ペンネーム:匿名希望30代女性からです。
お客様との関係について教えてください。
私はフリーランスでデザイナーをやっているのですが、全くはまっていないなぁと感じるお客様がいます。
もう2年以上継続的にお仕事をさせて頂いているのですが、ご満足いただいている実感がありません。納品しても連絡はない、またほぼ毎回納品したデータをご自身で大幅に変更され、しかも狙った意図や効果を無視した改革をされてしまい、私の目からは言葉が悪いですが「劣化してしまった!」と感じます。
またプロジェクトの状況が変わった時にも、何の連絡もなく、いざ納品した時にはもう必要なかったなんてことも3、4回ありました。
とはいえ、それすべてはわたし自身に原因があることは自覚しています。先方が納得いく形で且つ、効果を発揮できる作品が作れていない。意図をご理解いただくだけの説明ができていない。プロとして信頼されていないんだなと感じてしまいます。
私がよくわからないのは、そんな状態であるにも関わらず、継続的にご依頼を頂けていることです。何か断れないような義理がある関係などでは一切ありませんので、気にならないのであれば、切ることだってできるはずです。文句を言われたりすることもありません。
ただ静かに「これじゃない!」という態度だけは伝わってきます。それなのにまた追加の依頼をいただくのです。
納品した結果、使わなかった作品についても制作費はいただいておりませんので、そういった意味での不満は一切ございません。
ただ、全くお役に立てている実感がないまま、制作し請求し入金されるという現状にすごくモヤモヤしております。
朝倉先生はこのようなご経験はありますか。
どうせやるのであれば、チームの一員として、お客様及びお客様の会社にとって、価値のあるものを作って行きたいです。私はどのようなアプローチをすれば良いのでしょうか。何をしてもうまくはまらず、空回っています。
はいペンネーム:匿名希望さん。
デザイナーをなさってるということで、今日のこの質問に対して真剣に読ませて頂いて、私が降りてきた言葉を率直にお伝えさせていただきます。
この問いに関しては、もうこれはまさに「質問者さんがどうしたいのか?どうありたいか?」です。
お客様に対して、本当にプロとして誠実な仕事をしたいっていう思いが、これが本気であれば聞いてみるべきです。
例えば「ご満足いただいていない...」っていうことを感じてるんであれば
「どうすればより一層お客様のお役に立てますか?」
「今のこの作品の、どの部分を改善すればお客様のお役に立てますか?」
「今後さらにお客様のお役に立てるために、私自身ももっと勉強していきたいと思っておりますが、どの部分を改善することによって、より一層お客様のお役に立つことが可能でしょうか?」
懐に入る質問、そして率直にお客様の本音・本心も聞かなかったら、これは繰り返されます。プロというのはまぐれはないんですね。ある意味、まぐれで成功することがあっても、まぐれで失敗することはないんです。
それと同じように、やはり自信を持ってプロ意識をもって仕事をするにおいては、継続してるから良しではなく、納得できない事実に対して、やっぱり体当たりでぶつかっていくっていうことがとても、大切ではないかなと思うんです。
もっと言うならば「お客様のセンスと自分自身の学んできたものを融合して、さらに良いものを一緒に作っていきませんか?」これも大切なポイントではないかなと思うんです。
遠慮と貧乏はするな!と
ある意味プロの世界は結果が全て。その中で「お金をもらう以上は納得できる作品を作りたい」という質問者さんのこのこだわりは、やっぱり主張すべきだと思うんですね。
その中で是非とも、より一層良い作品を作るために、どういう風にすればいいのかっていうことを、是非とも率直に飛び込んで聞いてみて欲しいなと思います。
ご自身がはまっていないな...
何か納得してもらってないんではないかな?
と思ってるんであれば、それを言葉にすればいいです。
「率直にお話してもよろしいですか」
「今回の作品に関し納品してもご連絡がない。そして毎回納品したデータをご自身で大幅に変更されてるということは、きっと私が思ってる内容とご依頼を受けた内容に食い違いがあったり、ズレが生じているんではないかと感じております」「是非とも改善し、より良いものにしたいが故に、お時間をいただけませんか」
「率直にご意見をいただけませんか」
全てご自身から歩み寄って、お話をしてみたらいいんではないかなと、私は思います。
何よりも継続してくださって、お金を振り込んでくださってるっていう事に関して感謝をする。何よりも大事なことだと思うんですよね。
もっと良い作品を作りたいがゆえに、あえて懐に飛び込んでいく。その努力は是非ともしてもらいたいなと思います。
これは最後に私から、もしかしたら耳が痛いことに繋がっていくかもわかりませんが、すべては自分次第です。
全て問題は自分にあると捉えていただいて、自分自身が変わらない限り、相手は変わりません。
大切なことは「もしかしたらなんとかこの人をもっともっと成長してもらいたい」と思っている、そんなマインドでお付き合いしてくださってる。本当に奇跡のお客様もいますからね。
そこも含めて、本音・本心をお聞きになってみてはいかがでしょうか。
よろしくお願いします。
一箇所大切なところを読み間違えましたので、そこの部分をもう1回お話しさせていただきますね。
納品した結果、使わなかった作品についても制作費はいただいておりますので、っていうことであれば、これ私最初は頂いておりませんので、って読ませていただいたんですが、これが間違いでした。
納品した結果、使わなかった作品についても、制作費は頂いているって言う事であれば、より一層プロとしてこだわりをもって、率直にお客様に聞いたほうがいいと思います。
お金をもらってる以上は、より良いものを提供していくことが真のプロです。そのためには「自分に原因がある」って言うことが分かっているって言う事であれば、なお一層ご自身の自覚を胸に、先方に説いてみる方が良いと私は思います。
質問者さんが仰ってるように、私自身に原因があることは自覚している。先方が納得いく形で且つ、効果を発揮できる作品が作れていない。
意図をご理解いただくだけの説明ができていない。
ここ!ここですよ!
ここはどんなことがあっても、改善をしていきながら、さらにお客様のために良い作品を作り上げて下さいね。
見守っております。
心から応援しております。
ペンネーム:ゆうたさん 30代女性からです。
朝倉先生いつも素敵な配信をありがとうございます。
本日は一つ質問をさせてください。
それは責任の取り方についてです。
責任をとることとは辞めることなのか?
それとも成果が出るまでやり続けることなのか?
自分の答えがなかなか出ません。
朝倉先生のお考えをお聞かせください。
はい!ペンネームゆうたさん 30代女性からの質問です。
答えさせていただきます。
責任を取るっていう言葉は、これ物凄く重い言葉なんですね。
責任を持つ
責任がある
責任を取る
この最後の「責任を取るっていうのは、トップしかできないことである」と、ここは私は人生の大先輩から教わりました。
みんな責任を持たなくてはならない。
それぞれの責任がある。
立場による責任を持つ。
立場による責任がある。
立場によっての責任が取れるのは、最後は究極はトップしかないんだ!と
そういうことを教わって、私自信もこれは本当に心の中にしっかり受け止めております。
責任を取ることとは辞めることなのか?
辞めることではないです。
自分が出来る精一杯をやりきることです。
自分の出来る精一杯をやることこそが、自分の中での責任の取り方です。
人それぞれ置かれてる環境、立場もみんな違います。
ですが
与えられた課題
自分自身に課せられた任務
自分自身に求められている責務
これを最後まで全うすること、こそが責任をとるということではないでしょうか。
辞めることが責任を取るとは違うと思います。
それよりも何よりも、成果が出るまでやり続けることによって、一番得をするのは質問者さんです。
是非とも挑んでくださいね。
何か具体的な責任の取り方で「こういう時はどうすればいいでしょうか?」っていうことの具体的なことがあれば、より一層細かくアドバイスはできるんではないかなと思います。
責任を持つ
責任がある
責任を取る
責任を取るということは、辞めることだと私は思いません。
その時、自分自身に課せられた任務、責務を
いかに最後まで全うすることができるのか?
最後までやりきることができるのかやり抜くことができるのか?
ここに焦点を置いて、最後の最後まで諦めないでやり続けてみてください。
とはいえ、どうしても自分ではこれは無理だなと思うことが多々あった場合、これは上司に相談をする。
「最終的に責任が取れるのはトップしかない」っていうことを踏まえた上で、自分ができる精一杯は、やれるのではないかなと思います。
上司に相談をし、上司に答えを求めること。
上級上司にそれをあげてもらうこと。
最終的には経営トップに上がります。
自分の中でのやれるだけの精一杯を、是非とも行なっていただき、自分自身の責任の取り方、辞めることとは私は思いません。
これはあくまでも私の考えです。
質問はGoogleフォーム宛にお願いします。!
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