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「もう一度心を通わせるために…妻との関係修復への第一歩」 2024年12月4日


毎週水曜日は、Voicyのリスナーの皆様からの質問にお答えするコーナーです。
仕事のことや人生のことで、知りたいこと、悩んでいること。
お寄せいただいたご質問に、私の考えでお答えさせていただきます。
1つのものの見方・考え方の参考になればありがたいです。
今日はどんな質問が来ているでしょうか?
この後、見てきます。
皆さん、楽しみにしてくださいね。


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ペンネーム 匿名希望 50代男性からです。


長年、少しずつ妻との関係がぎくしゃくしてきて、今ではお互いに距離を感じるようになってしまいました。 子どもも独立し、これからは夫婦で過ごす時間をもっと大切にしたいと思っているのですが、以前のような仲の良い関係に戻りたいと思っても、どうすればいいのか分からず悩んでいます。 先日、大好きなバンドのコンサートに行く機会がありました。長年楽しみにしていて、ようやく念願が叶いました。 妻も私がそのバンドのことをずっと好きなことは知っているので、コンサートに行くという話をしたときも「良かったね」と言ってくれるかなと思っていたのですが、実際は「は?」という冷たい反応。 最終的には「勝手にすれば」と突き放されるような感じでした。 自分では何が悪かったのか全く分からず、正直、とても辛かったです。これまでの自分の行動や言葉がどこかで妻を傷つけていたのかもしれませんが、どうしていいのか分からず悩んでいます。 もう一度、妻と良い関係を築きたいと思っているのですが、何かヒントやアドバイスをいただけたら嬉しいです。よろしくお願いします。


ペンネーム 匿名希望 50代男性からのこの質問内容、チャプターを変えてお話しさせていただきますね。
私事として感じたこと、そしていろんな方の様々な悩み相談を受け、私自身がどのように思い、どんなアドバイスをしたのかっていうことも、チャプターを変えてお話ができたらなと思います。


ぜひ、1つの参考にしていただければありがたいです。
これが絶対正解とか、こうしなくてはならない、ねばならないという発想ではなく、ぜひ一つのものの見方・考え方の参考になればありがたいです。
聞きにくいことを聞いてくださり、ありがとうございます。


非常に苦しい中、メッセージを送ってくださりありがとうございます。

夫婦の関係性はそのご夫妻でしかわからない事っていっぱいあります。
第三者がああだこうだ言えるような問題は一つもないんです。
一番大事なことは本当に、原因・結果の法則で、やはり今の関係性がそうなったには理由があるということ。


そして長年の積み重ねによって、やはり心の中に抱いていた様々な感情が積み重なって、最終的には許せない思いになったり、もうこれ以上は耐えられないっていう、ある日突然ではなく、本当にこれって積み上げなんですね。


おそらく、夫婦の関係性、人間関係もイコールではないかなと思うんですね。

同じ対等の立場であれば、意見がぶつかり合ったり、互いに言いたいことを言い合ったり、そういう風に自分の心を相手に述べ、それによって時には喧嘩になったり、言い争いになったり、それでも言葉に出てるうちはまだいいのではないかなと思うんですが、言葉に出せなくなって、言葉に出さなくなって、最終的にもう自分の心の中にもう言っても無駄!これ以上は話したところで相手は変わらない。そうやって自分の心に見切りをつけた瞬間、もう急激に冷めていく。

これは私の経験です。


私自身が9年間の結婚生活がありましたが、途中何回かやはり自分が思ってることを言葉に出したり、そして自分自身も、もし至らない点があったら教えてもらいたい、そこも含めて改善を求めたりした時期もありました。

それでも相手が何を言っても変わらないと言った中、最終的に私は自分自身の未来を考え、結論を出したっていう経緯があります。



今回の匿名希望さんの場合は、私とは違って本当に奥様との関係を良くしていきたい。
そのためには時間をかけて、信頼と絆を再構築する必要があるのではないかなと思ったんですね。


それは何かというと、やはりそうなるにはそうなるだけの理由がある。
ひょっとしてこれまでどれだけ真摯に奥様のお言葉に耳を傾けられたのか。
関係修復の第一歩っていうのは、私はやはり奥様の気持ちや思いを聞くことだと思うんですね。


ただ聞くだけではなくて、奥様が「この人は私のことをちゃんと理解しようとしてくれている。本当に真摯に耳を傾けてくれてる」という事が感じなければ、やはり思いは伝わらないと思います。


聞き方としては、「最近、自分に対して何か気になってることや話したいこと、言いたいことがあったら是非とも教えてもらえないか」と。
仮に相手が「何もない」と言ったとしても、その「何もない」が答えですから、きっと何か不満を抱き、それが蓄積してる可能性がある。

だからこそ、また寄り添って、何度もしつこいと熱心は紙一重ですからね、これ営業もそうですが、やはり「歩み寄る」「譲歩する」ここはとても大事で、関係修復はやはりこれまでの年次によって今があるわけですから、簡単に元に戻れるかっていうと、そんな甘いものではないと思ってるんですね。

だからこそ、例えば奥様から「何もない」とか「別に何もない」とか言われたとしたら、「そう感じてるんであれば、是非ともそこをもっと教えてもらえないか」って言って、自分自身が歩み寄っていくことが大事だと思うんですね。
そして、仮に奥様が心を開いて話をしてくれたとしたら、途中で絶対に遮らないで欲しいんです。


途中で遮ったり。自分の意見を言ったり、「いや、僕はそういうつもりではなかった」とか「いや、そういう意味ではない」とかって言って、そこに自分の考えを述べるんではなくて、聞くと決めたら最後まで聞き切る、最後まで引き抜く力を持ってほしいんですね。
相手の感情を受け止めて欲しいんです。

相手がなぜそうなったのか、どういうことの蓄積によって今があるのか、奥様の気持ちを否定せずに、受け止める姿勢が最も大事ではないかなと思うんです。
そして、言いにくいことを言葉にしてくれた時には、相槌や共感を示す姿勢、これもやっぱり大事だと思います。



おそらく、なかなか口を開いてくれない可能性もある。
そんな中でもしも話をしてくれたとしたら、頷き、相槌、共感を意味する「そうなんだね」「そんな風に思ってたんだね」と、奥様の感情を繰り返し共感を求める、共感をする。
そして、自分がやっぱり耳にしたくないこと、時にはカチンとくること、「いや、そんなつもりじゃない」「そういう意味ではない」ということを、もしも思ったとしても、聞き抜く、聞き切る、最後まで確実に聞いていくっていう姿勢は、見せてあげてほしいなと思うんですね。


根気よく聞く姿勢、奥様が本当の気持ちを話せるようになるまでに何度も何度も時間をかけて、最後の最後の最後まで聞いてあげてほしいんです。
もしかしたら「この人は今変わろうとしてるかもしれない」「ひょっとしたら、もう1回信じてみようかな」「もしかして昔に戻れるかもしれないかな」っていうことを、やはり年次をかけて今の関係があるわけですから、当然時間をかけて関係修復をすることが大事ではないかなと思うんです。


よくご夫妻の中で言えなくって、それが蓄積した不満になって、ある日爆発して気がついたらいなくなった、そういうことってよくあります。

奥様が長年貯めていたいろんな不満や心の声、そして質問者さんに対する思い、距離感、過去のやり取りの中で、気がつかないうちに相手の心に傷をつけてしまったり、ひょっとしたら相手が何か話そうとしてることをスルーしてしまったり、そんな自分自身の過去の言動や行動を振り返る機会にもなるかもしれませんね。

年齢が高くなり60代を超えて、奥様のいろんな不満が最終的に爆発をし、最後に別れとなり寂しい人生を歩んでる人もたくさんいます。


ですが、まだ間に合います。
なぜならば、この質問をくださった方が、ご自身で奥様に歩み寄ろう、奥様がどうすれば自分ともう一度向き合ってくれるかっていうことを、自分ごととして真剣に考えて、私に質問を投げかけてくださってるからなんですね。

壊れた関係性であったり、冷め切った関係を簡単に元に戻すのは大変なんです。
子供たちが独立したからこそ、これからは2人で楽しむ時間をもっと作りたい。
そのためには自分が気がつかなくって傷つけていたこと、そこをぜひとも教えてもらいたい。


そんなことを言葉に出し、1日1回お互いのことを話す時間を取ったり、自分がもしも気づいてないうちに相手を苦しめていたり、蓄積した自分に対する不満があったら「是非ともお話をしてもらえないか」と。

こうやって自分から歩み寄る姿勢を見せ続けることによって、ひょっとしたら奥様が「この人と一緒にもっと未来を築けるんではないか」と。

ひょっとしたら自分自身が言葉に出さなかったことを声に出すことによって、いい関係になれるんではないかと、そういう風に思ってくださる可能性はまだ十分あると思うんですね。


夫婦の関係性の修復には、私は努力と時間が絶対に必要だと思います。
その努力が確実に報われるように、是非とも匿名希望さん、奥様のことを大切に思う気持ちを行動や言葉で少しずつ伝えることで、一緒に笑い合える日を迎えて欲しいなと思います。
是非とも努力は嘘をつかない!

歩み寄る心を形にしてほしいなと心から思います。
参考になればありがたいです。


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