男性。
今で言うと、私よりもうんと年下の娘世代、息子世代の方であったとしても、「この人かっこいいなあ」と思って、やっぱりドキドキする。その瞬間の心って私は大事にしたいなと思ってるんですね。
もう歳だからとか、家庭があるからとか、もちろん踏み外してはならない部分はあるのかもしれませんが、そんなのは本当に私はもうね、あの、これちょっとまたブブ〜とかって言われるかわかりませんけど、実際にはわからないですよ。
誰も止められないし、誰も否定もできないし、恋心、ときめく心、そしてそれによってもっと仕事頑張ろうとか、もっと綺麗になろうとか、もっともっと美しく輝いていきたいという欲が出たりとか、キラキラ輝いていくって本当に大事だなと思うんですね。
うちの母は水商売をしていまして、よく言ってたのは「水商売の子や言うて、後ろ指刺されるようなことはしんといてや」とか。あと昔は女性で働く仕事ってそうそうあるものではないので、水商売をしていると軽く見られたりとか、蔑視されたりとか、いろんな差別的な言葉を言われたりということってありました。
ですが、母もやっぱりいい意味で綺麗に生きてましたね。
ですが、1回だけ恋をしたことがあるんです。
その恋をした時の母の姿は、娘心にもやっぱり綺麗になったなって。
もう、ゆふ これたかさんが笑うかわかりませんが、あの、ウエストのくびれがなくて、100、100、100、オール300点!パーフェクトって言ってた母が、恋をした時っていうのは、10kg以上痩せましてね。やっぱり乙女心っていうのは女性をさらに美しくするんですよ。
まあ、そういったことも含めて、父に対しては、父は自分は好きなことやってましたが、母に対してはそういった点ではめちゃくちゃヤキモチ焼いたりしてましたけど、父が亡くなる前にそのことを私、話したことがあるんですね。
「お父さん」て、「お母ちゃん30代やで!お父ちゃんおれへんようになって、いろんな人もいいよってくるって。それでもそういうことはなかった。でも1回だけな、お母ちゃん恋をしたことがあんねん」
「その人とは私も何回もおうた」
「お前知ってたんか?」
「知ってたよ」って
「でも私はな、めっちゃ素敵やと思う」って
「お父ちゃん、おれへんようになった後に、やっぱり言い寄ってくる男の人もおった中で、凛とした生き方をして、たった1回恋をした。何が悪いん?」って。
「その時、めちゃくちゃ綺麗やったで」って。
「お前知ってたんか?」
「知ってたよ」って、私はそういうことを許せる娘でありたいなと思ったんですね。
このアドバイスも道に外れてるかもしれません。
適正ではないかもしれませんし、何の役にも立たないかもしれませんが、人が人を好きになって恋をして、胸ときめくっていうのが、何が悪いんだろう!と。私はそういう感性の持ち主です。
恋心を抱く、もっと自分が綺麗になりたい、その人に喜んでもらいたい、尽くしたい、そういう心って一生大事にしたいマインドではないかなと思うんです。
何の役にも立たないかもしれませんが、ちょっと母のことも思い出したり、父のことも思い出したりしてしまって、アドバイスにならないかもしれませんが、参考にしていただけるとありがたいです。
一生恋をして
一生ときめいて
仕事に恋して
お酒に恋して
異性に恋してね
何が悪いんですかって。
酒に酔い、仕事に酔い、人に酔い、そして人生に酔う。
そんな人生を歩んでいけたらなと思います。
ちょっとした参考になれば、とても嬉しいです。