ものすごく暑い日が続いておりますが、皆さんお元気でお過ごしでしょうか。
私はもうここ最近、タクシードライバーの方に本当にいろんなことを教えてもらったり助けられたり、ありがたいなぁと思うことだらけです。
いやー、この暑さでタクシーに乗った瞬間に「本当に暑いですよねー」って話をしましたら、運転手さんが、
「お客さん、今、野鳥も飛んでいないですよ。スズメも葉っぱの中に隠れています。アリンコも出てきません。アリンコ出てきたら丸焼けになるから、やっぱりよくわかってますよ。この暑さは9月いっぱい続く、いや10月頭までは続きますよう」
という話の中で、その運転手さんは東北出身、仙台生まれの仙台育ちで、19歳の時に横浜にお見えになられて、なんだかんだ50年、東京でお過ごしだそうです。
そして仙台にお墓参りに行ったんですが、昨年行ってもめちゃくちゃ暑くて、もう墓参りに行って自分が死にそうだったから「もう9月に行こう」と言って9月に行ったら、9月に行ってもダメで、「今年は10月の頭ぐらいに行こうかな」なんて話をされておりました。
昨日乗せていただいたタクシードライバーの方は、私が午前中の企業研修を終え、午後1時からの打ち合わせにどうやっても間に合わないなという中で、一生懸命タクシーを拾ってたんですが、なかなかタクシーが来なくて。
あちこち動いた中でやっと見つけたタクシー、その1台のタクシーの運転手さんが私の動きをずっと見てまして、
「お客さん、ずっと僕のこの車に乗ろうとしてましたよね」
「はい、してました!ぜひよろしくお願いします!」
と言って乗った後、もう旧型のタクシーだから、もうめちゃくちゃ暑いわけですよ。クーラーが全然効かないんですね。ジャパンタクシーとは違って旧型のタクシー、全くクーラーが効かなくって、もう後ろで汗だくになって、
「マックスにしますね。もうこれ以上涼しくはならないですけど、大丈夫ですか。大丈夫ですか?」
って言われて、「大丈夫じゃないです」って言えないわけですよ。マックスですから。
もう何やっても暑くて、もう汗だらだらの中で、
「そして恐れ入りますが、高速道路使ってもらっていいですか。高速使うと何とか間に合うかも分かりません」
という話をしましたら、「分かりました」と言って高速乗ったら、見事に間に合いまして。1時からの打ち合わせに対して12時55分、「絶対12時55分まで到着しますから」という中で、12時55分ゆとりを持って到着することができました。
もう奇跡ですよ。
タクシードライバーの方にどれだけ助けられているのかと思いますね。
いやー本当に、も〜咳き込んだ時の喉飴をもらった、飴をもらった運転手さん。そして前回は人生相談を私がその恩返しでさせていただいた時のこと。
そして今日はこの暑さで「野鳥も飛んでいない、スズメも葉っぱの中で隠れている、アリンコも出てこない、丸焼きになる」っていう話も、面白おかしくいろんな話をしてくださる運転手さん。
昨日の運転手さんは本当にスーパースターだなと、もう本当にありがたいなと思いました。
タクシードライバーの皆さん、ありがとうございます。心よりお礼申し上げます。
Voicyリスナーの皆様、本日は8月1日、東京文京区にある林松院の本堂で、ある特別な語りの時間が開かれます。
タイトルは、『ある朝鮮人特攻兵の話』。
今回は女優であり、エッセイストでもある黒田福美さんが、たった一つの夢をきっかけに、30年近くの時をかけて歩んできた、祈りと記憶の物語をお話してくださいます。
夢の中で青年がこう語ったそうです。
「僕は朝鮮人だったのに、日本名で死んだことが、ただ一つの心残りなんです」
この言葉が、黒田さんの人生を動かしました。
歴史に埋もれていた、一人の命の声をどうにかして伝えたい。その思いが、国を越え、時代を越え、多くの人の心を動かし続けています。
今回は、その黒田福美さんが、元NHKアナウンサー村上信夫さんとともに、この物語を語ってくださいます。
私も、この話をぜひとも聞いてみたいと思います。
忘れてはならないことが確かにある。過去の歴史の中で、私も何回も、何回も何回も、鹿児島の知覧特攻平和会館に参りました。
第二次世界大戦末期、特攻隊として命を散らした若者たちの遺品や遺書を展示していらっしゃいます。
私が初めて訪れたのは2004年です。今から21年前の12月、初めて知覧特攻平和会館に行きました。その当時は1036人の兵士たちの遺品も、まだまだ完璧に揃っていないタイミング。そこから20年経って、本当にいろんな過去の歴史がきちっと残されるような形で、隊員たちの手紙、写真、遺書、心を打つ数々の資料が展示されています。
戦争の悲惨さと命の尊さを静かに伝えてくれるその場所。
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卓庚鉉タク ギョンヒョン(日本名: 光山 文博みつやま ふみひろ) |
黒田福美さんが関心を寄せた、光山文博(みつやま ふみひろ)さん。
実は私も知覧特攻平和会館にて、光山さんのお写真、並びに彼の存在を初めて知り、いろんなことを感じました。
その光山さんの夢を見られた黒田福美さんが、どのような形で心を動かされ、活動をし始めたのか。そして、本当にいろいろと大変なことがありながらも、活動をやめなかった。まさにそれが自分の使命「バイチャ」とおっしゃった、その思いはどこから来ているのか、今回、直接お聞きしてみたいなと思います。
Voicyリスナーの皆様、もしも8月1日、時間が取れるようであれば一緒にお話を聞いてみませんか。
リアルで黒田福美さんのお話をぜひとも聞いてみたいと思って、私もスケジュール調整をさせていただきました。8月1日、ぜひ一緒に聞ける人がいれば、お越しいただけると嬉しいです。
【イベント詳細】
日時: 8月1日(金)夜6時30分~8時
場所: 文京区 麟祥院(りんしょういん) 本堂
聴講料: 5,000円 東京都文京区湯島4-1-8
対談:
黒田福美さん(俳優・エッセイスト)
村上信夫さん(元NHKエグゼクティブアナウンサー)
テーマ: 戦後80年『ある朝鮮人特攻兵の話』