お申し込みはこちらから |
ペンネーム:匿名希望、30代女性からです。
朝倉先生、こんにちわ。
どうしても、先生のご意見、お考えをお聞ききたく、こちらに失礼します。
大きい夢がないといけないのでしょうか?
私は怠け癖や、サボり癖があります。
ですが、最近、こちらで朝倉先生や団員の皆様のお考えに触れ、変わりたいと思うようになりました。
せめてどこで誰にみられてもいいように、姿勢であったり、人として恥じるような行為はしないようにと、心がけています。
毎日、精進していきたい、と行動していますが、その先のビジョンがどうも思い描けません。
3年後、5年後、10年後。これをどうしても叶えたい、という夢が出てきません。
これは自分で自分のことを明確に決められない、甘さなのでしょうか。
ぜひ先生の忌憚のないご意見を伺えたら嬉しいです。どうぞよろしくお願いします。
ありがとうございます。
今頂いたこのメッセージにつきまして、私の考えを、この後チャプターを分けてお話しさせて頂きます。考になると嬉しいです。
質問者さんから頂いたこの質問に対して、私の考えをお話しさせて頂きます。
私は大きい夢がないといけないと言うことは絶対にないと思います。
誰しも怠け癖やサボり癖はあります。完璧な人なんかいません。だからこそ、自分を責める必要は全くなくって、夢が持てないから、そして3年後、5年後。10年後、なりたい自分が明確に描けないからダメだって言うことも全くないと思います。
ですが、例えば私が塾生たちに
「朝倉先生、夢を持つべきですか?」と聞かれたら、
「ないよりはあった方がいいです。」と答えます。
なぜならば、夢があるからこそ、その夢、
こうなりたいなぁ
あ〜なりたいなぁ
あんなところに行ってみたいなぁ
あんな方とお付き合いしてみたいなぁ
あ〜いうものを食べてみたいなぁ
あの作品に触れてみたいなぁ
あの人と是非とも食事してみたいなぁ
こう言う理想論って言うのは、やはりあっていいと思うんですね。それが実現するしないに関わらず、夢を持つ、夢を見るって言うことは、これは私は大切なことだと思っているんです。
いつかこうなりたい、
ああなりたい
あんなところに行ってみたい
あの人と会いたい
こう言うことをやってみたい
ああいうことをやってみたい
遠くに叶えたい夢、その夢がどう言うものであったとしても、その夢が大きい小さいは一切関係ないと思うんですね。ないよりもあった方がいいですよって言ったことは、その夢をまずは紙に書き出してみてください。そしてその夢に期日をつけてください。
夢に期日をつけた瞬間に、実は夢が目標に変わるんですって言うことを、これはよく講演会やセミナーでもお話をしておりました。
自分自身も振り返ってみた時、
30代で明確な夢があったのか?
明確な目標があったのか?
3年後、5年後10年後こう言う風に絶対になる!って言うような、明確なビジョンだとか、夢、目標があったわけではないんです。
30代、もとにかくがむしゃらに仕事をしました。
35歳、昨日「運を良くする10か条」ではないですが、35歳の時に、私がFAX通信で書いた原稿、そこもそうですが、自分自身が株で大失敗して4000万円の借金を抱え、もうがむしゃらに働いたタイミング。
朝の8時から夜の8時までは、教育会社で仕事。
9時から12時までは、有楽町でアルバイト。
土日は別の仕事。
この土日の別の仕事が投資クラブ「ひまわりの会」って言う、この会を運営してたんですね。トリプルワークをしながら、もとにかく借金返済するために朝から晩まで働きました。
寝る時間を惜しんで一生懸命働いて、最終的には体を壊してしまって肺炎になって、40度近い熱が2週間も続き、病院に行けって言われても行かなかった。
なぜ行かなかったのか?
お金がなかったから。
これは以前のVoicyでもお話をさせて頂きましたが、とにかくトリプルワークをしながら必死で働いてました。その時に、
3年後、自分が明確なビジョンがあったのか?
5年後、こう言う風になりたいって言う、理想的な目標があったのか?
10年後絶、対にこうなるって言うような鮮明な、ありたい姿があったのか?
て言うと、ありませんでした。
もうとにかく必死でした。毎日毎日生きるのに必死でした。
借金を返済するのに一生懸命でした。
そんな中、営業職に身を置いたって言うことも、本来営業職につきたかったわけではなく、10社に履歴書を送った中、9社は落ちて、最後に残った会社「講師募集!インストラクター募集!」の記事を見て、面接会場に行ったにもかかわらず「あなた、営業やりませんか?」って言う一言で、これを断ったら落ちるなと思って営業職に就いた。営業職に就けたおかげで毎日が出会いでした。毎日毎日お客様と新しい出会いがありました。
もう本来、緊張して引っ込み思案の私は、毎回毎回手足を震わせながら初回面談に挑みました。
それもこれも、お客様と会わなければ結果を出すことは不可能。
月間30件の新規面談は当たり前!
面談件数70件、70件面談を当たり前のようにこなし、お客様の命の時間を共有するにあたって、何をすれば一番喜んでもらえるのか?そんなことを考えながら、情報提供をさせて頂いたり、時にはサラリーマン川柳をお持ちして、
「お客様の朝礼のネタに使ってください!」
「朝倉さんが来ると朝礼のネタが増えるんだ!」って言うことをよく言ってくださいました。
何を言いたいかって言うと、その時、鮮明にビジョンだとか目標だとか、これから先どうなりたい!ああなりたい!と言うことが鮮明にあったわけではないです。
もう30代はとにかく32歳で離婚し、もうどん底になった35歳から這い上がるために懸命に生きてきた。もうそれしかなかったです。
だから、今目先のこと、目の前のことを、とにかく一生懸命がむしゃらに頑張っていく。そのプロセスを経て、最終的に「ああなりたい!」「こうなりたい!」って言う自分自身の姿が鮮明に描けるのではないでしょうか。
誰しもが怠け癖やサボり癖もあります。
まあいいか!って言うようなマインドにもなります。
ですが、20代30代は無理が効きます。
若い時の苦労は買ってでもしろって言われる所以は、やはり20代30代でどう言う経験を積むかによって、40代50代のあり方が変わります。
そして40代50代の過ごし方によって、60代以降が決まるんです。
ペンネーム匿名希望さん、是非今目の前にあること、自分自身に与えられた仕事を一生懸命やってみてください。毎日毎日一生懸命、目の前の仕事をコツコツと、大事なことは目の前の仕事に手を抜かないで、コツコツ積み上げていくこと。
成功の2つのコツはコツコツです。
毎日精進していきたい、そう思っているんであれば、是非とも目の前のことを全力投球で行ってみてください。きっと、目の前のことを一生懸命やってると、周囲の評価が変わります。
そして、周囲から引き上げられるようになります。
足を引っ張られるのではなく頭を引っ張られて、さらにより高い地位、任務を担ったり、ありたい姿、なりたい自分像がそこで明確になり、こうなりたい!ああなりたい!
そしてそれをさらに紙に書き出し、期日をつけ、優先順位をつけて行っていくことによって、それから3年後、5年後、10年後のありたい姿を描いていけばいいのではないかなと思います。
大きな夢を持たなくてはならないと言うこともありません。
ねばならないと言う思考は捨て、ぜひなりたい自分、こうなりたい!ああなりたい!こう言う風に自分もやってみたい!あんな人と会ってみたい!あそこにも行きたい!こう言うところを自分自身が活かしていきたい!
プラスのことをしっかり考えていきながら、理想的な自分の姿を一つずつ積み上げてみてください。
参考になればありがたいです。
お求めはこちら |