今日も暑かったですね。
もう朝9時台に歩いて研修会場に向かいましたが、短い時間の中でも汗が吹き出しましたね。
駅から徒歩5分と書いていた地図は、ハイヒール、しかも10センチ以上のピンヒールで歩いている私は、つま先でゆっくりゆっくり歩くしか手段がなく、もう転んでは困るということも含めて15分かかりました。
徒歩5分は私から見ると3倍の15分かかりました。
ですが、本当に限られたお時間、受講生とともに大切な命の時間を共有することができて、本当に幸せな時間だなと思いました。
この暑い中、営業の方々は外で仕事をしている。
そして外でお仕事をされている方は、炎天下の中で大変な思いをされている。
いやー、宅配便を自宅に届けてくださる方々も、この暑い中はもう大変だなと思います。
だからこそ、当たり前ではなく感謝の思いを持って接したいですね。
もう心からそう思いました。
Voicyリスナーの皆様、今日は「決断と勇気」というテーマで、松下幸之助さんの書籍、そしてこれまでのいろんなエピソード、生き方から私たちはこれからどのような人生を選び、どう歩んでいくのか、そのヒントを一緒に探っていきたいと思います。
人生には必ず迷いがあります。
仕事を変えるべきか、今の場所で踏ん張るべきか。
家庭の中で自分の役割をどう果たすのか。
組織の中で自分はどうあるべきなのか。
人間関係の中で相手との距離を縮めるのか、それともそっと見守っていくのか。
自分から踏み込むか、それとも触らぬ神に祟りなしで置いておくのか。
放置するのか、自分が相手と深く関わるのか、いろんなことを考えるきっかけってありますよね。
私自身も過去を振り返ると、数え切れないほど迷ってきました。
夜眠れないほどいろんなことを考えたり、また仮に人に相談したとしても答えが見つかるわけではなかったり。
それでも時が流れ、気がつけば63歳。
ある意味、時間がどんどん経って決められなかった時間だけが積み重なるというのは、もったいないことだなと思うんですね。
私たちは1回しかない人生です。
これは一度限りの二度ない人生だからこそ、何を決めるのか?何を選択するのか?やっぱり大事なことだなと思うんですね。
なかなか決められなかった時間、これが多ければ多いほど、人生の中で最ももったいない時間を過ごすことになります。
動けなかった自分を責める気持ちや、「あの時ああやっていればよかったな」とか、「ああ、こういう決断をしていればな、今はないのにな」とか、仮に後悔したところで、過去を変えることはできないですよね。
そして、「なぜやらなかったんだ」って言って落ち込んでいる暇もないと思います。
人生、今日が最後の日になるかもわからないと、私は本当にここ最近そう思うんです。
松下幸之助さんも、迷いをたくさん経験された方でした。
まず、松下幸之助さんは体が弱かった。
そして、学歴もなかった。
小学校9歳の時に、丁稚奉公に入られたっていうことですものね。
決して、決して、子供の頃から豊かに育ったわけではなかったんです。
ですが、松下幸之助さんは、決断と勇気によって、自分の人生を大きく切り開いた方です。
私は、松下幸之助さんの書籍であったり、またPHPの担当の方から「朝倉先生、松下幸之助さんの本を相当読まれましたか?」って言われた時には、まだまだ全然読んでなかったっていうね。
ですが、松下幸之助さんの物の見方、考え方と似てると言われて、すごく嬉しかったんですね。
だから、それから書籍をたくさん読むようになりました。
松下幸之助さんの素晴らしさは、決して迷いがなかったことではなく、むしろ迷いに迷いながら、それでも「決める、動く、見直す」これを繰り返されたんだなと思います。
何を私はそこから学んだのか。
大切なのは正しい答えを探すことではなく、選んだ道を正しくしていく覚悟です。
未来は予測するものではなく、創造していくもの。
だからこそ、立ち止まってしまうのではなく、一歩を踏み出す、その勇気が必要。
そのために「決断を助ける7つの原則」
学ばせていただいた「決断を助ける7つの原則」を、今日は皆様にお裾分けさせていただきます。
松下幸之助さんの生き方から導かれる「決断を助ける7つの原則」
1. 原点回帰
なぜ始めたのかを想い出す。
うまくいかない時ほど目の前の数字や評価に振り回されたりします。
仕事が思うように進まなかったり、家庭で意見が食い違ったり、職場の人間関係がなかなかうまく進まなかったり、 ついつい結果ばかりに目を奪われてしまいますが、ですが本当に大事なのは、
何のためにそれをしたのか、という原点ですよね。
私も、「原点回帰」ということを改めて思い出しました。
何のために私は起業したのか。
何のために今があるのか。
何をしたくて今の人生を選んだのか。
そこを忘れてはならないなと思います。
2. 2段階決断法
まず決め、動きながら整える。
これ、「動きながら考える」ということも私は大好きですね。
正しい答えが見つかるまで、なかなか決められないという人が、人生いろんな人の話を聞くと、「決めてから動く」と言うんですが、いや、決めてから動くんですが、正しいかどうかというのは、動いてみないと分からないわけですよね。
だから、何かをしたいなと思ったら、まずは動く、そして修正する。
やってみようと思ったら、とにかく動く、修正する。
「決める、動く、修正する」
これが、この順番が、確かに私たちを前に進めてくれると思うんですね。
例えば、今、転職に迷っている人。
頭の中でいくら考えても答えは出ません。
ですが、実際に面接に行って、人と会って話を聞くことで、新しい気づきが生まれるのではないでしょううか。
健康を気にしている人も同じです。
完璧な運動計画を立てて、実際に計画を立てても何もしなかったら始まりません。
ですが、1日10分でも歩く。
この一歩が、自分を健康に導いてくれるのではないかなと思うんですね。
3. 「やってみなはれ」
「やってみなはれ」という言葉、私大好きですが
最初の一歩を大事にする。
もうね、とにかくやってみないと、経験積まないと話になりません。
思っているだけでは人生変わらない。
準備は大事ですよ。
ですが準備ばかりに追われて、結局一歩を踏み出せない人が、人生の中でどれだけ多いかなんですね。
「もう少し条件が整ったら」とか、「起業準備中、起業準備中って何?」って話ですよね。
起業しようと思ったら、もう計画を立ててやるしかないわけですから。
「もう少し条件が整ったら」なんて思っている間に、人生はあっという間に過ぎ去ってしまいます。
完璧な条件など、待っても訪れません。
だからこそ、小さな一歩でいいから始めることです。
読みたい本を一冊読み切ろうとすると大変ですが、まずは1日1分だけ、1ページだけ読んでみよう。
この結果、私は1年間読書できましたからね。
1日1分とか、1日1ページとか、ハードルをあまり高くしない。
それによって、本当に習慣になることによって、継続ができました。
大事な一歩の積み重ね。
その一歩が、やがて大きな流れを生み出します。
4. 逆境の3問 心を立て直す問いかけ。
苦しい時、人は焦って大きな変化を求めがちですが、逆境を乗り越える鍵は、小さな最善の積み重ねしかないんです。
そんな時こそ、自分に問いかけてみてください、という3つの問い。
1、何のためにやっているのか。
2、本当に諦めるべきなのか。資源は本当に尽きたのか。
3、今できる最小の最善は何か。
この3つの問いかけ。
心を立て直す支えになります。
もう一度、問いかけてみてください。
1、何のためにやっているのか。
2、本当に諦めるべきなのか。資源は本当に尽きたのか。
3、今できる最小の最善は何か。
5. 信念
小さな勝ちが柱を作る。
信念は、生まれ持った強さではないんです。
「できた」という体験の積み重ねで、自分の信念がどんどん深く構築されていくんですね。
毎日一人に会う。
毎日1ページ本を読む。
毎日10分歩く。
そんな小さな勝ち「勝利」の「勝」、勝ちを「できた」という勝ちを積み重ねることによって、私たちの自信が育ちます。
自信とは「自分を信じる」と書きますからね。
その自信が柱となって、やがて信念に変わります。
信念を持つ人には、不思議と仲間や応援者がたくさん集まってきます。
人は、信じて進む姿に惹かれるから応援してくれるんです。
6. 素直な心
素直が一番難しいです。
思い込みを脇に置く勇気。
素直さとは、言いなりになることではないんです。
自分の思い込みを一度脇に置く勇気を持つこと。
過去の成功体験に縛られて、新しい芽を摘んでしまうことがあります。
だからこそ、若い世代の意見や、外の世界の声に耳を傾けてみる。
反論せずに、「なるほど」と受け止める。
それだけで、見える景色が変わっていく。
7. 原点×勇気
恐れとともに一歩を踏み出す。
勇気とは、恐れがゼロになることではないんです。
恐れを抱きながらも、それでも一歩を踏み出す。
独立や転職、大きな挑戦をするとき、恐れが消えることはないです。
ですが「なぜそれをやるのか」という原点が澄み切っていれば、恐れはあなたの味方になります。
ぜひ、日常の小さな冒険、一歩を踏み出す勇気。
ぜひ、小さな一歩がやがて私たちの人生を大きく変えてくれます。
参考になれば、ありがたいです。
松下幸之助さん、一代ですごい企業、大企業にされた方ですからね。
本当に素晴らしい人だなと思います。
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大きな決断も、全ては小さな一歩から始まるんですよ。
退職、結婚、離婚、起業、人生を左右する決断の扉を開ける鍵は、実は「明日5分早く起きる」といった日常の小さな行動に隠れています。
松下幸之助さんは、何もしないことを最も恐れました。
失敗は学びに変わります。
ですが、何もしなければ失敗はしないかもしれませんが、やはり経験を積むことは不可能です。
ぜひ、皆さん、勇気というのは恐れを知らない人ではなく、恐れとともに歩むことを選んだ人のことを言うと思います。
私たちの大事な一歩が、未来を確実に変える力になります。
今、迷いの中にいるリスナーの皆様へ。
どうか、自分の原点を思い出してください。
そして、小さな勇気を持って、一歩を踏み出してください。
その大事な一歩が、私たちの未来を、そして周りの人の未来を変えていくはずです。
このお話が、リスナーの皆様の心に小さな光を灯すことを願っております。